Lark 無料プラン(Starter)徹底ガイド
Lark 無料プラン(Starter)でどこまでできる2026 — 制限一覧・有料切替の判断ライン・中小企業の活用シナリオ
「Lark は無料でどこまで使えるのか」「無料はいつまでなのか、あとから課金されないか」「どの規模になったら有料に切り替えるべきか」——この疑問に、他社のまとめ記事ではなく Lark 公式料金プランページと公式ヘルプセンターの一次情報だけで答えるのが本記事です。Starter プランの制限一覧 → 無料で回せる業務の実例 → 見落としやすい落とし穴 → 有料切替の判断ライン5つまでを一気通貫で整理します。自社 EC 事業を Lark に集約し月 240 時間 → 24 時間(90% 削減)を実証した当社の「まず載せて検証してから課金判断する」進め方も併記します。
所要 12 分 / 社員10〜100名の中小企業の経営者・DX担当向け / 2026 年 8 月 19 日公開
「無料で始めて、どこで切り替えるか」を60分で設計する無料相談
ツール導入で失敗する会社の共通点は、料金ではなく「無料の範囲で何を検証し、どの時点で課金判断するか」を決めずに使い始めることです。当社は群馬・前橋で自社の物販事業を Lark に集約し定型業務を9割圧縮した実体験から、貴社の規模・業務に合わせて「無料プランで検証すべき業務」と「有料切替の損益分岐」をまとめた設計メモ(Lark Docs)を60分の無料相談でお渡しします。
診断のみのご利用も歓迎です。その場での売り込み・強引な営業は行いません。
この記事でわかること
- Lark 無料プラン(Starter)の正確な制限一覧 — ユーザー20名・ストレージ100GB・Base 2,000行/テーブル・自動化1,000回/月・ビデオ会議1on1のみ等、2026年8月19日に公式ページで確認した数値
- 「無料はいつまで?」への答え — 期間限定トライアルではなく恒常プランであることの公式上の根拠
- 無料のままどこまで業務を回せるか — 中小企業の活用シナリオ3つ(創業期・20名以下の全社利用・導入前の検証運用)
- 見落としやすい5つの落とし穴 — チャット履歴18ヶ月・グループ会議不可・20名上限の改定履歴など、あとから効いてくる制限
- 有料切替の判断ライン5つ — 「21人目」「3人以上の会議」「Base 2,000行」等のトリガーと、Pro プラン切替後の具体的な月額試算(30名で月 ¥42,600)
目次
- 結論 — 20名以下なら Lark 無料プランは「試用版」ではなく「実用版」。ただし切替ラインは先に決めておく
- Lark 無料プラン(Starter)とは — 3プラン体系の中の位置づけと「いつまで無料か」
- Starter プランの制限一覧【2026年8月・公式確認】
- 無料でどこまでできるか — 中小企業の活用シナリオ3つ
- 見落としやすい5つの落とし穴 — あとから効いてくる制限
- 有料切替の判断ライン5つ — Pro プランの料金と切替タイミング
- 他ツールの無料プランと比べる — Notion・Slack・kintone との違い
- 当社の実例に学ぶ — 月240時間→24時間の経験を無料プランの検証手順に落とし込む
- よくある質問(FAQ)
- まとめ — 無料の範囲で「業務の載せ替え」を検証し、数字で切替を判断する
結論 — 20名以下なら Lark 無料プランは「試用版」ではなく「実用版」。ただし切替ラインは先に決めておく
結論を先に述べます。Lark の無料プラン(Starter)は、20名以下の組織であればチャット・ドキュメント・カレンダー・業務データベース(Base)を日常業務でそのまま使える「実用水準の無料プラン」であり、期間限定のトライアルではありません(Lark 公式料金プランページ・公式ヘルプセンター、2026年8月19日確認)。ストレージ100GB・Base 2,000行/テーブル・月1,000回の自動化まで無料枠に含まれており、「まず全社のチャットと文書を載せ替えて運用してみる」ところまで課金なしで到達できます。
一方で、実務上あらかじめ知っておくべき結論が3つあります。①ビデオ会議は1対1(1on1)のみ——3人以上の社内会議を Lark で開くには有料の Pro プランが必要です。②チャット履歴の保存は18ヶ月まで——「会社の記録」として無期限に残したい場合は有料プランが前提になります。③ユーザー上限は20名——しかもこの上限は 2025年3月1日の改定で 50名から 20名に縮小された経緯があり、古い解説記事の「50名まで無料」は現在は誤りです。つまり Starter は「20名の壁・会議の壁・履歴の壁」の内側では極めて強力で、その壁に当たった時点が課金の検討タイミングです。本記事はこの壁の位置を、公式一次情報の数値で正確に示していきます。
Lark 無料プラン(Starter)とは — 3プラン体系の中の位置づけと「いつまで無料か」
結論として、Lark の料金体系は「無料の Starter」「有料の Pro」「有料の Enterprise」の3プランで構成され、新規作成の法人アカウントはデフォルトで Starter プランになります(公式ヘルプセンター「Lark 料金プランの紹介」、最終更新 2026-07-09)。Lark(公式サイト)はチャット・ビデオ会議・ドキュメント・業務データベース(Base)・承認・カレンダーなどを1つに統合したビジネスアプリで、Starter はその全体像を「小規模チーム向けの制限つき」で開放するプランという位置づけです。
検索でよく見られる「lark 無料 いつまで」という不安に先に答えておくと、公式料金ページ・公式ヘルプセンターのいずれにも Starter プランの利用期限に関する記載はありません(2026年8月19日確認)。「30日間無料お試し」のような期間限定トライアル方式ではなく、¥0 のプランとして恒常的に提供されており、クレジットカード登録なしで開始できると公式料金ページに明記されています。有料化が必要になるのは期限が来たときではなく、後述する制限(人数・会議・行数など)を超えたくなったときです。この構造は、30日間の無料お試しのみで無料プラン自体が存在しない kintone(Lark との比較記事)との大きな違いでもあります(詳細は比較セクションで扱います)。
なお、Lark 全プランの詳細比較・隠れコスト・他社 SaaS との総額比較は姉妹記事の Lark 料金 完全ガイド2026 に、当社サービスとしての導入支援の料金体系は料金プランページにまとめています。本記事は「無料プランでどこまで粘れるか、どこで切り替えるか」という意思決定に特化します。
Starter プランの制限一覧【2026年8月・公式確認】
結論として、Starter プランの制限は「人数20名・ストレージ100GB・会議1on1のみ・履歴18ヶ月・Base 2,000行・自動化1,000回/月」の6つを押さえれば実務判断には十分です。以下は 2026年8月19日に Lark 公式料金プランページおよび公式ヘルプセンターで確認した数値の一覧です。
| 項目 | Starter(無料) | Pro(¥1,420/人・月) | Enterprise(要問い合わせ) |
|---|---|---|---|
| ユーザー数の上限 | 20 名 | 500 名 | 無制限 |
| ストレージ容量(メッセージ・メール・Minutes・Docs 共通) | 100 GB | 15 TB(追加購入可) | 15 TB+1人につき 30 GB |
| ファイル1件の最大アップロードサイズ | 250 MB | 50 GB | 100 GB |
| ビデオ会議の同時参加者 | 1on1 のみ(1回 24 時間まで) | 500 名(1回 24 時間まで) | 500 名(1回 24 時間まで) |
| チャット履歴の保存期間 | 18 ヶ月 | 無制限 | 無制限 |
| グループチャットのメンバー上限 | 20 名 | 500 名 | 5,000 人以上の「スーパーグループ」対応 |
| リアルタイム翻訳 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
| Base のレコード行数(1テーブルあたり) | 2,000 行 | 2 万行 | 5 万行 |
| Base オートメーションの実行回数 | 1,000 回/月 | 5 万回/月 | 50 万回/月 |
| Base AI | 制限トライアル | 拡張トライアル | 拡張トライアル |
| ウェビナー | —(記載なし) | 500 参加者 | 500 参加者 |
| SSO・高度なセキュリティ管理 | — | —(Base の高度な権限管理は対応) | SSO・高度なコンプライアンス制御 |
出典: Lark 公式料金プランページおよび公式ヘルプセンター「Lark 料金プランの紹介」(いずれも 2026 年 8 月 19 日確認、価格は税抜・Pro は年払い)。「—(記載なし)」は公式比較表の Starter 列に記載がない項目を指します。
この表で注目すべきは、制限が「機能を触れるか」ではなく「量と規模」にかかっていることです。チャット・Docs・カレンダー・Base・承認・タスクといった主要機能そのものは無料プランでも一通り使えます。だからこそ「機能を試す」だけでなく「実業務を載せて運用する」検証が無料の範囲で成立します。Lark Base で何ができるかは Lark Base が中小企業の業務効率を変える3つの理由 で詳しく解説しています。
無料でどこまでできるか — 中小企業の活用シナリオ3つ
結論として、Starter プランが「実用版」として機能するのは「①創業期・小規模チームの全社基盤」「②20名以下の会社の本格運用」「③導入判断前の実地検証」の3シナリオです。順に見ていきます。
シナリオ① 創業期・10名前後のチームの全社基盤として使い倒す
社員数名〜10名前後の会社であれば、Starter プランは事実上「無料のグループウェア一式」です。チャット(社内連絡)、Docs(議事録・マニュアル)、カレンダー(予定共有)、Base(顧客リスト・案件管理・タスク台帳)、承認(経費・休暇申請)を、アカウント作成の当日からすべて1つのアプリで運用できます。この規模なら 100GB の共通ストレージも Base の 2,000 行/テーブルも当面は天井になりません。中小企業白書(2024年版ほか)が繰り返し指摘するとおり、中小企業のデジタル化の最大の障壁は IT 人材・人手の不足とコスト負担です(中小企業庁 中小企業白書)。月額ゼロ・専任者なしで始められる統合基盤は、この2つの障壁を同時に下げる現実的な選択肢です。
シナリオ② 20名以下の会社が「本番」として使う
Starter は 20 ユーザーまで登録できるため、社員数が上限内に収まる会社なら、トライアルではなく本番環境として使い続ける選択が成立します。実際に効くのは自動化枠です。月 1,000 回の Base オートメーションは、たとえば「1日あたり約30回の自動処理」に相当し、受注が入ったら担当者に通知・期日が近づいたらリマインド・フォーム回答を台帳に自動追記、といった定型の通知系自動化を数本回す規模なら収まります。Excel 台帳から Base への載せ替え手順は Lark Base 30日で脱Excel に、フォーム→Base の問い合わせ一元化は Lark DX 完全ロードマップ2026 にまとめています。
シナリオ③ 有料導入前の「実地検証」として使う
21名以上の会社にとっても Starter は無意味ではありません。推進チーム(10〜20名)だけで先に Starter 運用を始め、「自社の業務が Lark に載るか」を課金前に検証する使い方です。IPA の「DX動向」調査が示すように、日本企業の DX は個別ツールの導入段階で止まりがちで、業務プロセスの見直しまで到達しにくい構造があります(IPA「DX動向」)。民間調査でも、DX に取り組んだ企業の 64% が「失敗した」と回答したとする報告(Gron 調査、2026年)があります。当社はこの種の失敗の多くを、ツールの優劣ではなく「何を検証してから広げるか」という検証設計の不在によるものと見ています。ツールを全社契約してから「載せる業務が決まっていない」状態に陥るより、無料枠で部門1つ・業務3つを実際に載せ替えてから全社展開を判断するほうが、失敗コストは桁違いに小さくなります。この検証設計の失敗パターンは Lark 導入失敗3パターン で詳しく扱っています。
見落としやすい5つの落とし穴 — あとから効いてくる制限
結論として、Starter 運用で「あとから困る」制限は「会議」「履歴」「20名の壁の改定履歴」「Base の行数」「ストレージの共通枠」の5つです。導入前に知っていれば、いずれも設計で回避または先送りできます。
落とし穴① 3人以上のビデオ会議が開けない
Starter のビデオ会議は 1on1 のみです。週次の全体会議や3人以上の打ち合わせを Lark 内で完結させることはできず、この1点だけのために他のビデオ会議ツールを併用すると「1アプリ集約」の利点が崩れます。会議を含めた統合を重視するなら、ここが最初の課金トリガーになります(Zoom・Teams との比較は Lark vs Microsoft Teams を参照)。
落とし穴② チャット履歴が18ヶ月で見えなくなる
Starter のチャット履歴保存は 18 ヶ月です。日々の連絡には十分でも、「2年前のあの決定の経緯を検索したい」という場面で壁になります。回避策は、決定事項・手順・顧客とのやり取りの要点をチャットに流すだけでなく Docs や Base に転記する運用を最初から入れておくことです。全部を転記する必要はなく、たとえば「週次定例の決定事項はその場で議事録 Docs に書き残す」のように場面を1つ固定するだけで続きます。これは有料化後も効く記録設計です。
落とし穴③ 「50名まで無料」という古い情報
Starter のユーザー上限は 2025年3月1日の改定で 50 名から 20 名に縮小されました。改定前の解説記事やまとめサイトには「50名まで無料」の記述が今も残っていますが、現在の公式表記は 20 名です(公式料金ページ、2026年8月19日確認)。21〜50名の会社が「無料でいける」前提で計画を立てると、初月から崩れます。改定の経緯を含む全プランの料金史は Lark 料金 完全ガイド2026 で扱っています。
落とし穴④ Base の 2,000 行/テーブルは業務DBだと意外に早く埋まる
顧客リストや案件管理なら 2,000 行は当面持ちますが、受発注明細・作業日報・問い合わせログのような「毎日増える」テーブルは、1日10行の追記でも約7ヶ月で上限に達します。無料期間中は「増え続けるデータは月次でアーカイブ用テーブルに退避する」設計にするか、増加の速いテーブルを課金判断の指標に使うのが実務的です。
落とし穴⑤ ストレージ100GBは「全機能の共通枠」
Starter の 100GB は Docs 専用ではなく、メッセージ・メール・Minutes・Docs が共有する共通ストレージです(公式ヘルプセンター)。会議録画や動画ファイルをチャットに添付し続けると、文書はほとんど作っていないのに枠が減っていきます。大容量ファイルは既存のストレージに置き、Lark にはリンクを貼る運用にすれば長持ちします。
自社の規模だと「無料でどこまで・いつ切替か」を知りたい方へ
社員数・業務内容・既存ツールの契約状況によって、無料で粘るべき範囲と切替の損益分岐は変わります。60分の無料相談で、貴社の条件に当てはめた「無料検証の設計と切替ラインの試算」をその場でお渡しします。
有料切替の判断ライン5つ — Pro プランの料金と切替タイミング
結論として、有料(Pro)への切替は「感覚」ではなく次の5つのトリガーのどれかに当たった時点で判断するのが合理的です。Pro プランは1ユーザー月額 ¥1,420(税抜・年払い)なので、切替後のコストは人数を掛けるだけで即算できます。
| 切替トリガー | 判断の考え方 |
|---|---|
| ① 21人目を迎えることが確定した | Starter は 20 名が上限。採用計画で超過が見えた時点で、超過月からの Pro 費用(人数 × ¥1,420)を予算化する |
| ② 3人以上のビデオ会議を Lark 内で開きたい | Starter は 1on1 のみ。会議ツールを別契約している場合は「その月額 × 人数」と Pro の差額を並べて判断する(総額試算の手順は SaaS コスト見直しガイド) |
| ③ Base の主要テーブルが 2,000 行に近づいた | Pro で 2 万行/テーブルに拡大。日次追記型のテーブルが 1,500 行を超えたあたりが検討開始の目安(切替の設計・社内稟議・移行作業に要する 1〜3 ヶ月のリードタイムを見込んだ余裕幅) |
| ④ 自動化が月 1,000 回に届いた | Pro で月 5 万回に拡大。自動化枠の消費が伸びているのは「業務が載っている」証拠であり、削減効果が出ている状態なので投資判断がしやすい |
| ⑤ 履歴・権限のガバナンスが要件になった | チャット履歴無期限・Base の高度な権限管理は Pro から。取引先要件や監査対応で記録保持が求められたら切替 |
費用感を具体例で示すと、30名の会社が全員 Pro に切り替えた場合は ¥1,420 × 30名 = 月額 ¥42,600(税抜・年払い)です。「30名でも無料で使える」という記述を見かけたらそれは誤りで、21名以上は Pro が必要です。また Enterprise プランは公式料金ページ上に公開価格の記載がなく、「お問い合わせ」による個別見積です(2026年8月19日確認)。なお自動化を大量に使う場合は、プラン変更のほかに Base オートメーション実行回数の追加購入(¥95,000 / 5万回)というオプションも公式に用意されているため、「人数は足りているが自動化だけ足りない」ケースでは比較検討の余地があります(公式料金ページのオプションサービス欄)。
切替の手順自体はシンプルで、Lark 管理コンソールの「法人概要」→「アップグレード」から注文画面に進む方式です(公式ヘルプセンター)。同一の法人アカウントのままプランを切り替えるため、別ツールへの乗り換えのようなデータ引っ越し作業は発生しません。
👉 自社がどのトリガーに当たりそうか、数字で知りたい方へ
切替ラインの一般論はここまでで示しましたが、既存ツールの解約タイミング・年払い契約の残期間・部門ごとの段階移行といった「記事では一般化できない変数」は会社ごとに異なります。無料相談(60分)で、貴社の人数・業務量・既存契約に当てはめた切替ラインの試算をその場でお渡しします。
他ツールの無料プランと比べる — Notion・Slack・kintone との違い
結論として、「複数人の実業務を無料のまま運用できる範囲」で見ると、ここで比較した主要4ツール(Lark・Notion・Slack・kintone)の中では Lark Starter が最も広いというのが 2026年8月時点の各社公式ページの比較結果です。
| ツール | 無料プランの範囲 | 主な制限 | 有料の入口価格 |
|---|---|---|---|
| Lark(Starter) | チャット・Docs・Base・承認・カレンダー等を 20 名まで | 会議 1on1 のみ / 履歴 18 ヶ月 / Base 2,000 行 | Pro ¥1,420/人(税抜・年払い) |
| Notion(フリー) | 個人利用はページ・ブロック無制限 | メンバー2名以上ではブロック数制限 / ファイル 5 MB / ページ履歴 7 日 | プラス ¥1,650/人 |
| Slack(フリー) | チャット中心。人数上限の明記なし | メッセージ履歴 90 日 / アプリ連携 10 個まで / ハドル 1対1 のみ | プロ ¥1,050/人(月払い) |
| kintone | 無料プランなし(30 日間の無料お試しのみ) | 契約は最小 10 ユーザーから(ライト・スタンダード) | ライト ¥1,000/人・スタンダード ¥1,800/人(税抜) |
出典: 各社公式料金ページ(Lark / Notion / Slack / kintone、いずれも 2026 年 8 月 19 日確認)。価格の前提条件は各社で異なります(Lark Pro=税抜・年払い、kintone=税抜、Slack プロ=月払い価格、Notion=公式ページ表記の円価格)。正確な支払条件は必ず各公式ページでご確認ください。
比較のポイントは3つあります。第一に、Notion のフリープランは「個人では強力、チームでは検証用」です。メンバー2名以上になるとブロック数に制限がかかるため、複数人の本格運用は実質プラス(¥1,650/人)前提になります(業務DB用途の詳細比較は Notion vs Lark Base)。第二に、Slack のフリープランは履歴 90 日が実務の壁で、Lark Starter の 18 ヶ月と比べると「過去のやり取りを資産にする」用途では差が大きく出ます。第三に、kintone には無料プランがそもそも存在せず、契約も最小 10 ユーザーからのため、最小構成でも月 ¥10,000(ライト 10人)からのスタートです(kintone の料金改定と移行判断も参照)。「まず無料で実業務を載せて検証し、効果を見てから課金する」という進め方自体が、Lark 以外では取りにくいのが現状です。比較の結果 Lark に傾いてきた方は、当社のLark 導入支援サービスの内容もあわせてご覧ください。
当社の実例に学ぶ — 月240時間→24時間の経験を無料プランの検証手順に落とし込む
結論として、当社(アウフヘーベンジャパン株式会社・群馬県前橋市)が自社 EC 事業の定型業務を月 240 時間から 24 時間へ 90% 削減できた出発点は、高額なシステム投資ではなく「まず Lark に業務を載せ替えて検証する」進め方でした(詳細は 自社EC事業の実装記録)。以下は当社の経験を無料プラン(Starter)の枠に当てはめた、課金前に検証を完結させる3段階の手順です。
段階1: チャットと文書を Lark に一本化する(無料枠で可能)。メール・LINE・Excel 台帳に散っていた連絡と記録を Lark のチャットと Docs に集約しました。この段階で「探す時間」「転記する時間」が目に見えて減り、後続の自動化の材料(データ)が1ヶ所に貯まり始めます。
段階2: 台帳を Base に移し、通知系の自動化を数本入れる(無料枠で検証可能)。受注・在庫・発送の台帳を Base に移し、「ステータスが変わったら担当者に通知」型の自動化から始めました。月 1,000 回の自動化枠は、この検証段階では十分な広さです。ここで削減時間を計測し、「自動化枠・行数が足りなくなる=効果が出ている」ことを数字で確認しました。
段階3: 効果を確認してから範囲を広げる。載せ替えた業務の削減効果が数字で見えた段階で、対象業務と自動化を全面展開しました。重要なのは順序です。先に課金してから載せる業務を探すのではなく、無料の範囲で「載る業務・削れる時間」を確定させてから投資判断をする。この順序なら、稟議も「月◯時間の削減実績に対して月額いくら」という費用対効果の形で通せます。全社展開までの12ヶ月の工程は Lark DX 完全ロードマップ2026 にまとめています。
よくある質問(FAQ)
Q1. Lark の無料プランはいつまで使えますか?期限はありますか?
A. 公式料金ページ・公式ヘルプセンターのいずれにも Starter プランの利用期限の記載はなく、期間限定トライアルではなく恒常的な無料プランとして提供されています(2026年8月19日確認)。クレジットカード登録なしで開始でき、勝手に課金が始まる仕組みではありません。有料化を検討するのは、20名・会議・Base 行数などの制限を超えたくなったときです。
Q2. Lark の無料プランは何人まで使えますか?21人になったらどうなりますか?
A. Starter プランのユーザー上限は 20 名です(2025年3月1日の改定で 50 名から縮小)。21 名以上で利用するには Pro プラン(1人月額 ¥1,420・税抜・年払い)への切替が必要で、たとえば 30 名なら月額 ¥42,600 です。なお上限到達時のメンバー追加画面の細かな挙動までは公式ページに明記がないため、採用計画で超過が見えている場合は、直前で慌てるのではなく先に切替を予算化して進めておくのが安全です。
Q3. Lark の無料プランでビデオ会議はできますか?
A. Lark の無料プラン(Starter)では1対1(1on1)のビデオ会議のみ可能で、1回の会議は 24 時間までです。3 人以上のグループ会議やウェビナーを Lark 内で開くには Pro プラン以上が必要です。それまでの間は、グループ会議だけ既存ツールを併用するか、切替トリガーとして課金判断に使うのが現実的です。
Q4. Lark の無料プランで Lark Base はどこまで使えますか?
A. Lark の無料プラン(Starter)では1テーブルあたり 2,000 行まで、オートメーションは月 1,000 回まで、Base AI は制限トライアルという枠で、テーブル設計・ビュー・フォームなどの基本機能は利用できます。顧客リストや案件管理なら十分検証できる広さですが、毎日増える明細系テーブルは埋まりが早いため、増加ペースを課金判断の指標にすることをおすすめします。
Q5. Lark を無料から有料に切り替えるとき、データの引き継ぎは必要ですか?
A. 不要です。切替は Lark 管理コンソールの「法人概要」→「アップグレード」から同一の法人アカウントのままプランを変更する方式のため(公式ヘルプセンター)、別ツールへの乗り換えのようなデータ移行作業は発生しません。チャット・Docs・Base のデータはそのまま、制限だけが拡大されます。
まとめ — 無料の範囲で「業務の載せ替え」を検証し、数字で切替を判断する
本記事の要点を整理します。Lark の無料プラン(Starter)は、20名・ストレージ100GB・Base 2,000行・自動化1,000回/月という枠の中で、チャット・Docs・Base・承認までの実業務を期限なしで運用できる「実用水準の無料プラン」です。一方で「3人以上のビデオ会議は不可」「チャット履歴は18ヶ月」「上限は50名から20名に縮小済み」という3点は、導入前に知っておかないと計画が崩れる制限です。
そして有料切替は、期限や雰囲気ではなく5つのトリガー(21人目・グループ会議・Base 2,000行・自動化1,000回・ガバナンス要件)で判断する。切替後の費用は人数 × ¥1,420 で即算でき、30名なら月 ¥42,600。この「無料で検証 → 数字で判断 → 同一アカウントのまま切替」という道筋を最初に設計しておくことが、当社が自社事業の月240時間→24時間で実証した、コストを無駄にしない Lark 導入の型です。
仕組みを変える。会社を変える。
貴社の「無料で検証すべき業務」と「切替ライン」を一緒に決めませんか
60分の無料相談で、貴社の規模・業務・既存ツールの契約状況を棚卸しし、「無料プランで検証する業務の選定」と「有料切替の損益分岐試算」をまとめた設計メモ(Lark Docs)をお渡しします。自社の物販事業で月240時間→24時間(90%削減)を実証した実装者が直接対応します。
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Lark は ByteDance Ltd. の登録商標です。当社は Lark の導入を支援する独立した第三者コンサルティング事業者であり、ByteDance 社の公式機関ではありません。
記載の料金・機能は 2026 年 8 月 19 日時点で各公式サイトにて確認した情報です。最新の情報は各公式ページをご確認ください。