補助金 / 省力化投資 / Lark 活用
中小企業省力化投資補助金 2026 完全ガイド — 一般型 最大 1 億円 × カタログ注文型 3/19 改定を Lark Base 省力化システムで使い切る【第 7 回 7/31 締切】
人手不足に悩む中小企業向けの「中小企業省力化投資補助金」は、カタログから選ぶだけの カタログ注文型 (2026 年 3 月 19 日改定で補助上限を大幅引き上げ) と、オーダーメイドの設備導入・システム構築に使える 一般型 (最大 1 億円・補助率最大 2/3) の 2 本立てです。現在、第 7 回応募申請が 2026 年 7 月 1 日〜 7 月 31 日 17:00 で受付中。本記事では公式一次情報 (中小企業庁・中小機構) だけを根拠に、2 つの型の使い分けフローチャート・賃上げ要件・対象経費を整理し、当社が自社 EC 事業で実証した 月 240 時間 → 24 時間 (90% 削減) の工程分解をベースに「Lark Base を中核にした省力化システム」を申請書に落とし込む設計を解説します。
所要 15 分 / 中小企業経営者・補助金申請担当者向け / 2026 年 7 月 6 日公開
省力化補助金 × Lark 導入 同時並走 無料相談 (60 分) — カタログ型/一般型 振り分け診断つき
「うちはカタログ注文型と一般型のどちらで出すべきか」「賃上げ要件は達成できるのか」「省力化するといっても、どの業務から工程分解すればいいのか」— こうしたご相談に、60 分のヒアリングで カタログ型/一般型の振り分け診断 と 省力化対象業務の棚卸しシート (Lark Base テンプレ) をお渡しします。当社は群馬・前橋で自社 EC 事業を Lark に集約し、月 240 時間の定型業務を 24 時間まで削減 (90% 削減) した実証を持つ独立系コンサルティング会社です。
この記事でわかること
- 中小企業省力化投資補助金の 2 つの型 (カタログ注文型 / 一般型) の違いと、自社がどちらで申請すべきかの判断フローチャート
- 2026 年 3 月 19 日のカタログ注文型 制度改定の全貌 — 従業員 5 名以下は補助上限 200 万円 → 500 万円 (2.5 倍) 、収益納付の撤廃、賃上げ特例基準の変更
- 一般型の従業員規模別 補助上限 (750 万円〜 8,000 万円、大幅賃上げ特例で最大 1 億円) ・補助率 (1/2〜 2/3) ・基本要件 (労働生産性 +4.0% / 賃上げ +3.5% / 最低賃金 +30 円) の公式数値
- 第 7 回公募 (受付 2026 年 7 月 1 日〜 7 月 31 日、採択発表 11 月中旬予定) のスケジュールと、間に合わない場合の 90 日逆算準備ロードマップ
- 「機械装置・システム構築費 + クラウドサービス利用費」の経費構成で、Lark Base を中核にしたオーダーメイド省力化システムを申請書に落とし込む設計パターン
目次
- 結論 — 20 名以下はまずカタログ注文型、システム構築を伴う省力化は一般型
- 制度の全体像 — なぜ今「省力化投資」に国が 2 本立てで補助するのか
- 省力化投資補助金 カタログ注文型 — 2026 年 3 月 19 日改定で「使いやすさ」が別物になった
- 省力化投資補助金 一般型 — 最大 1 億円・補助率最大 2/3 のオーダーメイド投資
- 使い分けフローチャート — カタログ型 / 一般型 / 他の補助金の振り分け
- Lark Base で「省力化システム」を設計する — 自社 EC 240h → 24h の工程分解
- 申請 90 日逆算ロードマップ — 第 7 回に間に合わない場合の動き方
- よくある質問 (FAQ)
- まとめ — 補助金は「省力化の設計図」ができてから使う
結論 — 20 名以下はまずカタログ注文型、システム構築を伴う省力化は一般型
結論から言うと、従業員 20 名以下でカタログ掲載製品 (券売機・自動倉庫・配膳ロボット等) がそのまま使える業務なら改定後のカタログ注文型、業務プロセスの再設計とシステム構築を伴う省力化なら一般型、という振り分けが 2026 年 7 月時点の最適解です。2 つの型の違いを最初に整理します。
| 項目 | カタログ注文型 | 一般型 |
|---|---|---|
| 投資の中身 | カタログに登録された省力化製品から選ぶ | 自社の現場に合わせた設備導入・システム構築 (オーダーメイド) |
| 補助上限 | 最大 1,500 万円 (21 名以上・大幅賃上げ時) | 最大 1 億円 (101 名以上・大幅賃上げ特例時) |
| 補助率 | 1/2 以下 | 中小 1/2・小規模/再生 2/3 (特例適用で中小も 2/3) |
| 申請の重さ | 軽い (販売事業者が申請をサポート) | 重い (3〜5 年の事業計画書が必要) |
| スピード | 簡易・即効性重視 | 腰を据えた省力化投資向け |
| 直近トピック | 2026/3/19 改定で 20 名以下の上限を大幅引き上げ | 第 7 回受付中 (2026/7/1〜7/31 17:00) |
出典はいずれも 中小企業省力化投資補助金 公式サイト (中小機構) です (2026 年 7 月 6 日確認)。細かい数値はこの後の章で公式一次情報ベースで確認していきますが、先に当社の立場を明確にしておきます。補助金は「省力化の設計図」ができてから使う道具です。「補助金が出るから何か買う」順番で申請すると、導入後に現場が使いこなせず、賃上げ要件だけが残るという最悪の結果になります。まず自社のどの業務に何時間溶けているかを棚卸しし、その削減手段として設備・システム・補助金を組み合わせるのが本筋です。
制度の全体像 — なぜ今「省力化投資」に国が 2 本立てで補助するのか
中小企業省力化投資補助金は、人手不足に悩む中小企業等の売上拡大・生産性向上を後押しするために、省力化効果のある設備・システムへの投資を支援する国の補助金で、「カタログから選ぶ簡易型」と「現場に合わせるオーダーメイド型」の 2 本立てになっています (出典: 中小企業省力化投資補助金 公式サイト)。
背景にあるのは構造的な人手不足です。採用で人を増やす選択肢が細る中、「今いる人数で回る業務構造に作り替える = 省力化」への投資が、中小企業の生存戦略として位置づけられています。一方で、Gron 株式会社「中小企業 DX 現実 2026」推計レポート (推計値・2026 年 3 月公開) では、中小企業の DX 実施率は 4.6%、着手した企業の失敗率は 64% とされており、「ツールや設備を入れただけでは省力化は実現しない」という現実も同時に示されています。補助金で設備・システムを導入する前に、業務プロセスそのものの再設計が必要だ、というのが当社が伴走支援で一貫して見てきた実感です。
この「業務の再設計 → 道具の選定 → 補助金」という順番は、当社が公開している 中小企業の DX を 90 日で軌道に乗せる実践ロードマップ の考え方と同じです。省力化投資補助金は金額が大きいぶん、この順番を守るかどうかで成果の差が最も大きく出る補助金と言えます。
ポイント: 省力化投資補助金は「人手不足の解消」が制度趣旨の中心にある補助金です。申請書でも「どの業務の、誰の、何時間を、どの仕組みで削減するのか」を定量的に語れるかどうかが評価の分かれ目になります。この定量化の作業は、後述する Lark Base の業務棚卸しテンプレでそのまま作れます。
省力化投資補助金 カタログ注文型 — 2026 年 3 月 19 日改定で「使いやすさ」が別物になった
カタログ注文型は 2026 年 3 月 19 日の制度改定で、従業員 20 名以下の補助上限が大幅に引き上げられ (5 名以下は 200 万円 → 500 万円で 2.5 倍) 、収益納付も撤廃されて、小規模事業者にとって「まず検討すべき省力化補助金」に変わりました。改定の中身を公式発表 (2026 年 3 月 19 日制度改定 | 中小企業省力化投資補助金 公式) ベースで整理します。
改定① 補助上限額の引き上げ (従業員 20 名以下)
| 従業員数 | 改定前 (〜2026/3/16) | 改定後 (2026/3/19〜) |
|---|---|---|
| 5 名以下 | 200 万円 (大幅賃上げ時 300 万円) | 500 万円 (同 750 万円) — 2.5 倍 |
| 6〜20 名 | 500 万円 (同 750 万円) | 750 万円 (同 1,000 万円) — 1.5 倍 |
| 21 名以上 | 1,000 万円 (同 1,500 万円) | 1,000 万円 (同 1,500 万円) — 据え置き |
※カッコ内は大幅な賃上げを実施する場合の上限。補助率は 1/2 以下です (出典: カタログ注文型 公式ページ、2026 年 7 月 6 日確認)。
改定② 収益納付の撤廃・公募期間の延長・賃上げ特例基準の変更
金額以外の改定も実務インパクトが大きいものばかりです。
- 収益納付の撤廃 — 従来は補助事業で収益が出た場合に一部返納する「収益納付」がありましたが、2026 年 3 月 19 日以降の交付申請から撤廃されました。「儲かったら返す」ルールが消えたことで、投資回収計画が立てやすくなっています。
- 公募期間の延長 — 従来「2026 年 9 月末頃まで」とされていた公募期間が「2027 年 3 月末頃まで」に延長されました。慌てて駆け込む必要がなくなった一方、カタログ掲載製品の在庫・納期は先着で埋まっていくため、早く動くに越したことはありません。
- 賃上げ特例の基準変更 — 上限引き上げの条件となる賃上げが「事業場内最低賃金を 45 円以上増加」から「事業場内最低賃金を 3.0% 以上増加」に変わりました。
- 2 回目以降の申請ルール整備 — 累計の補助上限は「各申請時の補助上限額の 2 倍」まで。2 回目以降は最低賃金の上昇実績 (経過年数により 3.5〜10.5% 以上) が要件になります。
カタログ注文型の実務フロー — 販売事業者との共同申請
カタログ注文型は、カタログに登録された製品を扱う販売事業者が申請をサポートする共同申請方式です。応募申請は回ごとに締め切られ、現在は第 7 回が 2026 年 7 月 1 日〜 7 月 31 日 17:00 で受付中です (出典: 公式サイトトップ)。中小企業側の書類負担は一般型より大幅に軽く、「自動券売機」「配膳ロボット」「自動倉庫」「検品仕分装置」のような汎用の省力化製品をそのまま導入できる業態 (飲食・小売・物流・製造など) なら最短ルートになります。
省力化投資補助金 一般型 — 最大 1 億円・補助率最大 2/3 のオーダーメイド投資
一般型は、カタログにない「自社の現場に合わせた設備導入・システム構築」を最大 1 億円・補助率最大 2/3 で支援する、省力化投資補助金の本丸です。要件・金額・スケジュールを公式一次情報 (一般型 公式ページ・中小企業庁「第 7 回公募要領を公開しました」) で確認します。
従業員規模別の補助上限額と補助率
| 従業員数 | 補助上限額 | 大幅賃上げ特例 適用時 | 補助率 |
|---|---|---|---|
| 5 人以下 | 750 万円 | 1,000 万円 | 中小企業 1/2 小規模企業者・小規模事業者/再生事業者 2/3 (大幅賃上げ特例・最低賃金引上げ特例の適用で中小企業も 2/3) |
| 6〜20 人 | 1,500 万円 | 2,000 万円 | |
| 21〜50 人 | 3,000 万円 | 4,000 万円 | |
| 51〜100 人 | 5,000 万円 | 6,500 万円 | |
| 101 人以上 | 8,000 万円 | 1 億円 |
(出典: 一般型 公式ページ、2026 年 7 月 6 日確認)
基本要件 — 労働生産性 +4.0% / 賃上げ +3.5% / 最低賃金 +30 円
一般型は 3〜5 年の事業計画期間で、以下の基本要件を満たす計画を立てる必要があります (2026 年 7 月時点。数値の細部は必ず 最新の公募要領 (公式ダウンロードページ) で確認してください)。
- 労働生産性 — 年平均成長率 +4.0% 以上 増加させる計画であること
- 賃上げ — 1 人あたり給与支給総額の年平均成長率を +3.5% 以上 増加させること
- 最低賃金 — 事業場内最低賃金を、事業実施都道府県の最低賃金 +30 円以上 の水準にすること
- 次世代育成支援行動計画の公表 (従業員 21 名以上の場合)
さらに 大幅賃上げ特例 (給与支給総額 年平均 +6.0% 以上、かつ事業場内最低賃金が地域最低賃金 +50 円以上) を満たすと、上の表のとおり補助上限が引き上がり、補助率も 2/3 に上がります。つまり一般型は「省力化で浮いた原資を賃上げに回す」ところまでを制度として要求している設計です。逆に言えば、賃上げ原資が生まれるレベルの省力化効果を定量的に示せない計画は、要件の時点で通らないということです。
対象経費 — 「システム構築費」と「クラウドサービス利用費」が対象になる
一般型の対象経費は、機械装置・システム構築費 (必須・単価 50 万円以上) を軸に、技術導入費・専門家経費・運搬費・クラウドサービス利用費・外注費・知的財産権等関連経費で構成されます (出典: 一般型 公募要領 (公式ダウンロードページ) 。2026 年 7 月時点)。ロボットや自動化設備だけでなく、IoT・AI を活用したオーダーメイドの業務システム構築が正面から対象になるのが一般型の重要な特徴です。
注意点を 1 つ。クラウドサービス利用費が経費区分にあるからといって、「Lark のライセンスを買うだけ」のような単純な SaaS 契約が単体で採択される制度ではありません。あくまで「省力化効果のある機械装置・システム構築」が必須経費であり、その業務システムの一部としてクラウドサービス利用費を組み込むのが正しい設計です。どの業務プロセスを、どんなシステム構成で、何時間削減するのか — この設計図が申請書の心臓部になります (設計方法は後半の Lark Base 設計の章 で具体化します)。
第 7 回公募スケジュールと直近の変更点
| 項目 | 日程 |
|---|---|
| 公募要領 公開 | 2026 年 6 月 5 日 (金) |
| 申請受付 開始 | 2026 年 7 月 1 日 (水) 10:00 |
| 応募締切 | 2026 年 7 月 31 日 (金) 17:00 |
| 採択発表 | 2026 年 11 月中旬 (予定) |
(出典: 一般型 スケジュール公式ページ) 。事業実施期間は交付決定日から 18 か月以内です。第 7 回では、歯科医業を営む医療法人が補助対象に追加され、生産性向上支援センターの利用が加点対象に新設されるなどの変更がありました。申請には GビズID プライムアカウントが必要で、取得に概ね 2 週間かかるため、未取得の場合は真っ先に手続きしてください。
「7/31 の第 7 回に出すべきか、次回に備えるべきか」を 60 分で診断します
締切まで残りわずかのタイミングで無理に書いた申請書は、事業計画の詰めの甘さがそのまま審査に出ます。60 分の無料相談で「今回出す/次回に備える」の判断と、省力化対象業務の棚卸しシート (Lark Base テンプレ) をお渡しします。補助金ありきではなく、省力化の設計図づくりから伴走します。
使い分けフローチャート — カタログ型 / 一般型 / 他の補助金の振り分け
省力化投資補助金の 2 つの型と、隣接する他の補助金 (統合再編後のものづくり系・デジタル化 AI 導入系) は、「投資の中身」と「事業の方向性」の 2 軸で機械的に振り分けられます。当社が省力化・DX のご相談で用いている判断フローを公開します。
- Q1. 導入したいものは、カタログに載っている汎用製品か?
→ YES: カタログ注文型 (書類負担が軽く、販売事業者がサポート。20 名以下なら改定後の上限引き上げの恩恵大)
→ NO: Q2 へ - Q2. 投資の目的は「既存業務の省力化」か、「新製品開発・新市場進出」か?
→ 既存業務の省力化 (人手不足対応): 一般型 (オーダーメイドの設備・システム構築に最大 1 億円)
→ 新製品開発・新市場進出・海外展開: 新事業進出・ものづくり補助金 2026 (統合再編) の 3 類型で検討 - Q3. 投資規模が小さい (数十万〜数百万円) 、またはソフトウェア中心か?
→ デジタル化・AI 導入補助金 2026 (旧 IT 導入補助金系) が第一候補。AI 評価強化の加点設計は 加点項目の解説記事 を参照
迷いやすいのは「一般型 vs 統合ものづくり補助金」の境界です。どちらもオーダーメイド投資ですが、省力化投資補助金 一般型は「人手不足解消・省力化」が主目的、ものづくり系は「新製品・新サービスの開発や新市場進出」が主目的と覚えてください。同じ設備投資でも、事業計画のストーリーがどちらを向いているかで出すべき補助金が変わります。両方の要件を中途半端に混ぜた計画書は、どちらの審査でも評価されません。
Lark Base で「省力化システム」を設計する — 自社 EC 240h → 24h の工程分解
この章が本記事の本丸です。省力化投資補助金の申請書で最も差がつくのは「省力化効果の定量化」であり、それは業務の工程分解から始まります。当社 (アウフヘーベンジャパン株式会社) は群馬・前橋で自社 EC 事業を運営しており、受発注・在庫・経理・顧客対応の定型業務を Lark に集約することで、月 240 時間かかっていた定型業務を月 24 時間まで削減 (90% 削減) しました。この実証プロセスを省力化補助金の申請書構造に当てはめて解説します。
Step 1. 業務棚卸し — 「誰が・何を・月何時間」を Lark Base に全部書き出す
最初にやるのは設備選びでもツール選びでもなく、業務の棚卸しです。Lark Base に「業務名 / 担当者 / 頻度 / 1 回あたり所要時間 / 月間合計時間 / 省力化の打ち手候補」の 6 フィールドのテーブルを作り、現場ヒアリングで埋めていきます。当社の自社 EC では、この棚卸しで「受注データの手動転記 (月 42 時間) 」「在庫数の目視確認と発注判断 (月 38 時間) 」「請求・入金消込 (月 31 時間) 」のような時間泥棒が定量化されました (主要 3 業務で月 111 時間。その他の定型業務を含めた合計が月 240 時間です)。この表がそのまま、申請書の「現状の課題」と「省力化効果の算定根拠」になります。Lark Base の設計思想は Lark Base が中小企業の業務効率を変える 3 つの理由 で詳しく解説しています。
Step 2. 省力化システムの構成設計 — ハードとソフトの役割分担を決める
棚卸し表の「打ち手候補」を、①機械装置で自動化するもの (搬送・検品・加工など物理作業) 、②システムで自動化するもの (転記・集計・通知・帳票などの情報作業) 、③人の判断に残すもの、の 3 つに振り分けます。一般型の経費構造 (機械装置・システム構築費が必須、クラウドサービス利用費も対象) はまさにこの①+②の組み合わせを想定しており、たとえば製造業なら「自動検品装置 (①) + 検品結果を Lark Base に自動集約して不良率をリアルタイム可視化する仕組み (②) 」のような一体設計が書けます。こうした②の情報系システムの構築は、当社の Lark Base 業務システム構築サービス で設計から伴走しています。業種別の実装イメージは 製造業の工程管理事例 や 多店舗運営の統合事例 が参考になります。
Step 3. 効果指標への落とし込み — 240h → 24h を審査員に伝わる形式で書く
省力化効果は「削減時間 × 時給換算 × 12 か月」で金額換算し、労働生産性 +4.0% の基本要件と接続して書きます。当社の実証値を例にすると、月 216 時間の削減は時給 2,000 円換算で 年間約 518 万円の人件費相当の省力化に相当します (当社実証値からの時給換算による推計です)。ここに「浮いた時間を営業・商品開発に再配置し、従業員 1 人あたり付加価値を高め、その原資で +3.5% の賃上げを実現する」というストーリーを重ねると、基本要件・賃上げ要件・事業計画が 1 本の線でつながります。
なお、Lark 自体のコストは Lark 公式料金ページ のとおり、Starter プランは 20 名まで無料、Pro プランは 1 ユーザー月額 1,420 円 (年払い・税抜、2026 年 7 月確認) です。30 名規模でも月 42,600 円と、省力化システム全体の投資に対してランニングコストが極めて小さいのが、当社が Lark を中核に据える理由です。グループウェア比較の観点は Lark vs kintone・Lark vs Microsoft Teams の比較記事で整理しています。
ポイント: 審査で問われるのは「その投資は本当に省力化につながるのか」の一点です。工程分解 → 時間の定量化 → 金額換算 → 賃上げ原資、という因果の鎖を Lark Base の棚卸しデータで裏づけられれば、申請書の説得力は市販のテンプレートを埋めただけの計画書とは別次元になります。そしてこの棚卸しデータは、採択後の実績報告 (効果測定) でもそのまま使えます。
この章で使った業務棚卸しテーブル (6 フィールド) の Lark Base 雛形は、無料相談 (60 分) でそのままお渡ししています。貴社の業務でその場で 2〜3 行埋めるところまでご一緒するので、相談後すぐに社内で棚卸しを回せます。
申請 90 日逆算ロードマップ — 第 7 回に間に合わない場合の動き方
結論として、いまから準備を始める企業は第 7 回 (7/31 締切) への駆け込みではなく、次回公募をターゲットに 90 日で仕込むのが現実的です。一般型の事業計画書は 3〜5 年の労働生産性・賃上げ計画を含むため、ゼロから 3 週間で書ける代物ではありません。当社が推奨する逆算スケジュールは次のとおりです。
| 時期 | やること |
|---|---|
| Day 1〜14 | GビズID プライム取得 (未取得なら即日着手・約 2 週間) / Lark Base で業務棚卸しテーブル作成・現場ヒアリング開始 |
| Day 15〜45 | 棚卸し完了 → 省力化対象業務の優先順位づけ / カタログ型 or 一般型の振り分け判断 / 設備・システムベンダーの相見積もり |
| Day 46〜75 | 3〜5 年の労働生産性・賃上げシミュレーション (給与支給総額 +3.5% の資金繰り検証) / 事業計画書ドラフト執筆 |
| Day 76〜90 | 社労士・金融機関・支援機関のレビュー / 電子申請の事前入力・添付書類確認 → 公募開始と同時に提出 |
カタログ注文型は公募期間が 2027 年 3 月末頃まで延長されたため、時間的猶予はあります。ただし賃上げ特例 (事業場内最低賃金 3.0% 以上増) を使うかどうかで上限が大きく変わるため、人件費計画との同時設計をおすすめします。準備の全体像は 90 日 DX ロードマップ と同じ骨格で運べます。
よくある質問 (FAQ)
カタログ注文型と一般型は併用できますか
A. 対象となる投資内容が異なるため、制度上はそれぞれの要件を満たせば別々の省力化投資として活用する余地があります。ただし同一の設備・経費を重複して申請することはできません。併用を検討する場合は、必ず最新の公募要領と事務局への確認を経てから設計してください。当社の 無料相談 (60 分) でも振り分けをご一緒できます。
賃上げ要件 (+3.5%) が達成できなかった場合、補助金は返還になりますか
A. 一般型では、事業計画期間中の要件未達の場合に補助金の一部返還等のペナルティが規定されています (詳細条件は公募要領で要確認)。だからこそ「補助金のために無理な賃上げ計画を書く」のは危険で、省力化で生まれる原資から逆算した達成可能な賃上げ計画を立てることが重要です。Lark Base で人件費推移と省力化効果を月次で可視化しておくと、未達リスクの早期検知ができます。
Lark のライセンス費用だけを補助金で買うことはできますか
A. できません。一般型は「省力化効果のある機械装置・システム構築費 (単価 50 万円以上) 」が必須経費であり、単純な SaaS ライセンス購入だけを目的とした申請は制度趣旨に合いません。正しい設計は、業務プロセスを再設計するオーダーメイドの省力化システム構築の中に、クラウドサービス利用費の一部として組み込む形です。ソフトウェア中心の小規模投資なら デジタル化・AI 導入補助金 のほうが適合します。
第 7 回 (7/31 締切) にいまから間に合いますか
A. GビズID プライムを取得済みで、業務棚卸しと投資計画がすでに固まっている企業なら間に合う可能性があります。一方、ゼロからの着手であれば、駆け込みで質の低い計画書を出すより、次回公募に向けて 90 日かけて仕込むほうが採択確率・事業成果ともに高くなるというのが当社の見解です。公募スケジュールの最新情報は 公式スケジュールページ で確認してください。
申請書づくりだけを依頼することはできますか
A. 当社は「申請書の代筆屋」ではなく、省力化の設計図づくり (業務棚卸し → システム設計 → 効果定量化) から伴走するスタイルです。理由は単純で、設計図のない申請書は採択されても現場で使われず、賃上げ要件だけが残るからです。Lark 導入失敗パターン 3 つ で解説したとおり、ツール先行型の導入は高確率で失敗します。まず 60 分の無料相談で、省力化対象業務の棚卸しからご一緒します。
まとめ — 補助金は「省力化の設計図」ができてから使う
中小企業省力化投資補助金は、カタログ注文型 (2026/3/19 改定で 20 名以下の上限が最大 2.5 倍・収益納付撤廃) と一般型 (最大 1 億円・補助率最大 2/3・クラウドサービス利用費も対象) の 2 本立てで、人手不足時代の中小企業にとって最も実務的な補助金の 1 つです。第 7 回は 2026 年 7 月 31 日 17:00 締切、採択発表は 11 月中旬予定。ただし順番を間違えてはいけません。先に業務の工程分解と省力化の設計図をつくり、その実現手段として設備・システム・補助金を束ねる — 当社が自社 EC の 240h → 24h (90% 削減) で実証したのは、まさにこの順番の威力です。
「工程分解 → 定量化 → 賃上げ原資」の設計図を、貴社の業務でつくる無料相談 (60 分)
ここまで読んだあなたがやるべきことは 1 つ、自社の業務棚卸しです。60 分のヒアリングで、①カタログ型/一般型の振り分け診断、②業務棚卸しシート (Lark Base テンプレ) のお渡しと初期入力、③第 7 回に出すか次回公募へ 90 日で仕込むかの判断、までをその場で行います。当日の流れはヒアリング → 診断 → シートお渡しの 3 ステップで、強引な営業は一切ありません。群馬・前橋拠点、全国オンライン対応。
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Lark は ByteDance Ltd. の登録商標です。当社は Lark の導入を支援する独立した第三者コンサルティング事業者であり、ByteDance 社の公式機関ではありません。本記事中の補助金関連情報は 2026 年 7 月 6 日時点で公開されている中小企業省力化投資補助金事務局 (中小機構) ・中小企業庁の公式資料に基づいています。実際の申請にあたっては、必ず最新の公募要領をご確認ください。