動物病院のDX2026 — 予約・電話対応・ワクチン/フィラリア再来を Lark で回す小規模クリニック実装ガイド

業種別DX / 動物病院・ペットクリニック / 予約・再来・記録の一元化

動物病院のDX2026 — 予約・電話対応・ワクチン/フィラリア再来を Lark で回す小規模クリニックの実装ガイド

獣医師1〜3名の小規模な動物病院ほど、診察・電話・会計・飼い主対応を少人数で同時にさばく構造になっています。電話が鳴るたびに診察の手が止まり、ワクチンやフィラリアの再来案内は「気づいた人が手書きハガキ」、カルテは専用システム・予約はノート・飼い主連絡はLINE個人アカウント——と情報が分断しているのが典型です。

本記事は、専用の動物病院向け電子カルテ(レセコン)はそのまま活かしつつ、その周辺にある「予約受付・電話削減・再来リマインド・飼い主台帳・スタッフ連絡」を Lark Base と自動化で仕組み化する最小構成を、小規模クリニックの実装目線で解説します。

所要 13 分 / 獣医師1〜5名規模の動物病院の院長・事務長向け / 2026 年 10 月 19 日公開

「電話対応と再来案内に追われている」を60分で棚卸しする無料相談

動物病院のDXでいちばん効果が出やすいのは、派手な新システムの導入ではなく「電話を減らす仕組み」と「再来(ワクチン/フィラリア/健診)の取りこぼしをなくす仕組み」です。無料相談(60分)では、御院の1日の業務フローと今お使いの電子カルテ・予約手段をヒアリングし、どの業務をLarkに載せ、どこは専用カルテに残すかの切り分け図(A4一枚)と、飼い主台帳×再来リマインドの最小構成案をお渡しします。

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目次

この記事でわかること

  • 動物病院の現場で起きている3つの詰まり — 予約・電話の集中、再来(ワクチン/フィラリア/健診)の取りこぼし、記録と連絡の分断を、ペット市場のデータとともに整理
  • 専用電子カルテとLarkの役割分担 — カルテ・レセプトは専用システムに残し、Larkは「予約・受付・連絡・再来管理」という周辺業務を担う切り分けの考え方
  • Larkで仕組み化する最小構成 — 飼い主・動物台帳 / 予約・受付管理 / 再来リマインド の3テーブル+問診フォーム+自動通知の具体設計
  • 再来リマインド自動化がLTVに直結する理由 — 「次回の狂犬病・混合ワクチン・フィラリア予防」を取りこぼさない仕組みが、動物病院の経営を安定させる
  • スモールスタートの導入ステップと費用 — 20名まで無料で始められるプランの範囲と、どこから着手すれば失敗しないか
  • 自社EC事業で 月240時間→24時間(-90%) を実証した「台帳×リマインド×承認」の型を、動物病院向けに読み替える方法

目次

  1. 結論 — 「電子カルテの置き換え」ではなく「周辺業務の一元化」から始める
  2. 動物病院の現場で起きている3つの詰まり(予約・電話 / 再来 / 記録の分断)
  3. 専用電子カルテとLarkの役割分担 — どこを残し、どこをLarkに載せるか
  4. Lark で仕組み化 — 飼い主台帳・予約受付・再来リマインドを1つの箱に
  5. 導入ステップと費用 — 20名まで無料でスモールスタート
  6. 自社事例 — 240h→24h の実証と「再来リマインド」への横展開
  7. 今からやるアクションプラン(動物病院DXチェックリスト)
  8. よくある質問(FAQ)
  9. まとめ

結論 — 「電子カルテの置き換え」ではなく「周辺業務の一元化」から始める

結論: 動物病院のDXは、専用の電子カルテ・レセコンを無理に置き換えようとすると必ず失敗します。カルテ・会計・レセプトは専用システムに残したまま、その周辺にある「予約受付・電話削減・再来リマインド・飼い主台帳・スタッフ連絡」を Lark Base と自動化に集約するのが、小規模クリニックにとって最短で効果が出る進め方です。20名までは無料の Starter プランの範囲で始められ、専用システムを追加契約せずに着手できます。

まず市場環境を押さえます。ペットフード協会の調査では、2024年の全国の飼育頭数は犬679.6万頭・猫915.5万頭で、犬猫あわせて約1,595万頭。1か月あたりの平均支出は犬16,198円・猫11,004円と、ペットへの支出は底堅く推移しています(出典: 一般社団法人ペットフード協会「2024年 全国犬猫飼育実態調査」、2026年10月当社確認)。受け皿となる小動物の診療施設も全国に1万2千を超え、この20年で約4割増えています(出典: 農林水産省「飼育動物診療施設の開設届出状況」、2026年10月当社確認)。つまり動物病院は、需要が安定している一方で施設間の競争が進み、「飼い主にどれだけ丁寧に・取りこぼしなく向き合えるか」が選ばれる理由になる局面に入っています。

ところが現場の人手は限られています。中小企業全体を見ても、デジタル化に取り組む際の課題として「IT人材の不足」「DXを推進する人材の不足」「予算確保の難しさ」が上位に並び、DXに取組済み・検討中の企業は約42.0%にとどまります(出典: 中小企業庁「2024年版中小企業白書」DX節、2026年10月当社確認)。獣医療は少人数で診療とバックオフィスを兼務する典型的な現場であり、「専任のIT担当を置く」のは現実的ではありません。だからこそ、いま使っている道具は極力残し、分断している情報だけを1か所に束ねるという発想が要になります。

この記事では、その「束ね方」を具体的に設計します。業種別のDX実装の考え方は、同じく予約・電話・カルテ記録が詰まりやすい歯科医院・クリニックのDX2026や整骨院・接骨院のDX2026とも共通するため、あわせて読むと設計の勘所が立体的に見えます。

動物病院の現場で起きている3つの詰まり(予約・電話 / 再来 / 記録の分断)

結論: 小規模な動物病院の非効率は、ほぼ「①予約・電話の集中」「②再来(ワクチン/フィラリア/健診)の取りこぼし」「③記録と連絡の分断」の3つに集約されます。いずれも診療の質そのものではなく、診療の“周辺”で起きている詰まりであり、仕組みで解けるタイプの問題です。

詰まり① 予約・電話の集中 — 受付が「電話番」になっている

診察時間帯に電話が集中し、受付スタッフが応対に追われて目の前の飼い主の会計や案内が止まる——動物病院で最もよく見る光景です。電話の内容は「予約を取りたい」「今日は混んでいますか」「ワクチンの時期ですか」といった、定型的で、本来は電話でなくても解決できる問い合わせが大半を占めます。Web予約と予約状況の可視化、よくある質問の事前提示で、この電話量はかなり削減できます。固定電話中心の運用から脱したいクリニックは、美容室・サロンのDX2026で扱った「予約導線の一本化」の考え方がそのまま応用できます。

詰まり② 再来の取りこぼし — ワクチン・フィラリアは「毎年必ず来る需要」なのに取りこぼす

動物病院の経営を安定させる最大のポイントが、ここです。狂犬病予防注射・混合ワクチン・フィラリア予防・ノミダニ予防・各種健診は、一度来院した飼い主に毎年必ず発生する再来需要です。にもかかわらず、「前回いつ何を接種したか」「次はいつ案内すべきか」を手作業の台帳や記憶に頼っていると、案内が漏れた飼い主は他院に流れたり、予防そのものを忘れたりします。これは売上の問題であると同時に、動物の健康を守る動物病院の社会的役割の問題でもあります。来院日・処置内容から次回案内日を自動計算し、適切なタイミングで通知する仕組みがあれば、取りこぼしは構造的に減らせます。

詰まり③ 記録と連絡の分断 — カルテ・予約・飼い主連絡がバラバラ

多くの動物病院では、診療記録は専用の電子カルテ、予約は紙のノートかホワイトボード、飼い主への連絡は院長個人のLINEや電話、スタッフ間の申し送りは口頭や付箋、という具合に情報が分断しています。この状態だと「あの子の飼い主さんの連絡先は?」「次回の検査の申し送りは?」を毎回探すことになり、スタッフが変わると引き継ぎが途切れます。記録を1か所に集めることの効果は、調剤薬局のDX2026の服薬フォローアップ記録の一元化と同じ構造です。

専用電子カルテとLarkの役割分担 — どこを残し、どこをLarkに載せるか

結論: 診療記録・画像・処方・レセプト請求は専門性が高く、動物病院向けの専用電子カルテ/レセコンに残すのが正解です。Larkが担うのは、その“前後”にある予約・受付・飼い主台帳・再来リマインド・スタッフ連絡という「周辺業務」。両者は競合せず、むしろ専用カルテの外側でバラバラだった情報をLarkが束ねることで、全体の流れがつながります。

切り分けの基本方針を表に整理します。「置き換える」のではなく「補完する」という発想が、現場の抵抗を最小化し、導入を成功させる鍵です。

業務領域 担う道具 理由
診療記録・検査画像・処方・レセプト請求 専用電子カルテ/レセコン(継続) 獣医療特有の項目・保険請求に最適化されており、置き換えリスクが高い
Web予約受付・予約状況の可視化 Lark(フォーム+Base) 電話集中を減らし、空き枠を飼い主・スタッフ双方から見えるようにする
飼い主・動物の連絡先台帳 Lark Base 連絡と再来案内に使う最小限の情報を、スタッフ全員が追える場所に
再来リマインド(ワクチン/フィラリア/健診) Lark(Base+自動化) 来院日と処置から次回案内日を自動計算し、担当者に通知
スタッフ間の申し送り・シフト・業務連絡 Lark(チャット+カレンダー) 口頭・付箋をなくし、引き継ぎを記録として残す

ここで注意したいのは、飼い主の個人情報や動物の診療情報を扱う以上、アクセス権限の設計が前提になることです。Lark Base はテーブル・レコード・フィールド単位で閲覧/編集権限を細かく設定できるため、「受付は連絡先と予約だけ、診療情報は獣医師のみ」といった分離が可能です。グループウェアを機能面で比較検討したい場合はLark vs kintone 徹底比較、Microsoft環境との比較はLark vs Microsoft Teams 比較もご覧ください。

「今の電子カルテは残したい。でも予約と再来案内だけ何とかしたい」も大歓迎です

動物病院のDXは「全部入れ替え」である必要はありません。無料相談(60分)では、御院が今お使いの電子カルテ・レセコン・予約手段をそのまま前提に、Larkで補完すべき周辺業務だけを切り出した最小構成をご提案します。後述する3テーブル+自動化ルールの構成なら、構築は半日〜1日が当社の設計上の目安です。

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Lark で仕組み化 — 飼い主台帳・予約受付・再来リマインドを1つの箱に

結論: 動物病院の周辺業務は「飼い主・動物台帳」「予約・受付管理」「再来リマインド」の3テーブルに分解でき、そこにWeb問診・予約フォームと自動通知を組み合わせるだけで、電話削減と再来取りこぼし防止の仕組みが完成します。いずれも Lark の標準機能(Base・フォーム・承認・リマインド・カレンダー)で構成でき、専用の予約SaaSやリマインドツールを別契約する必要はありません。

当社がEC業務で実証した「台帳×リマインド×承認」の型を、動物病院向けに設計し直した最小構成を紹介します。Lark Base の基本的な考え方はLark Base が中小企業の業務効率を変える3つの理由で詳しく解説しています。

テーブル1: 飼い主・動物台帳

  • フィールド — 飼い主名 / 連絡先(電話・メール) / 動物名 / 種類(犬・猫等) / 品種 / 生年月 / 体重 / 専用カルテのID(突合用) / 既往・アレルギー等の注意 / 直近来院日 / 次回案内予定
  • 役割 — 診療情報の本体は専用カルテに置き、Lark側には「連絡と再来案内に必要な最小限」だけを持つ。カルテIDを控えておけば、電話問い合わせ時にすぐ本体を参照できる
  • 権限 — 受付スタッフは連絡先・予約のみ、注意事項や診療メモは獣医師のみ閲覧、といったフィールド単位の権限分離を設定

テーブル2: 予約・受付管理

  • LarkフォームでWeb予約を受け付け、そのままBaseに蓄積。診療内容(ワクチン・健診・体調不良・トリミング等)、希望日時、飼い主・動物を選択式で入力してもらい、来院前に主訴を把握できるようにする
  • カレンダー連携で、予約を院内の共有カレンダーに自動反映。空き枠・混雑状況をスタッフ全員がリアルタイムで共有し、電話での「今日は空いていますか」を減らす
  • Lark承認/通知で、新規予約が入ったら受付チャットへ自動通知。当日分の予約一覧をビューで朝礼時に全員が確認

テーブル3: 再来(ワクチン/フィラリア/健診)リマインド

  • 自動計算フィールド — 来院日と処置内容から「次回案内予定日」を数式で自動算出(例: 狂犬病・混合ワクチンは接種日の約1年後、フィラリア予防はシーズン前、健診は年1回)。手計算や記憶に頼らない
  • 自動リマインド — 「次回案内予定日の◯日前」に担当スタッフへ通知を飛ばし、飼い主への案内(電話・メール・ハガキ等)を促す。案内済みフラグが立たないレコードは期日前に再通知
  • ビュー — 「今月案内が必要な子」「フィラリアシーズンの対象」「1年以上来院のない子(失客候補)」をフィルタで常時可視化

この構成の価値は、再来案内という動物病院の生命線が、担当者の記憶ではなく仕組みで回るようになる点にあります。スタッフが入れ替わっても、産休・急な欠勤があっても、案内の抜けが起きにくくなる。さらに、どの飼い主がどの予防を受けているか・来院が途絶えている子は誰かが一目で見えるため、法対応や売上管理のためだけでなく、動物の健康を守る「見守り台帳」として機能します。この「台帳が経営ダッシュボードになる」効果は、他業種の事例をまとめたLark 導入事例まとめ(業種別)でも繰り返し確認できる共通点です。

導入ステップと費用 — 20名まで無料でスモールスタート

結論: 一度に全部をやろうとせず、「①飼い主台帳の整備 → ②予約フォームの公開 → ③再来リマインドの自動化」の順に、効果の大きいところから1つずつ載せるのが成功のコツです。Lark は Starter プランなら20名まで無料で、小規模な動物病院のほとんどはこの範囲で始められます。

費用面を具体的に示します。Lark は Starter プランなら20名まで無料(Base のレコード上限2,000行・自動化 月1,000回・ストレージ100GB)で利用でき、21名以上に拡張する場合は Pro プラン(1ユーザー月額1,420円・年払い税抜・500名まで、Base 20,000行・自動化 月50,000回)になります(出典: Lark公式料金ページ、2026年10月当社確認)。獣医師・看護スタッフ・受付あわせて20名以内の動物病院であれば、まずは無料のStarterで「予約フォームと再来リマインド」だけを試し、効果を見てから広げられます。専用カルテのように数十万円の初期費用や月額を追加で払う必要はありません。

導入の進め方そのものは、業種を問わず中小企業のDX 90日ロードマップの「小さく始めて横展開する」手順がそのまま使えます。動物病院に特化した構築の伴走はLark導入支援サービス、台帳・フォーム一式の構築代行はLark Base 業務システム構築サービスで承っています。

  1. ステップ1(初日〜1週目): 飼い主・動物台帳の整備 — まずは連絡先と動物情報、直近来院日だけを Lark Base に集約。既存のExcelや顧客リストがあればインポートするだけ
  2. ステップ2(2週目): 予約フォームの公開 — Larkフォームで簡単なWeb予約を作り、ホームページやLINEから導線を張る。電話が減る効果を最初に体感できる
  3. ステップ3(3〜4週目): 再来リマインドの自動化 — 来院日と処置から次回案内日を自動計算し、担当者通知をオン。ここまで来れば取りこぼし防止の仕組みが回り始める
  4. ステップ4(以降): スタッフ連絡・シフトの集約 — チャット・カレンダーで申し送りとシフトを一元化し、口頭・付箋をなくす

「どのステップから始めれば、いちばん早く楽になるか」を一緒に決めます

動物病院によって、いま一番詰まっているのが電話なのか、再来案内なのか、スタッフ連絡なのかは違います。無料相談(60分)で御院の業務量を伺い、最初に着手すべき1ステップと、そのまま使える台帳サンプルをご提案します。全国オンライン対応・無理な売り込みなし。

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自社事例 — 240h→24h の実証と「再来リマインド」への横展開

結論: 当社(アウフヘーベンジャパン株式会社・群馬県前橋市)は、自社EC事業の業務を Lark に集約し、月240時間かかっていた定型業務を24時間まで90%削減した実証を持っています。このとき使った「台帳×リマインド×承認」の型は、動物病院の「飼い主台帳×再来リマインド×予約承認」にほぼそのまま置き換えられます。

当社は自社のEC事業で、受発注・在庫・売上レポート・外注管理が Excel とメールに散らばっていた状態から、Lark Base と自動化への集約を進め、月240時間の定型業務を24時間に削減(-90%)しました。このとき学んだのは、仕組み化の成否は「ツールの機能」ではなく「期限と担当が決まっている業務から載せること」で決まる、という点です。

その観点で見ると、動物病院の再来案内は仕組み化に最も向いた業務です。対象は飼い主台帳から機械的に決まり、次回案内日は来院日と処置から逆算でき、通知の担当も決められる——つまり要件が最初から構造化されているからです。実際、EC実証で使った「注文台帳×納期リマインド×承認」は、本件では「飼い主・動物台帳×再来(ワクチン/フィラリア)リマインド×予約承認」に置き換えるだけで、テーブル構造も自動化ルールもほぼ同型です。ここで台帳・フォーム・リマインドの型を作ってしまえば、同じ型がスタッフのシフト管理にも、在庫・医薬品の発注管理にも、健診キャンペーンの案内にも横展開できます。業界を問わず通用するこの考え方は、Lark Base が中小企業の業務効率を変える3つの理由で原理から解説しています。

今からやるアクションプラン(動物病院DXチェックリスト)

結論: 動物病院のDXで「何から手をつけるか」に迷ったら、次の8項目を上から確認してください。できていない項目が、そのまま改善の着手点になります。

  1. 予約の受け方 — 予約が電話とノート中心になっていないか。Web予約の導線はあるか
  2. 電話の内訳 — かかってくる電話のうち「予約・時期確認・混雑確認」など定型の割合を把握しているか
  3. 再来の管理方法 — ワクチン・フィラリア・健診の次回案内を、記憶や手書き台帳に頼っていないか
  4. 再来案内の自動化 — 来院日から次回案内日を自動計算し、担当者に通知する仕組みがあるか
  5. 飼い主台帳の所在 — 連絡先・動物情報が院長個人のスマホや紙ではなく、スタッフ全員が追える場所にあるか
  6. 記録の分断 — カルテ・予約・飼い主連絡・申し送りが別々の道具に散っていないか
  7. 権限設計 — 診療情報と連絡先で、スタッフごとの閲覧範囲を分けられているか
  8. 属人化 — スタッフが変わると引き継ぎが途切れる業務がないか(=記録として残っているか)

3〜6が「ノー」の動物病院は、再来の取りこぼしと情報の分断という、最も経営インパクトの大きい穴が開いている典型パターンです。ここから先はツールの出番なので、前章の Lark Base 構成をそのまま組んでください。自分たちだけで組む自信が持てない場合は、無料相談(60分)でそのまま設計をご提案します。

よくある質問(FAQ)

Q1. 今使っている動物病院向けの電子カルテは、Larkに置き換える必要がありますか?

A. いいえ。診療記録・検査画像・処方・レセプト請求は獣医療に特化した専用カルテに残すのが正解です。Larkが担うのは予約・受付・飼い主台帳・再来リマインド・スタッフ連絡といった「周辺業務」で、専用カルテと競合しません。むしろ、専用カルテの外側でバラバラだった情報をLarkが束ねることで、全体の流れがつながります。

Q2. 小規模な動物病院でも、費用をかけずに始められますか?

A. 始められます。Lark は Starter プランなら20名まで無料で、Base のレコード上限2,000行・自動化 月1,000回・ストレージ100GBまで利用できます(Lark公式料金ページ、2026年10月当社確認)。獣医師・看護・受付あわせて20名以内の病院なら、まずは無料で予約フォームと再来リマインドを試し、効果を見てから拡張できます。21名以上はPro プラン(1ユーザー月額1,420円・年払い税抜)になります。

Q3. ワクチンやフィラリアの再来案内は、本当に自動化できますか?

A. できます。Lark Base の数式フィールドで、来院日と処置内容から「次回案内予定日」を自動計算し(例: ワクチンは接種日の約1年後)、その数日前に担当スタッフへ自動通知を飛ばせます。案内済みフラグが立たないレコードには再通知もでき、「今月案内が必要な子」をビューで一覧表示できます。案内手段(電話・メール・ハガキ)自体は従来どおりでも、「いつ誰に案内すべきか」の抜けを構造的になくせます。

Q4. 飼い主の個人情報や動物の診療情報を扱うので、セキュリティが心配です。

A. Lark Base はテーブル・レコード・フィールド単位でアクセス権限を細かく設定できます。「受付スタッフは連絡先と予約のみ、診療メモや注意事項は獣医師のみ閲覧」といった分離が可能です。Larkに持たせるのは連絡と再来案内に必要な最小限の情報にとどめ、詳細な診療情報は専用カルテ側に置く設計にすれば、情報の取り扱いを分散・最小化できます。

Q5. スタッフがITに詳しくありません。使いこなせるか不安です。

A. Larkはスマートフォンアプリでチャット・予約確認・通知を受け取れるため、特別なIT知識がなくても日常的に使えます。導入時は「全部入れ替え」ではなく、まず飼い主台帳と予約フォームだけという小さな単位から始めるのがコツです。当社の無料相談では、御院のスタッフ構成に合わせて最初の1ステップだけに絞った始め方をご提案します。

Q6. 他の動物病院やクリニックでの活用イメージはありますか?

A. 予約・電話・カルテ記録・再来(リピート)管理という詰まりは、動物病院に限らず医療・治療系の小規模事業に共通します。歯科医院・クリニック、整骨院・接骨院・鍼灸院、美容室・サロンの各DX記事で、同じ「台帳×予約×リマインド」の型が業種に合わせてどう具体化されるかを解説しています。動物病院向けの設計はこれらと同型なので、あわせて読むと実装イメージが具体化します。

まとめ — 「再来の取りこぼしゼロ」が、動物病院の経営を安定させる

動物病院のDXのポイントをもう一度要約します。

  • 需要が安定する一方で施設間競争が進む中、選ばれる動物病院は「飼い主に取りこぼしなく向き合えるか」で決まる
  • 現場の詰まりは「予約・電話の集中」「再来の取りこぼし」「記録・連絡の分断」の3つに集約される
  • 専用の電子カルテはそのまま残し、その周辺業務だけをLarkに集約するのが成功の鍵
  • 「飼い主台帳 × 予約受付 × 再来リマインド」の3テーブル+自動化で、電話削減と取りこぼし防止の仕組みが完成する
  • Lark なら20名まで無料で始められ、専用カルテのような追加の初期費用・月額は不要

再来の取りこぼしをなくす仕組みは、売上の安定であると同時に、動物の健康を守る動物病院の役割そのものを支えます。「電話対応と再来案内に追われている」「スタッフが変わると引き継ぎが途切れる」といった実感が少しでもあれば、まずは60分の無料相談で、御院の業務の切り分け図を一緒に描くところから始めましょう。

ここまで読んだ方へ — 御院の「再来リマインド設計」を初回相談でその場で描きます

今お使いの電子カルテ・予約手段・1日の業務フローをヒアリングし、業務の切り分け図(A4一枚)に加えて、ワクチン・フィラリア・健診の再来案内を自動化する台帳サンプルを60分の中でその場で描きます。オンライン対応・全国可。無理な売り込みは致しません。

動物病院の業務を60分で棚卸しする(無料・全国オンライン可)→

※本記事のペット・獣医療に関する統計は、一般社団法人ペットフード協会「2024年 全国犬猫飼育実態調査」、農林水産省「飼育動物診療施設の開設届出状況」(いずれも2026年10月当社確認)に基づいています。中小企業のDX動向は中小企業庁「2024年版中小企業白書」(2026年10月当社確認)に基づきます。Lark の料金・プラン仕様はLark公式料金ページ(2026年10月当社確認)に基づきます。診療体制・個別の情報管理の判断は、各種法令・ガイドラインおよび専門家にご確認ください。

本サイトは アウフヘーベンジャパン株式会社 が運営しています。
Lark は ByteDance Ltd. の登録商標です。当社は Lark の導入を支援する独立した第三者コンサルティング事業者であり、ByteDance 社の公式機関ではありません。

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