Notion 値上げ / AI標準搭載 / 中小企業のSaaSコスト見直し / Lark 移行ガイド
Notion 値上げ・AI標準搭載2026 で中小企業のコストはどう変わるか — フル AI の「ビジネス集約」とクレジット課金、Lark 統合への乗り換え判断基準・移行3ステップ
「Notion がまた高くなった気がする」「AI が標準搭載になったと聞いたが、うちが使いたい機能は結局ビジネスプランじゃないと使えない」「AI エージェントを動かすたびに追加クレジットで課金されるのは想定外だった」————この Notion 値上げと AI 標準搭載をめぐる不安に、他社まとめ記事ではなく Notion 公式料金ページと Lark 公式プランページの一次情報だけで答えるのが本記事です。何が・いくら変わったか → 中小企業への影響 → Lark との総額比較 → 乗り換え/継続の判断基準 → 移行3ステップまで一気通貫で整理し、経営者が「値上げを受け入れるか、この機会にツールを見直すか」を最短で判断できる状態にします。自社 EC 事業を Lark に集約し月 240 時間 → 24 時間(90% 削減)を実証した当社の実装知見も併記します。
所要 15 分 / 10〜100名規模の経営者・情シス向け / 2026 年 8 月 5 日公開
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Notion は「ドキュメント・Wiki・データベース」を核にしたツールです。多くの中小企業は Notion に加えてチャット・Web 会議を別々に契約しており、AI 標準搭載で単価が上がっても「乗り換えが怖い」で結局そのまま更新——という会社は少なくありません。ですが、いま払っているツールを 1 枚に棚卸しすれば、「本当に必要な機能」と「重複して払っている機能」がはっきり分かれます。当社は群馬・前橋で自社 EC 事業を Lark に集約し 月 240 時間 → 24 時間(90% 削減)を実証した実体験から、貴社の現行ツールとコストを棚卸しした 「SaaS コスト見直しマップ(Lark Docs)」を 60 分の無料相談でお渡しします。乗り換えありきではなく「残す判断」も含めて中立にご提案します。
この記事でわかること
- Notion の現行料金(フリー/プラス/ビジネス/エンタープライズ)と、AI 標準搭載でコスト構造がどう変わったか — 公式ページの一次情報で確認
- 「AI がプランに組み込まれた」ことの裏で、フル AI(Notion エージェント・AI ミーティングノート)は上位のビジネス(¥3,150)に集約され、フリー・プラスは体験版に制限されるという中小直撃の論点
- Notion(文書・DB特化)と Lark(チャット+会議+文書+DB+承認+AI の統合型)を、同じ機能帯・実際のツールスタックで並べた総額比較(10名/30名/50名)
- AI 標準搭載を受け入れて継続すべき会社/この機会に乗り換えを検討すべき会社の判断基準
- ページとデータベースを失わず Lark へ移行する現実的な3ステップと、移行前に必ず押さえる注意点
目次
- 結論 — Notion 値上げの本質は「AI 標準搭載=フル AI のビジネス集約」。文書ツールに固定費が積み上がる
- 何が・どう変わったのか — 公式料金と AI 標準搭載の中身
- なぜ「AI のビジネス集約」と「クレジット課金」が中小企業に効くのか
- Notion vs Lark 総額比較 — 単価とツールスタックの二軸で見る
- 乗り換えるべきか、継続すべきか — 5つの判断基準
- Lark への移行3ステップ — ページとデータベースを失わず段階移行する
- 自社 EC 事例 — 「文書の外側」を束ねると固定費と工数が同時に減る
- 移行前に押さえる3つの注意点
- よくある質問(FAQ)
- まとめ — まず「Notionの外で払っている金額」を1枚に並べる
結論 — Notion 値上げの本質は「AI 標準搭載=フル AI のビジネス集約」。文書ツールに固定費が積み上がる
結論を先に述べます。Notion の「値上げ」は全プラン一律のアップではなく、「Notion AI を各プランに組み込み(標準搭載)、そのフル機能を上位のビジネスプランに集約した」再編です。かつて Notion AI は各プランに別料金で足す追加アドオンとして提供されていましたが、現在は各プランに組み込まれています。ただしフリー・プラスで使えるのは体験版に制限された AIで、Notion エージェントや AI ミーティングノートといったフル機能を使うには上位のビジネスプラン(1 メンバー月額 ¥3,150)が必要です。さらに、カスタムエージェントを動かすには無料枠を超えると追加のクレジット課金(¥1,000=約 $10 相当)が発生します(出典: Notion 公式料金ページ(2026 年 8 月 5 日確認))。
ここから導かれる中小企業にとっての要点は 1 つです。Notion はあくまで「ドキュメント・Wiki・データベース」を核にしたツールであり、AI 標準搭載で単価が上がっても、チャット・Web 会議・カレンダー・申請承認といった業務の残り半分は別ツールで払い続ける構図は変わらないということ。AI をフル活用する会社にとっては「AI 込みで妥当」でも、AI をほとんど使わない会社にとっては「使わない機能のために、本気で使うにはビジネスへ上げろと誘導される」だけに見えます。つまり、AI 標準搭載をそのまま受け入れるべきかどうかは、「自社が Notion の AI をどれだけ使うか」「Notion の外でいくつのツールに払っているか」で答えが変わります。使わない/束ねられるなら、この改定はツール全体を見直す絶好のタイミングです。以下、まず公式料金で事実を確認し、Lark との総額比較・判断基準・移行手順の順に具体化します。
なぜ今この見直しが必要か。中小企業白書が繰り返し指摘するとおり、中小企業の DX が進まない大きな要因は「人手不足とコスト負担」です。民間調査(Gron 2026)では DX の失敗率は 64%、中小企業の DX 実施率は わずか 4.6% にとどまるとされます(DX 推進の全体動向は IPA「DX 動向」も参照)。文書・DB・チャット・会議を別々に契約するほど固定費は積み上がり、DX への投資余力は削られます。AI 標準搭載という「便利になった」フレーズを「仕方ない」で流さず、Notion と、その外で払っている金額を突き合わせることが、中小企業のコスト最適化の第一歩です。
読み方のポイント: 本記事は「Notion の AI 標準搭載・値上げ局面を起点に、乗り換えるべきかを判断する」記事です。機能・料金をフラットに比較したい方は Lark と Notion の違いを徹底比較【2026年版】 を、業務データベースの選定軸で突き合わせたい方は Notion vs Lark Base 中小企業の業務DB選定 を、他の SaaS(Slack・Google Workspace 等)の値上げも含めた全体像は 2026年 中小企業 SaaS コスト見直しガイド を合わせてお読みください。
何が・どう変わったのか — 公式料金と AI 標準搭載の中身
結論として、現行の Notion の料金は、フリー ¥0/プラス ¥1,650/ビジネス ¥3,150(いずれも 1 メンバー月額)、エンタープライズは要問い合わせ(カスタム料金)です。まずは公式ページに掲載されている現行価格を正確に押さえます。
| プラン | 月額(1メンバー) | AI の扱い | 主な内容 |
|---|---|---|---|
| フリー | ¥0 | 体験版 AI(制限あり) | 個人・少人数向け、基本のページ/DB、共同編集 |
| プラス | ¥1,650 | 体験版 AI(制限あり) | 無制限ブロック、チームスペース、ゲスト拡張 |
| ビジネス | ¥3,150 | フル AI(エージェント・AI ミーティングノート) | SAML SSO、高度な権限、AI フル機能 |
| エンタープライズ | 要問い合わせ | フル AI+ゼロデータ保持 | 高度なガバナンス、監査ログ |
出典: Notion 公式料金ページ(2026 年 8 月 5 日確認)。表示は 1 メンバーあたり。年払いで割引(最大 20% お得)の案内があります。カスタムエージェントは無料枠を超えると追加クレジット(¥1,000=約 $10 相当)が必要です。
この料金体系の背景にあるのが、Notion AI の「標準搭載」への再編です。ポイントは大きく 3 つ。第一に、かつて別料金の追加アドオンだった Notion AI を各プランに組み込んだこと。一見「AI が無料で付いてきてお得」に見えます。第二に、しかしフリー・プラスで使えるのは体験版 AI に制限されており、Notion エージェントや AI ミーティングノートといったフル機能はビジネスプラン(¥3,150)以上に集約されたこと。第三に、カスタムエージェントを本格運用すると、無料クレジットを超えた分は追加課金(¥1,000=約 $10 相当)になること。つまり「AI を本気で使うなら、実質プラスの倍近い単価のビジネスへ」という誘導が働きます(出典: Notion 公式料金ページ)。
ここで「AI 込みで実質お得」と読むか「フル AI のために値上げ」と読むかが、会社によって正反対になることに注意が必要です。エージェントや議事録 AI を日常的に回す会社なら、AI を個別に買っていた頃より合理的です。一方、ページと DB を普通に使うだけの会社にとっては、使う予定のないフル AI のために、本気で使うにはプラス(¥1,650)からビジネス(¥3,150)への実質倍増を迫られるように見えます。「体験版で足りるうちはプラスのまま、AI をちゃんと使いたければビジネスへ」——この段差が、Notion の値上げが中小企業に「じわじわ効く」理由です。
なぜ「AI のビジネス集約」と「クレジット課金」が中小企業に効くのか
結論として、今回の再編が中小企業に効くのは、フル AI を使おうとした瞬間に 1 メンバー単価がプラス ¥1,650 からビジネス ¥3,150 へほぼ倍増し、さらにエージェント運用で従量クレジットが上乗せされるからです。大企業なら 1 メンバー数百円〜千円台の単価変動は全体予算で吸収できますが、10〜30 名規模の中小企業では、固定費の差がそのまま利益を圧迫します。
具体的に見てみましょう。20 名でプラス(¥1,650)を使う会社の年額は ¥1,650×20×12=¥396,000。ここで「AI エージェントや議事録 AI をちゃんと使いたい」という理由でビジネス(¥3,150)へ上げると、年額は ¥3,150×20×12=¥756,000。差額は年間 ¥360,000 の増です。しかもカスタムエージェントを部門横断で常用すれば、ここに従量クレジットが加わります。これは中小企業にとって「便利になったから」で気軽に飲み込める金額ではありません。
そして重要なのは、この改定を「AI が付いたから払う」で流すのか、「使い方を見直す起点」にするのかという姿勢の差です。Notion は優れた文書・DB ツールですが、あくまでナレッジとデータの1機能に特化しています。チャット・Web 会議・カレンダー・申請承認は Notion の外にあり、多くの会社が Slack・Zoom・Google Workspace などを併用して追加コストを払い続けています。AI 標準搭載の通知は、普段は面倒で先送りにしがちな「ツールの棚卸し」を強制的に考えさせてくれる貴重な機会でもあります。同様の構図は他の SaaS でも同時進行しており、Slack の 2026 年値上げや Google Workspace の 2026 年値上げでも「乗り換えか継続か」の判断が中小企業に迫られています。
💡 中間 CTA: 「うちは Notion の AI 標準搭載を受け入れるべきか、束ね直すべきか」を 60 分で切り分けたい方は、無料相談で現行ツールとコストの棚卸しマップをお渡しします。乗り換え先の全体像は Lark 導入支援サービス、業務データベースの受け皿は Lark Base が中小企業の業務効率を変える3つの理由 をご覧ください。
Notion vs Lark 総額比較 — 単価とツールスタックの二軸で見る
結論として、「AI・会議・チャット・DB まで含めた同じ機能帯」で比べると、Lark Pro(月額 ¥1,420)は Notion プラス(¥1,650)よりもビジネス(¥3,150)よりも 1 ユーザーあたり安く、しかもチャット・ビデオ会議・ドキュメント・データベース・承認・AI まで 1 つに含むのが要点です。まず Lark の現行料金を公式で確認します。
| Lark プラン | 月額(税抜・年払い) | ユーザー上限 | ストレージ |
|---|---|---|---|
| Starter | ¥0(無料) | 20 名まで | 100 GB(全社合計) |
| Pro | ¥1,420 | 500 名まで | 15 TB(全社合計) |
| Enterprise | 要問い合わせ | 無制限 | 15 TB+1名につき 30 GB |
出典: Lark 公式プランページ(2026 年 8 月 5 日確認)。年間プランで 16.6% オフ。Lark はチャット・ビデオ会議(Pro は500名まで)・ドキュメント・カレンダー・データベース(Base)・承認ワークフロー・AI アシスタントを 1 プランに含みます。
軸1: 単価(1ユーザーあたり)で見る。Notion で「フル AI+高度な権限」を揃えるにはビジネス(¥3,150)が必要です。この単価で規模別の年間総額を Lark Pro(¥1,420)と並べたのが次の表です。
| 人数 | Notion ビジネス 年額 (¥3,150×人数×12) |
Lark Pro 年額 (¥1,420×人数×12) |
Lark の年間差額 |
|---|---|---|---|
| 10 名 | ¥378,000 | ¥0(Starter で可)〜¥170,400 | 最大 ¥378,000 減 |
| 30 名 | ¥1,134,000 | ¥511,200 | ¥622,800 減 |
| 50 名 | ¥1,890,000 | ¥852,000 | ¥1,038,000 減 |
Notion ビジネスは 1 メンバー月額 ¥3,150、Lark Pro は ¥1,420(税抜・年払い換算)で単純比較。10 名は Lark なら 20 名まで無料の Starter で運用できるケースがあり、その場合は年額 ¥0。Notion のカスタムエージェント従量課金や導入割引・個別見積は含みません。なお「体験版 AI で十分・文書だけ使う」ならプラス(¥1,650)比較になり、それでも Lark Pro(¥1,420)が単価で下回ります。
ただし、ここで誠実に補足すべき点があります。Notion はページ編集の完成度、Wiki・ナレッジベースの作り込み、テンプレートやサードパーティ連携のエコシステムで高い評価を得ており、「ドキュメントと社内 Wiki を美しく作り込むこと自体が価値」という会社にとっては、単価差だけで割高とは言い切れません。純粋にナレッジ表現力を最重視するなら Notion が勝つケースはあります。にもかかわらず Lark が中小企業のコスト最適化に効くのは、次に示す「ツールスタック(実際に払っている合計)」で見たときです。
軸2: ツールスタック(Notionの外を含む合計)で見る。Notion は文書・DB 特化のため、実際の業務ではチャット・Web 会議を別ツールで補います。代表的な組み合わせを、各社の公式料金で 1 ユーザー月額に揃えて並べると次のようになります。
| 用途 | Notion を軸にした併用例 | 月額/人(税別・年払い換算) |
|---|---|---|
| 文書・DB・Wiki | Notion プラス | ¥1,650 |
| チャット | Slack プロ | ¥925 |
| Web 会議 | Zoom プロ | ¥2,124 |
| 3ツール合計 | Notion+Slack+Zoom | ¥4,699 |
| 統合型 | Lark Pro(1本で完結) | ¥1,420 |
出典: Notion 公式料金(プラス ¥1,650/月)、Slack 公式料金(プロ 年払い ¥925/月・税別)、Zoom 公式料金(プロ 年払い ¥2,124/月・税別)、Lark は前掲。あくまで代表的な併用例で、実際の構成は会社ごとに異なります。用途を Lark 1 本に束ねると、1 ユーザー月額で 約 ¥3,279 の差(Lark が安い)、30 名なら年間 約 ¥1,180,000 の削減に相当します。フル AI を求めて Notion をビジネス(¥3,150)にすると、この差はさらに広がります。
つまり、「Notion 単体は文書ツールとして優秀」は正しいが、「Notion を使う会社の実際の支払い」で見ると割高になりやすい——これが AI 標準搭載・値上げ局面で見落とされがちな論点です。ツールを束ねる考え方は SaaS ポカリプス 2026 — 統合型へ移行すべき5つの理由 と Lark Base が中小企業の業務効率を変える3つの理由 に詳しくまとめています。複数ツールの使い分け全体像は Salesforce・Notion・kintone・Lark 使い分け 判断基準2026 も参考になります。
乗り換えるべきか、継続すべきか — 5つの判断基準
結論として、「Notion のページ・Wiki・テンプレート・連携に深く作り込んでいる」なら継続、「Notion の外でチャット・会議に何本も払っている/フル AI をビジネスで使いたい」なら乗り換え検討が基本線です。「Notion が高い」と感じ始めたら、そのまま代替を探すのではなく、まず次の 5 つで自社を診断してください。感覚ではなく基準で判断することが、値上げ局面で失敗しないコツです。
基準① Notion の AI 機能(エージェント・議事録・要約)を日常業務で使っているか
Notion エージェントや AI ミーティングノートを毎日のように使っているなら、ビジネスへの集約は「フル AI 込みで妥当」。ほとんど使っていないなら、使わないフル AI のために単価倍増を迫られる状態で、見直しの筆頭候補です。
基準② チャット・Web会議を別ツールで払っているか
Notion に加えて Slack・Zoom・Google Workspace などを併用しているなら、それらを 1 本に束ねられる Lark への統合で総額が大きく下がる可能性が高い。ツール数が多い会社ほど乗り換えメリットが出ます(前掲のスタック比較参照)。
基準③ 20名以下の小規模組織か
20 名以下なら Lark Starter(無料)で、ドキュメント・データベース(Base)に加えてチャット・ビデオ会議・カレンダー・承認までまかなえるケースが多く、値上げの影響を実質ゼロにできます。「有料化していく Notion +別ツール」と「20名まで無料の Lark」の差は、小規模ほど大きくなります。
基準④ Notion のページ資産・テンプレート・連携への依存度
大量の Notion ページ、作り込んだ社内 Wiki、テンプレートやサードパーティ連携に深く依存しているなら、移行コストが乗り換えメリットを上回ることもあります。この場合は継続、または段階移行が現実的です。
基準⑤ 現場スタッフ(PCを持たない従業員)が多いか
店舗・工場・現場スタッフが多い会社は、全員分の有料文書ライセンスを配るとコストが重くなりがち。Lark は現場スタッフ向けの巻き込み設計があり、職種で席を分けてコストを抑えられます。チャット・会議まで含む統合度での他ツール比較は Lark vs Microsoft Teams 比較、業務データベースの統合度は Lark vs kintone 比較 も判断材料になります。
Lark への移行3ステップ — ページとデータベースを失わず段階移行する
結論として、移行は「いきなり全部乗り換える」のではなく、①並行運用で検証 → ②ページ・データベース移行 → ③切り替えの 3 ステップで進めるのが失敗しないコツです。契約更新日をゴールに逆算して計画します。
ステップ① 並行運用で文書・データベースから試す(2〜4週間)
まずは Lark の無料 Starter で、ドキュメントとデータベース(Base)など「切り替えても業務が止まらない領域」から並行運用します。既存の Notion は当面残したまま、新しいプロジェクトや一部の部署だけ Lark に寄せて使用感を検証。Notion で別途 Slack や Zoom を立ち上げていたチャット・会議も、Lark なら同じアプリ内で完結する——この一体感を現場に体感してもらうのが定着の近道です。
ステップ② 重要ページとデータベースを移行する(2〜4週間)
過去のページをすべて移すと疲弊するため、「今も動いている生きた Wiki・ページ」と、意思決定に必要なデータベースだけを Lark へ移します。Notion のデータベースに載っていた業務データは、この機会に Lark Base へ載せ替えると、単なる表が検索・自動化・承認と連動する業務データベースに進化します。作り込み方は Lark Base の3つの理由 を参照してください。過去のアーカイブは、契約が切れる前に Notion のエクスポート機能(Markdown / CSV / PDF)で書き出して保管します。
ステップ③ 全社を切り替え、Notion(と重複ツール)を解約する(更新日に合わせる)
最後に全社の文書・データベース運用を Lark へ切り替え、動作確認後に Notion を解約します。解約は必ず契約更新日の直前に行い、二重課金を避けます。あわせて、Notion の外で払っていた チャット・Web 会議などの重複契約も同時に整理すると、削減効果が最大化します。全社 DX を 90 日で軌道に乗せる進め方は 中小企業の DX を 90 日で軌道に乗せる実践ロードマップ にまとめています。同じ値上げ局面のツール別の移行判断は kintone 値上げ2026 の乗り換え判断 も参考になります。
自社 EC 事例 — 「文書の外側」を束ねると固定費と工数が同時に減る
当社アウフヘーベンジャパンは、群馬・前橋で自社 EC 事業を運営しており、その業務を Lark に集約することで 月 240 時間 → 24 時間(90% 削減)を実証しました。この経験から断言できるのは、コスト削減の本丸は「文書ツールの単価」ではなく「文書の外側で払っているツールの数を減らすこと」だということです。
私たちも以前は、ドキュメント、業務データベース、チャット、Web 会議、タスク管理、申請承認を別々のサービスで回していました。個々の単価は数百〜千円台でも、合算すると固定費は膨らみ、さらに「どのツールに情報があるか分からない」という探索コスト(工数)が積み上がっていました。Notion で決定事項を書き、チャットで「あの件どこだっけ」と聞き、会議ツールを別に立ち上げ、承認は別のワークフローで回す——この分断そのものが時間を溶かしていたのです。これを Lark に束ねた結果、固定費が下がっただけでなく、情報が 1 か所に集まり、検索と自動化で 月 240 時間かかっていた定型業務が 24 時間に圧縮されました。AI 標準搭載・値上げをきっかけに「Notion を 1 つ乗り換える」だけでなく「Notion とその周辺を 1 つに束ねる」視点で見直すと、削減効果は単価差の何倍にもなります。
移行前に押さえる3つの注意点
Lark への移行は固定費削減の有力な選択肢ですが、乗り換えありきで進めると失敗します。移行前に必ず確認すべき点が 3 つあります。
注意点① 「安いから」だけで決めない — 使い方の適合を先に見る
ナレッジ表現力やテンプレートのエコシステムなら Notion に一日の長があります。大事なのは「自社の業務がどちらに合うか」。チャット・会議・業務データベース・承認まで 1 つにしたいなら Lark、Notion のページ・Wiki の作り込みが競争力の源泉なら継続、と使い方から逆算してください。
注意点② ページとデータは「生きた分」に絞り、アーカイブは書き出す
過去数年分のページをすべて移そうとすると、移行だけで疲弊します。今も動いている Wiki・データベースだけを移し、過去ページは Notion のエクスポート(Markdown/CSV/PDF)で保管するのが現実的。並行運用期間を設けて、切り替えても業務が止まらないことを確かめてから解約しましょう。
注意点③ 解約タイミングは契約更新日から逆算する
Notion の解約は、次の更新日の直前に行うのが鉄則です。とくに年払い契約は更新時に自動で 1 年分が課金されるため、更新日を把握しないと想定外の支払いが発生します。移行の 3 ステップは 更新日をゴールに逆算して計画してください。判断や段取りに迷う場合は、次の無料相談で自社に合わせた移行計画をご提案します。
よくある質問(FAQ)
Q1. Notion は2026年にいくら値上げされましたか?
A. 現行料金は フリー ¥0/プラス ¥1,650/ビジネス ¥3,150(いずれも 1 メンバー月額)、エンタープライズは要問い合わせ(カスタム料金)です。全プラン一律の値上げというより、かつて別料金だった Notion AI を各プランに組み込み(標準搭載)、フル機能(Notion エージェント・AI ミーティングノート)を上位のビジネスに集約した再編です。フリー・プラスの AI は体験版に制限され、カスタムエージェントは無料枠を超えると追加クレジット(¥1,000=約 $10 相当)が必要になります。最新の料金・プラン内容は公式料金ページでご確認ください。
Q2. AI が標準搭載になったのに、なぜ実質値上げと言われるのですか?
A. AI が各プランに組み込まれた一方で、フリー・プラスで使えるのは体験版に制限され、Notion エージェントや AI ミーティングノートといったフル機能はビジネス(¥3,150)以上に集約されたためです。フル AI を使おうとするとプラス(¥1,650)からビジネス(¥3,150)へ実質倍増となり、カスタムエージェントの常用には従量クレジットも加わります。AI をフル活用する会社には妥当でも、そうでない会社には「使わない機能のための値上げ」に映る、という見え方の差が生まれます。
Q3. Notion と Lark はどちらが安いですか?
A. 単価では Lark Pro(¥1,420)が Notion プラス(¥1,650)よりもビジネス(¥3,150)よりも安く、しかも Lark はチャット・会議・文書・DB・承認・AI まで 1 本に含みます。Notion は文書・DB 特化のため、実際にはチャット(Slack)や Web 会議(Zoom)を併用するのが一般的で、たとえば Notion プラス+Slack プロ+Zoom プロの合計は 1 ユーザー月額 約 ¥4,699 になります。用途を束ねた総額では Lark が大きく安くなり、30 名なら年間 約 118 万円の差に相当します。判断は「Notion の外でいくつ払っているか」次第です。
Q4. AI 標準搭載でも Notion を使い続けたほうがよい会社は?
A. Notion の AI(エージェント・議事録)をフル活用している会社、社内 Wiki・ページ・テンプレート・サードパーティ連携を深く作り込んでいる会社は、継続または段階移行が現実的です。移行コストが乗り換えメリットを上回るケースがあるためです。逆に、Notion 単体に加えてチャット・会議を別々に払っている会社は、乗り換えで総額を下げられる余地が大きいと言えます。
Q5. Lark へ移行するとき、Notion のページやデータベースは失われますか?
A. 適切に進めれば失われません。①文書・データベースから並行運用 → ②生きた Wiki・ページとデータベースを移行し、過去分は Notion のエクスポート(Markdown/CSV/PDF)で書き出して保管 → ③全社を切り替えて解約、という 3 ステップで段階移行すれば、業務を止めずに移せます。解約は契約更新日の直前に行い、Notion の外で払っていた重複ツールも同時に整理するのが安全かつ効果的です。
まとめ — まず「Notionの外で払っている金額」を1枚に並べる
結論を改めて。Notion の 2026 年の「値上げ」は、Notion AI を各プランに組み込みつつフル機能をビジネス(¥3,150)に集約し、カスタムエージェントに従量クレジットを課す再編です。AI をフル活用する会社には妥当な改定、AI をほぼ使わない会社には、フル機能のために単価倍増を迫られる実質値上げ——この見え方の差が、継続か乗り換えかの分岐点です。Notion は文書・Wiki ツールとして優秀な一方、チャット・会議を別ツールで払う構図が残ります。同じ用途を束ねると Lark Pro(¥1,420)1 本のほうが総額で大きく下がり、20 名以下なら Lark Starter が無料です。
大切なのは、AI 標準搭載の通知を「便利になったから」で流さないこと。まず 「Notion で払っている金額」と「Notion の外(チャット・会議)で払っている金額」を 1 枚の表に並べるだけで、残すべきか束ね直すべきかは驚くほど明確になります。当社は群馬・前橋で自社 EC 事業を Lark に集約し月 240 時間 → 24 時間(90% 削減)を実証した実体験から、この棚卸しから中立に伴走します。
自社の現行ツールとコストを棚卸しする「SaaSコスト見直し診断」無料相談(60 分)
「Notion の AI 標準搭載を受け入れるか、この機会に束ね直すか」を 60 分で切り分け、SaaS コスト見直しマップ(Lark Docs)をお渡しします。乗り換えありきではなく「残す判断」も含めて中立にご提案。群馬・前橋拠点、全国オンライン対応。
まず「Notionの内と外で払っている金額」を1枚にする(無料 60 分)→
乗り換え先の全体像は Lark 導入支援サービス、コスト最適化を含む DX 全般は DX コンサルティング もご覧ください。
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- アウフヘーベンジャパン株式会社 会社案内 — 群馬・前橋拠点。Lark 導入を支援する独立系コンサルティング事業者。
本サイトは アウフヘーベンジャパン株式会社 が運営しています。
Lark は ByteDance Ltd. の登録商標です。当社は Lark の導入を支援する独立した第三者コンサルティング事業者であり、ByteDance 社の公式機関ではありません。Notion は Notion Labs, Inc.、Slack は Slack Technologies, LLC(Salesforce, Inc.)、Zoom は Zoom Communications, Inc.、Google Workspace は Google LLC、kintone はサイボウズ株式会社、Microsoft 365・Teams は Microsoft Corporation の商標です。本記事中の Notion・Lark・Slack・Zoom の料金/機能に関する情報は、2026 年 8 月 5 日時点で各社が公開している公式料金ページに基づいています。料金・プラン内容は変更される場合があり、適用時期は契約更新日・契約形態により異なります。最新情報は各公式ページおよびご契約の請求情報でご確認ください。