Lark Frontline とは — 店舗・工場・現場スタッフのDXをモバイル特化で実現する機能・料金・活用ガイド2026

Lark Frontline / 現場DX / ノンデスクワーカー 完全ガイド

Lark Frontline とは — 店舗・工場・現場スタッフのDXをモバイル特化で実現する機能・料金・活用ガイド2026

Lark Frontline って通常の Lark と何が違うの?」「店舗や工場のスタッフ全員にライセンスを配るとコストが重い。現場スタッフ向けの安いプランはないのか」「A2 と無印 Frontline があるらしいが、どっちを選べばいい?」— この 3 つに、他社まとめ記事ではなく Lark 公式ヘルプの一次情報だけで答えるのが本記事です。Lark Frontline とは何か → A2 と無印の違い → 使える/使えない機能 → 料金の考え方 → 現場での活用法までを一気通貫で整理し、多店舗・製造・飲食・建設の経営者が「現場スタッフをどこまで・いくらで巻き込めるか」を最短で判断できる状態にします。自社 EC 事業を Lark に集約し月 240 時間 → 24 時間(90% 削減)を実証した当社の実装知見も併記します。

所要 15 分 / 多店舗・製造・飲食・建設の経営者/情シス向け / 2026 年 7 月 26 日公開

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現場スタッフの多い会社ほど「全員に通常席を配るとコストが跳ね上がる」という悩みにぶつかります。ですが、現場の業務(連絡・シフト・点検・承認)だけなら Frontline や無料の標準機能で回せるケースも多い。「誰に通常席・誰に Frontline・どこは無料席で足りるか」— この線引きが決まれば、人数が増えても無理なく DX を広げられます。当社は群馬・前橋で自社 EC 事業を Lark に集約し 月 240 時間 → 24 時間(90% 削減)を実証した実体験から、貴社の職種構成を棚卸しした 「ライセンス配分マップ(Lark Docs)」を 60 分の無料相談でお渡しします。

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目次

この記事でわかること

  • Lark Frontline とは何か — 「現場スタッフ(ノンデスクワーカー)を Lark に巻き込む」ための専用ライセンスであること、そして単体では契約できない点
  • A2 と無印 Frontline の違い — PC/モバイル/Web 対応の「A2」と、モバイル専用の「無印 Frontline」、ビデオ会議・カレンダー・議事録の差を公式比較表で整理
  • 使える機能・使えない機能 — メッセージ・承認・Base・ビデオ会議・カレンダーなど、公式が明記する対応状況と利用制限の全リスト
  • 料金の考え方 — Frontline は Pro/Enterprise の別途購入アドオンで公開価格がなく「要問い合わせ」であること、通常席との使い分けでコストを抑える設計思想
  • 店舗・工場・飲食・建設での活用法と、導入前に必ず押さえる 3 つの注意点

目次

  1. 結論 — Frontline は「現場スタッフを絞り込んだ機能で巻き込む」専用ライセンス。単体契約は不可
  2. Lark Frontline とは — ノンデスクワーカー DX の背景と製品の位置づけ
  3. A2 と無印 Frontline の違い — 公式比較でわかる 3 つの分岐点
  4. 使える機能・使えない機能 — 公式の対応状況と利用制限の全リスト
  5. 料金の考え方 — 別途購入アドオンと「通常席との使い分け」設計
  6. 現場での活用法 — 多店舗・製造・飲食・建設の 4 パターン
  7. 自社 EC 事例 — 現場を巻き込む「席の設計」が定着を決める
  8. 導入前に押さえる 3 つの注意点
  9. よくある質問(FAQ)
  10. まとめ — まず「誰にどの席を配るか」を 1 枚の表にすることから

結論 — Frontline は「現場スタッフを絞り込んだ機能で巻き込む」専用ライセンス。単体契約は不可

結論を先に述べます。Lark Frontline は、店舗・工場・倉庫・建設現場などで働くノンデスクワーカー(現場スタッフ)を、機能を現場業務に絞ったライセンスで Lark に巻き込むための専用プランです。Lark 公式ヘルプは Frontline A2 を「現場で働く従業員向けに開発された製品」と定義しています(出典: Lark Frontline A2 と Lark Frontline の紹介(公式ヘルプ))。

ここで中小企業が最初に押さえるべき最重要ポイントが 2 つあります。第一に、Frontline は単体では契約できません。公式ヘルプは「Lark Frontline A2 は Lark Pro プランまたは Enterprise プランとあわせて別途購入が必要です」と明記しています。つまり、事務・管理部門などが通常の Pro/Enterprise を契約している法人が、現場スタッフ分を追加で買い足す「アドオン」という位置づけです。第二に、Frontline には「A2(PC・モバイル・Web 対応)」と「無印 Frontline(モバイル専用)」の 2 種類があり、使える機能が異なります。この 2 点を理解すれば、後述の料金・活用の判断がそのまま読めます。

なぜ今この整理が必要か。中小企業白書が繰り返し指摘するとおり、中小企業の DX が進まない最大の要因は「人手不足で着手できない」こと。民間調査(Gron 2026)では DX の失敗率は 64% にのぼり、中小企業の DX 実施率は わずか 4.6% にとどまるとされます(DX 推進の全体動向は IPA「DX 動向」も参照)。とりわけ現場スタッフの多い業種では、「PC を持たない従業員をどう巻き込むか」で DX が止まりがちです。全員に通常ライセンスを配ればコストが重く、配らなければ現場が情報から取り残される——この「巻き込みのコスト問題」を解くのが Frontlineです。以下、Frontline とは → A2 と無印の違い → 機能 → 料金 → 活用の順に具体化します。

読み方のポイント: 本記事は「Frontline そのものの解説(とは・違い・機能・料金)」に特化した基礎ガイドです。現場業務を実際にどう仕組み化するかは、業種別の実装記事—多店舗運営の店舗オペレーション統合飲食店の HACCP ペーパーレス化製造業の工程管理—を合わせて読むと「席の設計 → 現場の仕組み化」が一通りそろいます。

Lark Frontline とは — ノンデスクワーカー DX の背景と製品の位置づけ

ひとことで言えば、Frontline は「現場スタッフに必要な機能だけを持たせた Lark の席(ライセンス)」です。デスクワーカー向けの通常ライセンスがドキュメント作成やビデオ会議をフルに使える一方、現場スタッフに本当に必要なのは「連絡(メッセージ)」「シフト・マニュアルの閲覧」「点検報告(承認・フォーム)」「勤怠」といった限られた機能であることが多い。Frontline はそこに機能を絞り、現場を Lark に組み込みやすくします。

なぜ「現場スタッフ専用の席」が必要なのか。日本の中小企業の多くは、製造・小売・飲食・建設・介護など、従業員の大半が PC の前に座らない「ノンデスクワーカー」で構成される業種です。こうした職場では、連絡が紙・電話・LINE・ホワイトボードに分散し、本部からの通達が末端まで届かない、点検記録が紙のまま埋もれる、といった課題が慢性化します。DX を進めようにも、「事務職 5 人はツールを使えるが、現場 30 人をどう巻き込むか」で必ず止まる。Frontline は、この現場側 30 人を、機能を絞った専用ライセンスで Lark に取り込むための仕組みです。

重要なのは、Frontline は通常ライセンスの「劣化版」ではなく、現場業務に最適化した「別体系の席」だということ。連絡・承認・ワークプレイス(社内アプリ)・メール・翻訳などは制限なしで使えます。一方で、ドキュメントの大量作成や長時間のビデオ会議など、現場スタッフが日常的には使わない機能に上限が設けられています。次章で、その「使える/使えない」の線引きを公式情報どおりに整理します。

A2 と無印 Frontline の違い — 公式比較でわかる 3 つの分岐点

結論として、迷ったら「PC も使う現場なら A2、スマホだけの現場なら無印 Frontline」が基本の分かれ道です。公式ヘルプの FAQ は「Lark Frontline A2 と Lark Frontline の最大の違いは、Lark Frontline はモバイル端末でのみ利用できるのに対し、Lark Frontline A2 はモバイル版・デスクトップ版・ウェブ版に対応している点」と明記しています。両者の差を、実務に効く 3 つの分岐点に絞って比較したのが次の表です。

分岐点 Lark Frontline A2 Lark Frontline(無印)
対応デバイス モバイル・PC・Web モバイルのみ
ビデオ会議の同時参加 最大 25 人 最大 50 人
議事録(Minutes)の作成 閲覧のみ(作成不可) 録画・録音での作成に対応
カレンダーの予定作成 不可(閲覧・編集・参加は可) 作成・閲覧・編集に対応
Docs の月間作成上限 1 人あたり月 3 回 上限の明記なし

出典: Lark Frontline A2 と Lark Frontline の紹介(公式ヘルプ・2026 年 7 月 26 日確認)

一見すると「無印 Frontline の方がビデオ会議も議事録も予定作成もできて上位では?」と読めますが、そうではありません。無印 Frontline は「モバイル専用」という強い制約があり、PC やブラウザからは一切使えません。スマホだけで完結する現場(配送・警備・清掃・イベント運営など)には無印が向きますが、店舗のバックヤード PC や工場の共用端末からも Lark を開きたいなら A2 一択です。多くの中小企業の現場は「共用 PC も少しは使う」ため、実務では A2 を選ぶケースが多くなります。逆に、会議を主催してその場で録画議事録を残す運用が現場側にも必要なら、無印のほうが要件に合うこともあります。自社の現場が「どのデバイスで・何をするか」を洗い出してから選ぶのが失敗しないコツです。

使える機能・使えない機能 — 公式の対応状況と利用制限の全リスト

結論として、Frontline は「連絡・報告・閲覧」は制限なし、「作成・長時間利用」に上限、という設計です。以下は Frontline A2 について公式ヘルプが機能ごとに定める対応状況と利用制限を、そのまま整理したものです(無印 Frontline は前章の 3 分岐点を除きおおむね同等)。

機能 対応状況 利用制限
メッセージ 日常業務のコミュニケーション・コラボレーションに対応 なし
Docs(ドキュメント/シート/Base 等) 作成・閲覧・編集に対応。Base はビューの作成・閲覧も可。Word/PDF エクスポート可 1 人あたり月 3 回まで作成/Base の高度な権限は非対応/Base 1 テーブル最大 2,000 行
ビデオ会議 開始・参加に対応。Minutes の閲覧に対応 同時最大 25 人/1 回 60 分/月合計 120 分/議事録の録画・録音作成は非対応
カレンダー 閲覧・編集・他者予定への参加に対応 予定の作成は非対応
メール 送受信に対応 なし
ワークプレイス(社内アプリ) 法人アプリへのアクセス・利用に対応 なし
承認 申請の送信・閲覧、添付アップロード、印刷に対応 なし
ヘルプデスク ヘルプデスクでの問い合わせに対応 なし
検索 メッセージ・ドキュメント・予定・メール・グループ・アプリの検索に対応 なし
翻訳 メッセージ・ドキュメント・Minutes・メール・会議字幕の翻訳に対応 なし

出典: Lark Frontline A2 と Lark Frontline の紹介(公式ヘルプ・2026 年 7 月 26 日確認)

この表から中小企業向けに読み取れる要点は 3 つです。第一に、現場業務の中心である「連絡・承認・社内アプリ・翻訳」は一切制限がない点。シフト連絡・作業報告・日報承認・多国籍スタッフとの翻訳コミュニケーションは、Frontline でフルに回せます。第二に、Base(データベース)はビューの閲覧と編集ができる点。つまり本部が作った点検チェックや受発注の Base に、現場スタッフがデータを入力する使い方は問題なく成立します(1 テーブル 2,000 行の上限には注意)。第三に、ビデオ会議は「短時間の参加」向けで、月 120 分・1 回 60 分の上限があるため、現場スタッフが長時間会議を主催する運用には向きません。要するに Frontline は、「現場が情報を受け取り、報告し、承認を回す」用途に最適化されています。

💡 中間 CTA: 「うちの現場業務が Frontline の制限内で回るか」を 60 分で判定したい方は、無料相談でライセンス配分マップをお渡しします。現場データを扱う Base の設計は Lark Base 業務システム構築サービス、導入全体の伴走は Lark 導入支援サービス をご覧ください。

料金の考え方 — 別途購入アドオンと「通常席との使い分け」設計

結論として、Lark Frontline は日本語の公式プランページに公開価格を掲げておらず、価格は「要お問い合わせ(個別見積)」です。前述のとおり Frontline は Lark Pro または Enterprise とあわせて別途購入するアドオンで、実際の単価はカスタマーサポートやデジタルコンサルタント経由での見積もりになります。本記事では公式に公開価格が存在しないため、Frontline の具体的な金額は断定しません(他社まとめ記事が挙げる金額は出典不明のものが多く、鵜呑みは危険です)。

価格が非公開でも、コスト設計の「考え方」ははっきりしています。それは「全員に同じ席を配らない」こと。Lark の通常ライセンスは、Starter が 20 名まで無料(2025 年 3 月 1 日の改定で 50 名から縮小)、Pro が 1 名あたり月額 ¥1,420(税抜・年払い)、Enterprise は公式日本語ページ上で公開価格がなく「要お問い合わせ」です(出典: Lark 公式料金ページ・2026 年 7 月 26 日確認)。仮に従業員 40 名のうち事務・管理が 10 名、現場スタッフが 30 名だとすると、全員に Pro を配れば ¥1,420 × 40 = 月額 ¥56,800。しかし、フルに機能を使う 10 名だけ Pro とし、現場 30 名は機能を絞った Frontline にすれば、「現場 30 名分を通常席より抑えたコストで巻き込む」設計が成立します(Frontline 分の金額は個別見積のため、実額は要問い合わせ)。プラン全体の考え方は Lark 料金 完全ガイド2026 に詳しくまとめています。

もう 1 つ、コスト計算で見落としてはいけない公式の注意点があります。「Frontline の購入により、法人のストレージ容量やビデオ会議の使用時間などの利用量が増えることはない。Frontline を利用するメンバーは、法人の各機能の利用量を消費する」という点です。つまり、Frontline 席を増やしても会社全体のストレージ枠やビデオ会議の合計時間枠は増えず、現場スタッフはその共有枠を食う側になります。人数が多い現場では、親プラン(Pro/Enterprise)側の容量に余裕があるかを併せて確認しておく必要があります。

現場での活用法 — 多店舗・製造・飲食・建設の 4 パターン

結論として、Frontline が最も効くのは 「本部で作った仕組みに、現場スタッフがスマホから参加する」構図です。当社が支援・検証してきた業種別に、典型的な活用パターンを 4 つ挙げます。いずれも「連絡・報告・承認・閲覧」という Frontline の得意領域に収まります。

① 多店舗小売・サービス — シフト・マニュアル・本部通達を全店に届ける

複数店舗を運営する会社では、本部から各店への連絡が LINE グループや電話に分散し、既読管理も通達の徹底もできないのが典型的な悩みです。Frontline なら、店舗スタッフ全員を Lark に入れ、本部通達をメッセージで一斉配信・既読確認、シフト表や接客マニュアルを Docs で共有、日報や欠員報告を承認フローで回す運用が組めます。具体的な店舗オペレーション統合の実装は 多店舗運営の中小企業が Lark で実現する店舗オペレーション統合 で詳説しています。

② 製造業 — 工程・不良報告・設備点検を現場から入力する

工場の現場スタッフに Frontline を配れば、本部が Base で作った工程管理表や不良報告フォームに、現場からスマホや共用端末で直接入力できます。Base のビュー閲覧・編集は Frontline でも対応しているため、「紙で書いて後で事務が転記」という二度手間を消せます。工程管理の作り込み方は Lark を製造業の工程管理に使う(群馬の中小製造業 導入事例) にまとめています。

③ 飲食 — HACCP 記録・清掃チェック・受発注をペーパーレスに

飲食店では、温度点検・清掃チェック・衛生記録といった HACCP 対応の紙作業が現場の負担になっています。店舗スタッフを Frontline で Lark に入れ、点検フォームへの入力と店長承認を Lark 上で完結させれば、記録の紛失や記入漏れを防ぎつつペーパーレス化できます。実装手順は 飲食店の HACCP 記録・衛生管理を Lark Base でペーパーレス化 を参照してください。

④ 建設・工事 — 現場写真・日報・原価情報を事務所と共有する

建設・工務店では、複数の工事現場と事務所が物理的に離れており、日報・写真・原価情報の共有が遅れがちです。職人・現場監督に Frontline を配れば、現場写真の共有、日報の提出、原価に関わる承認申請をその場で回せます。工事管理・原価管理の一元化は Lark 建設業 工事管理・原価管理を一元化する完全ガイド で扱っています。業種横断の成果・失敗事例は Lark 導入事例まとめ(業種別ガイド) にまとめました。

自社 EC 事例 — 現場を巻き込む「席の設計」が定着を決める

当社アウフヘーベンジャパンは、群馬・前橋で自社 EC 事業を運営しており、その業務を Lark に集約することで 月 240 時間 → 24 時間(90% 削減)を実証しました。この経験から断言できるのは、DX の定着を左右するのは機能の多さではなく「誰にどの席を配るか」の設計だということです。

私たちの現場(出荷・検品・在庫)でも当初は「全員に同じ席を配るべきか」で迷いました。ですが実際にやってみると、フルに文書作成や会議主催をするのは企画・受注の一部メンバーだけで、出荷・検品スタッフに必要なのは 「本部からの指示を受け取る」「検品結果を Base に入力する」「異常を承認フローで上げる」という限られた動作でした。この構造は、まさに Frontline が想定する現場の使い方と一致します。機能を絞った席を現場に配ることは、コスト削減であると同時に「現場が迷わない」という定着効果を生みます。使える機能が多すぎると、現場スタッフは「自分は何を使えばいいのか」で迷い、結局使われないからです。

Lark の自動化・データベースがなぜ中小企業の業務効率をここまで変えるのかは Lark Base が中小企業の業務効率を変える 3 つの理由 に、現場を含めた全社 DX を 90 日で軌道に乗せる進め方は 中小企業の DX を 90 日で軌道に乗せる実践ロードマップ にまとめています。ツール選定に迷う場合は Lark vs kintone 徹底比較 も判断材料になります。

導入前に押さえる 3 つの注意点

Frontline は現場 DX の強力な選択肢ですが、導入前に必ず確認すべき点が 3 つあります。いずれも公式情報に基づく、後から効いてくる論点です。

注意点① 単体では契約できない — 必ず Pro/Enterprise が前提

繰り返しになりますが、Frontline は Pro または Enterprise の「別途購入アドオン」です。「現場だけ Frontline で安く始める」はできません。まず事務・管理部門などが通常プランを契約し、その上に現場分を積む構造になります。少人数で全員が現場スタッフという会社の場合は、Frontline ではなく Starter(20 名まで無料)や Pro をそのまま使うほうが素直なケースもあります。

注意点② 会社全体の共有枠を消費する — 容量とビデオ会議枠に注意

公式が明記するとおり、Frontline 席を増やしても法人のストレージ枠やビデオ会議の合計時間枠は増えません。現場スタッフはその共有枠を消費します。人数の多い現場を一気に Frontline で巻き込む場合、親プラン側の容量に余裕があるかを事前に確認してください。

注意点③ A2 と無印で「できること」が違う — 現場のデバイスから逆算する

A2(PC/モバイル/Web)と無印 Frontline(モバイルのみ)は、ビデオ会議の人数・議事録作成・カレンダーの予定作成・Docs 作成上限が異なります。「現場がどのデバイスで何をするか」から逆算して選ばないと、後で『PC から開けない』『予定が作れない』といった想定外にぶつかります。共用 PC を使う現場なら A2、完全にスマホ完結なら無印、というのが基本の目安です。判断に迷う場合は、次の無料相談で自社の職種構成に合わせた席の配分をご提案します。

よくある質問(FAQ)

Q1. Lark Frontline とは何ですか?一言で言うと?

A. 店舗・工場・現場スタッフ(ノンデスクワーカー)を、機能を現場業務に絞ったライセンスで Lark に巻き込むための専用プランです。公式ヘルプは「現場で働く従業員向けに開発された製品」と定義しています。連絡・承認・社内アプリ・翻訳は制限なく使え、ドキュメント作成やビデオ会議には上限があります。

Q2. Frontline だけを単体で契約できますか?

A. できません。公式ヘルプは「Lark Frontline A2 は Lark Pro プランまたは Enterprise プランとあわせて別途購入が必要」と明記しています。まず事務・管理部門などが通常プランを契約し、その上に現場スタッフ分を追加購入するアドオン方式です。

Q3. Frontline の料金はいくらですか?

A. 日本語の公式プランページに公開価格は掲示されておらず、価格は「要お問い合わせ(個別見積)」です。実額はカスタマーサポートまたはデジタルコンサルタント経由の見積もりになります。参考として Lark 本体は Starter(20 名まで無料)/Pro(1 名 月額 ¥1,420・税抜年払い)/Enterprise(要問い合わせ)です。出典不明の金額を掲げる他社記事は鵜呑みにしないことをおすすめします。

Q4. A2 と無印 Frontline はどちらを選べばいいですか?

A. 共用 PC やブラウザからも使う現場なら「A2(モバイル・PC・Web 対応)」、完全にスマホだけで完結する現場なら「無印 Frontline(モバイル専用)」が目安です。無印はビデオ会議 50 人・議事録の録画作成・予定作成に対応する一方、PC からは一切使えません。A2 はデバイスの自由度が高い代わりに、議事録作成不可・予定作成不可・Docs 月 3 回などの制限があります。

Q5. 現場スタッフに Frontline を配れば、Base への入力はできますか?

A. できます。Frontline は Base のビューの作成・閲覧・編集に対応しているため、本部が作った点検チェックや工程管理・受発注の Base に、現場スタッフがスマホや共用端末から直接データを入力する使い方が成立します。ただし Base の高度な権限設定は非対応、1 テーブル最大 2,000 行という上限がある点には注意してください。

まとめ — まず「誰にどの席を配るか」を 1 枚の表にすることから

結論を改めて。Lark Frontline は、店舗・工場・現場スタッフを機能を絞ったライセンスで Lark に巻き込む専用プランです。単体契約は不可(Pro/Enterprise の別途購入アドオン)、公開価格はなく要問い合わせ、A2(PC/モバイル/Web)と無印(モバイル専用)で使える機能が異なる——この 3 点が判断の核心です。連絡・承認・社内アプリ・翻訳は制限なし、ドキュメント作成とビデオ会議には上限、という設計で、「現場が情報を受け取り、報告し、承認を回す」用途に最適化されています。

そして中小企業にとって最重要なのは、全員に同じ席を配らないこと。フルに機能を使うデスクワーカーは通常席、現場スタッフは Frontline、というように職種で席を分ければ、人数が増えても無理なく Lark を全社に広げられます。当社は群馬・前橋で自社 EC 事業を Lark に集約し月 240 時間 → 24 時間(90% 削減)を実証した実体験から、この「席の設計」から伴走します。

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本サイトは アウフヘーベンジャパン株式会社 が運営しています。

Lark および Lark Frontline は ByteDance Ltd. の製品・登録商標です。当社は Lark の導入を支援する独立した第三者コンサルティング事業者であり、ByteDance 社の公式機関ではありません。kintone はサイボウズ株式会社の商標です。本記事中の Lark・Lark Frontline の機能/制限/料金に関する情報は、2026 年 7 月 26 日時点で Lark が公開している公式ヘルプおよび料金ページに基づいています。Frontline の提供機能・制限・料金は変更される場合があり、価格は個別見積のため、最新情報は各公式ページおよび Lark カスタマーサポートでご確認ください。

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