グループウェア移行2026 / サイボウズ Office・Garoon / パッケージ版サポート終了
サイボウズ Office/Garoon から Lark へ — パッケージ版サポート終了2027に備えるグループウェア移行判断2026
「長年使ってきたパッケージ版サイボウズが、いつまで使えるのか分からない」「クラウドに移れと言われても、そのままクラウド版にすべきか、別のグループウェアに乗り換えるべきか判断できない」————この悩みに、他社まとめ記事ではなく サイボウズ公式のパッケージ版終了案内と各サービスの公式料金ページの一次情報だけで答えるのが本記事です。パッケージ版(オンプレミス版)サイボウズ Office は2027年9月30日でサポートが完全終了します。この「期限」を、単なるクラウド版への横滑りで済ませるのか、それともグループウェアを本気で選び直す好機にするのか——。移行先の選択肢(クラウド版Office/Garoon・Microsoft 365・Google Workspace・そして Lark)を、料金・機能・移行難度の3軸で採点し、「全部入り+AI」の第4の選択肢 Lark をどんな会社が選ぶべきかまで中立に整理します。群馬・前橋で自社EC事業を Lark に集約し月240時間→24時間を実証した当社の実装知見も併記します。
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パッケージ版サイボウズのサポート終了は「移行しないと止まる」という締切であると同時に、グループウェアを選び直せる数年に一度のタイミングでもあります。当社は群馬・前橋で自社EC事業を Lark に集約し 月 240 時間 → 24 時間(90% 削減)を実証した実体験から、「現状の使い方をそのまま延命するか」「業務全体を統合し直すか」を 60 分の無料相談で棚卸しし、「グループウェア移行判断マップ(Lark Docs)」としてお渡しします。特定ツールありきではなく、御社の使い方に合う移行先を中立にご提案します。
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この記事でわかること
- パッケージ版(オンプレミス版)サイボウズ Office/Garoon のサポート終了スケジュール——Office は2027年9月30日サポート終了、Garoon は2033年1月末サポート終了という公式日程の違い
- 移行先の5つの選択肢マップ——クラウド版サイボウズ Office/Garoon・Microsoft 365・Google Workspace・Lark を「守りの移行」と「攻めの移行」に分類
- 30名規模で試算した月額料金の横並び比較(すべて公式料金ページの税抜価格)——なぜ「Lark は per-seat では最安ではないが TCO では効く」のか
- グループウェア機能・業務DB・AI・ビデオ会議の充足度比較と、移行難度(データ移行・学習コスト)の現実
- Lark を選ぶべき会社・選ぶべきでない会社の判断基準と、失敗しない移行3ステップ
目次
- 結論 — 「クラウド版に横滑り」か「統合し直す」かの分岐点
- パッケージ版サイボウズのサポート終了スケジュール(公式日程)
- 移行先の選択肢マップ — 守りの移行 vs 攻めの移行
- 料金比較 — 30名で試算した月額の横並び(公式・税抜)
- 機能比較 — グループウェア・業務DB・AI・会議の充足度
- 移行難度の現実 — データ移行・学習コスト・並行運用
- Lark を選ぶべき会社・選ぶべきでない会社
- 失敗しない移行3ステップ
- グループウェア移行でよくある3つの失敗
- よくある質問(FAQ)
- まとめ — 「期限」を「選び直し」に変える
結論 — 「クラウド版に横滑り」か「統合し直す」かの分岐点
結論を先に述べます。パッケージ版サイボウズ Office は2027年9月30日でサポートが完全終了するため、この期限までに何らかの移行判断が必要です(出典: サイボウズ公式「パッケージ版サイボウズ Office 販売終了・サポート終了のご案内」 2026年8月確認)。選択肢は大きく2つ——(A)そのままクラウド版サイボウズ Office/Garoon へ横滑りする「守りの移行」と、(B)この機にグループウェア・チャット・ビデオ会議・業務DBを1つに統合し直す「攻めの移行」です。
どちらが正解かは会社の状況で変わります。現状の使い方に大きな不満がなく、変化コストを最小化したいなら(A)クラウド版への横滑りが最も安全です。一方、「サイボウズはスケジュールと掲示板で使っているが、チャットは LINE、会議は Zoom、データは Excel と、ツールがバラバラで消耗している」なら、(B)統合型への乗り換えを検討する価値があります。この(B)の有力な選択肢が、グループウェア機能に加えてチャット・ビデオ会議・業務DB(Lark Base)・AI・ドキュメントを1アプリに束ねた Lark(ラーク) です。
ただし正直に申し上げると、1ユーザーあたりの月額単価だけを見れば、Lark はクラウド版サイボウズ Office より高く見えます(後述の料金表で詳述)。Lark の価値は「グループウェア単体としての安さ」ではなく、複数のツールを1つに統合することで生まれる総コスト(TCO)と運用の一本化にあります。だからこそ「サイボウズをサイボウズで置き換える」比較だけでなく、「サイボウズ+Zoom+Excel+チャットを Lark 1つで置き換える」という視点での比較が欠かせません。以下、公式情報でスケジュールから順に押さえます。
読み方のポイント: 本記事は「グループウェアの本体(Office/Garoon)」の移行判断ガイドです。同じサイボウズ社の業務改善プラットフォーム kintone の乗り換え検討は Lark vs kintone 徹底比較 と kintone 値上げ&最小契約10名化と Lark 移行判断 を、Microsoft 365 / Google Workspace との比較は Lark vs Microsoft Teams と Lark vs Google Workspace を合わせてお読みください。
パッケージ版サイボウズのサポート終了スケジュール(公式日程)
結論として、「パッケージ版=すべて2027年に終わる」わけではありません。Office と Garoon で終了時期が大きく異なります。ここを混同すると移行の緊急度を読み違えます。公式の日程を並べます。
| 製品 | 新規販売終了 | 継続ライセンス販売終了 | サポート完全終了 |
|---|---|---|---|
| パッケージ版 サイボウズ Office |
2021年9月30日 | 2026年9月30日 | 2027年9月30日 |
| パッケージ版 Garoon |
2027年10月より順次終了 | 2033年1月末 | |
出典: サイボウズ公式 パッケージ版サイボウズ Office 販売終了のご案内 / Garoon 公式サイト(いずれも2026年8月確認)。なお、クラウド版へのデータ移行ツールの提供は2027年12月31日で終了予定とされています。
要点は3つです。第一に、パッケージ版サイボウズ Office は継続ライセンスの販売が2026年9月30日で終了し、サポートも2027年9月30日で完全に切れます。サポート終了後は不具合修正やセキュリティ更新が提供されないため、OSやサーバー環境の更新に伴う不具合、脆弱性の放置といったリスクを抱えたまま使い続けることになります。実務上、2027年9月末が「移行を終えておくべき実質的なデッドライン」です。
第二に、パッケージ版 Garoon はサポート終了が2033年1月末と、Office より約5年余裕があります。Garoon をお使いの中堅企業は、Office ほど切迫していません。ただし「販売終了は2027年10月から順次」始まるため、追加ライセンスや増設の可否は早めに確認が必要です。第三に、いずれの場合も「サポート終了ギリギリでの移行」は最悪手です。データ移行ツールの提供も2027年末で切れるため、移行の設計・検証・並行運用の期間を逆算すると、Office 利用企業は2026年内には移行方針を固めるのが現実的です。
💡 中間まとめ: 「まだ2027年でしょ」と構えている Office 利用企業ほど危険です。データ移行と社内定着には半年〜1年かかるのが普通で、逆算すると今(2026年後半)が移行先を決める適期。この「決めるべき今」を、単なる延命ではなく業務統合の機会に変えられるかが分かれ目です。移行方針の棚卸し(無料相談)はこちら →
移行先の選択肢マップ — 守りの移行 vs 攻めの移行
結論として、移行先は「今の使い方を維持する守りの移行」と「ツールを統合し直す攻めの移行」に分けて考えると整理しやすくなります。主な選択肢を5つ挙げ、それぞれの立ち位置を示します。
| 移行先 | 分類 | 向いている会社 |
|---|---|---|
| クラウド版 サイボウズ Office |
守りの移行 | 現状の使い方(スケジュール・掲示板・ワークフロー)を最小変化で継続したい小規模企業 |
| クラウド版 Garoon |
守りの移行 | 部門数が多く、既に Garoon の運用が定着している中堅企業 |
| Microsoft 365 | 攻めの移行 | Excel/Word/PowerPoint 資産が多く、Teams でチャット・会議も統合したい会社 |
| Google Workspace | 攻めの移行 | Gmail・スプレッドシートの共同編集を主軸に、軽量に統合したい会社 |
| Lark | 攻めの移行(全部入り) | チャット・会議・ドキュメント・業務DB・AIまで1アプリに統合し、脱・ツール乱立を狙う会社 |
ここで押さえておきたいのは、クラウド版サイボウズへの横滑りは「グループウェア機能はほぼそのまま移せるが、チャットやビデオ会議、業務データベースは依然として別ツールが必要」という点です。サイボウズ Office/Garoon はスケジュール・掲示板・ワークフロー・メールといった「グループウェアの王道機能」に強い一方、ビジネスチャットや高機能なビデオ会議は主軸ではありません。そのため多くの会社が「サイボウズ + Slack/LINE + Zoom + Excel/kintone」という組み合わせで運用しており、このツールの乱立(SaaS の分散)こそが中小企業の情報の分断とコスト増の温床になっています(この構造は SaaS ポカリプス2026 — 統合型へ移行すべき5つの理由 で詳述)。
Lark が「第4の選択肢」として位置づくのは、まさにこの乱立を1つに畳める点です。グループウェア機能(カレンダー・承認ワークフロー・掲示板的なグループ投稿)に加えて、ビジネスチャット、最大500名のビデオ会議、共同編集ドキュメント、ノーコードの業務データベース Lark Base、そして生成AI まで標準で含む——これが「全部入り」と呼ばれる所以です。移行を「乗り換え」で終わらせず「統合」まで進めたい会社にとって、有力な候補になります。
料金比較 — 30名で試算した月額の横並び(公式・税抜)
結論として、1ユーザー単価だけならクラウド版サイボウズ Office が最安ですが、「チャット・会議・業務DBまで含めた総額」で見ると評価が変わります。まず各サービスの公式料金(税抜)を、30名規模の月額に換算して並べます。
| サービス / プラン | 1人月額 | 30名月額 | 含まれる主な範囲 |
|---|---|---|---|
| クラウド版サイボウズ Office スタンダードコース |
600円 | 18,000円 | グループウェア標準機能 |
| クラウド版サイボウズ Office プレミアムコース |
1,000円 | 30,000円 | 上記+カスタムアプリ |
| クラウド版 Garoon | 900円 | 27,000円 | 中〜大規模向けグループウェア |
| Lark Pro | 1,420円 | 42,600円 | グループウェア+チャット+会議+ドキュメント+業務DB+AI |
| Google Workspace Business Standard |
1,600円 | 48,000円 | メール+ドキュメント+会議 |
| Microsoft 365 Business Standard |
1,874円 | 56,220円 | Office+Teams+メール |
出典(すべて税抜・2026年8月24日確認): クラウド版サイボウズ Office 価格(スタンダード600円/プレミアム1,000円・最低5名・初期費用無料) / クラウド版 Garoon 価格(900円・最低10名) / Lark 料金プラン(Pro 1,420円・年払い) / Google Workspace 料金(Business Standard 1,600円) / Microsoft 365 for business(Business Standard 1,874円・年払い)。30名月額は各単価×30の単純換算。
この表を素直に読むと、グループウェア機能「だけ」が欲しいなら、クラウド版サイボウズ Office スタンダード(30名で月18,000円)が最も安いのは事実です。Lark Pro(月42,600円)はその2.4倍。ここで「Lark のほうが安い」と書けば嘘になります。当社は事実だけで判断いただきたいので正直に書きます——per-seat 単価の勝負では、Lark はグループウェア専用ツールに負けます。
では、なぜ Lark が「TCO では効く」のか。ポイントは「サイボウズ Office に含まれない機能を、別ツールで補うといくらかかるか」です。多くの中小企業は、グループウェアとは別に ビジネスチャット(Slack Pro 年払い925円/人)・ビデオ会議(Zoom Pro 2,124円/人)・業務データベース(kintone スタンダード1,800円/人) などを併用しています(各社公式料金・税抜)。仮にサイボウズ Office スタンダード(600円)にこの3つを足すと 1人あたり約5,449円/月、30名で約16.3万円/月。同じ機能範囲を Lark Pro(1,420円)に統合すれば 30名で42,600円/月 です。「グループウェア単体の比較」では負けても、「グループウェア+チャット+会議+業務DBの統合比較」では、Lark が総額を大きく下げうる——これが正しい読み方です。
さらに、20名以下なら Lark は無料で始められます。Lark の無料プラン「Starter」は20ユーザーまで・ストレージ100GBで利用でき、チャット・ビデオ会議・ドキュメント・Lark Base の基本機能を含みます(2025年3月改定で無料上限は50名→20名に縮小。21名以上は Pro プランが必要)。小規模でまず試したい会社は、無料の範囲で移行検証を始められます。
出典: Lark 料金プラン(2026年8月24日確認)。Enterprise プランは1人1,820円/月(税抜)でユーザー数無制限。
機能比較 — グループウェア・業務DB・AI・会議の充足度
結論として、「王道グループウェア機能」ではサイボウズが手堅く、「チャット・会議・業務DB・AIの統合」では Lark が広い——両者は設計思想が違います。主要機能の充足度を整理します。
| 機能 | クラウド版 サイボウズ Office |
Lark |
|---|---|---|
| スケジュール・設備予約 | ◎ | ◎ |
| 承認ワークフロー | ◎ | ◯(承認機能で対応) |
| 掲示板・社内連絡 | ◎ | ◎(グループ+チャット) |
| ビジネスチャット | △(メッセージ機能は簡易) | ◎(中核機能) |
| ビデオ会議 | △(別ツール併用が一般的) | ◎(最大500名) |
| 共同編集ドキュメント | ◯ | ◎(Docs) |
| 業務データベース(ノーコード) | ◯(プレミアムのカスタムアプリ) | ◎(Lark Base) |
| 生成AI | △ | ◎(標準搭載) |
◎=中核/充実、◯=対応、△=限定的または別ツール併用が一般的。各機能の詳細は Lark ヘルプセンター および サイボウズ Office 公式(いずれも2026年8月確認)。評価は当社が公開機能情報を基に整理した参考です。
読み解き方はこうです。「スケジュール・ワークフロー・掲示板といったグループウェアの王道機能を、迷わず・手堅く使えればいい」ならサイボウズで十分。長年の運用ノウハウが蓄積された定番であり、社員の慣れも資産です。一方、「グループウェアだけでなく、社内チャットも会議も、Excel でやっている業務管理も1つに寄せたい」なら Lark の統合力が効きます。とくに Lark Base(ノーコード業務DB) は、脱Excel・脱・属人管理の中核になり得ます(具体例は Lark Base が中小企業の業務効率を変える3つの理由 を参照)。
当社自身、自社EC事業でこの統合効果を実証しています。受注管理・在庫・仕入れ・スタッフ連絡がツールごとに分断され、集計と転記だけで月240時間を溶かしていた状態から、Lark Base とチャット・自動化に集約したことで 月24時間(90%削減) まで圧縮しました。これは「グループウェアを速いグループウェアに替えた」のではなく、「バラけていた業務を1つの土台に統合した」結果です。移行を「延命」ではなく「統合」の機会に変える価値は、ここにあります。
御社の「サイボウズ+α」の実額を60分で棚卸しします
「サイボウズ Office に、チャットも会議も業務管理ツールも足していったら、結局いくら払っているのか」——多くの会社がこの総額を把握していません。無料相談では、現在お使いのツールを洗い出し、統合した場合の月額と削減見込みを試算してお渡しします。
移行難度の現実 — データ移行・学習コスト・並行運用
結論として、「守りの移行(クラウド版サイボウズ)」は移行難度が低く、「攻めの移行(Lark等への乗り換え)」は難度が上がる代わりに得るものが大きい——このトレードオフを直視することが失敗回避の第一歩です。
クラウド版サイボウズ Office/Garoon への移行は、同一メーカー内の移行であり、専用のデータ移行ツールが提供されています(提供は2027年12月31日まで)。画面や操作感の連続性も高く、社員の学習コストは最小。ただし前述のとおり、これは「今の分断された運用をそのまま延命する」道でもあります。
Lark など他社への乗り換えは、データ移行(スケジュール・掲示板・ファイル・ワークフロー定義)を手作業や CSV エクスポート/インポートで設計し直す必要があり、社員の操作習得も伴います。ここを甘く見ると「新ツールが定着せず、結局サイボウズに戻る」失敗に陥ります。だからこそ、①いきなり全面移行しない ②並行運用期間を設ける ③使う機能から段階的に移す——という順序設計が肝心です。中小企業のDX全般の進め方は 中小企業の DX を90日で軌道に乗せる実践ロードマップ と Lark で進める中小企業DX 完全ロードマップ2026 で体系化しています。
公的データが示すとおり、この「定着」こそが最大の難所です。民間調査(Gron 2026)では中小企業のDX実施率はわずか4.6%、DXの失敗率は64%とされ、中小企業白書や IPA「DX動向」も、失敗の主因を「人手不足」と「現場に定着しない導入」に求めています(この64%の中身と回避策は DX失敗率64%から学ぶ5ステップ で詳述)。ツールを替えること自体より、「替えた後に使われ続ける設計」が移行成否を分けます。
Lark を選ぶべき会社・選ぶべきでない会社
結論として、Lark はすべての会社の正解ではありません。中立に判断基準を示します。
Lark(全部入り)への乗り換えが向く会社
次のような会社は、サイボウズの代替として Lark を選ぶ価値が高いです。
- サイボウズに加えて チャット・会議・Excel業務管理がバラバラに分散しており、統合で運用とコストを一本化したい
- 20名以下で、まず無料(Starter)で移行を検証したい
- 脱Excel・脱・属人管理を進めたく、ノーコード業務DB(Lark Base)を業務改善の土台にしたい
- 多拠点・多言語(外国人材含む)で、自動翻訳付きチャットのメリットが大きい
クラウド版サイボウズ(守りの移行)が向く会社
逆に、次のような会社はクラウド版サイボウズへの横滑りが向いています。
- 現状のグループウェアの使い方に大きな不満がなく、変化コストを最小化したい
- スケジュール・ワークフロー・掲示板が業務の中心で、チャットや業務DBを他ツールに寄せる必要がない
- 社員のITリテラシーに幅があり、操作感の連続性を最優先したい
- Garoon 利用中で部門運用が定着しており、サポート終了まで(2033年)まだ余裕がある
判断に迷ったら、他ツールとの比較記事も参考になります——同じサイボウズ社の kintone との比較、統合型同士の Microsoft Teams との比較 や Google Workspace との比較、そして値上げを機にした乗り換え判断をまとめた 2026年 中小企業SaaSコスト見直しガイド です。
失敗しない移行3ステップ
結論として、移行は「一気に全部」ではなく「現状把握 → 小さく検証 → 段階移行」の3ステップで進めるのが定石です。
ステップ1: 現状のツールと月額を棚卸しする
「サイボウズで何を(スケジュール/掲示板/ワークフロー/メール)、他ツールで何を(チャット/会議/業務管理)使っているか」と、それぞれの月額を一覧化します。ここで初めて「サイボウズ単体で置き換えるべきか、統合すべきか」の判断材料が揃います。
ステップ2: 移行先を小さく検証する(PoC)
Lark を検討するなら、20名以下は無料の Starter で、実際の1業務(例:週次のスケジュール共有と1つの承認フロー)を移して2〜4週間試します。「触ってみて現場が回るか」を、全面移行の前に必ず確かめるのが定着の分かれ目です。
ステップ3: 並行運用しながら段階移行する
サイボウズを止める前に、移行先と数週間〜数ヶ月の並行運用期間を設け、使う機能から順に移します。「戻れる状態」を保ったまま移すことで、現場の不安と失敗リスクを最小化できます。当社の Lark 導入支援では、この3ステップに沿って PoC 設計・データ移行・社内定着までを伴走します(詳細は Lark 導入支援サービス)。
グループウェア移行でよくある3つの失敗
失敗1: サポート終了ギリギリで動き出す
データ移行と社内定着には半年〜1年かかるのが普通です。2027年9月のサポート終了(Office)を見てから動くと、移行ツール終了(2027年末)にも間に合わず、駆け込みで検証不足のまま移行して定着に失敗します。逆算して2026年内に方針を固めるのが鉄則です。
失敗2: 「同じ機能をそのまま」で乗り換え先を決める
「サイボウズと同じことができるか」だけで選ぶと、分断された運用をそのまま新ツールに移すことになり、統合の機会を逃します。「今バラバラなものを1つに寄せられるか」という視点を必ず加えてください。
失敗3: ツールを替えれば業務が変わると誤解する
ツールは手段です。「誰が・いつ・どの画面で・何を入力するか」という業務ルールを設計し直さなければ、新ツールでも旧来の非効率がそのまま再現されます。DX失敗率64%の大半は、ここでつまずいています。移行は「ツール選び」ではなく「業務の作り直し」だと捉えることが、成功への最短距離です。
よくある質問(FAQ)
Q1. パッケージ版サイボウズ Office はいつまで使えますか?
A. 新規ライセンスの販売は2021年9月30日に終了、継続ライセンスの販売は2026年9月30日に終了し、サポートは2027年9月30日で完全終了します(公式案内)。サポート終了後は不具合修正やセキュリティ更新が提供されないため、2027年9月末を実質的な移行期限と考えるべきです。
Q2. パッケージ版 Garoon も2027年に終わりますか?
A. いいえ。パッケージ版 Garoon は2027年10月より順次ライセンス販売を終了しますが、サポート終了は2033年1月末で、Office より約5年余裕があります。ただし追加ライセンスの可否は早めに確認してください。
Q3. サイボウズから Lark へ移ると月額は安くなりますか?
A. グループウェア単体の1人単価では、クラウド版サイボウズ Office スタンダード(600円/税抜)のほうが Lark Pro(1,420円/税抜)より安いです。ただし、サイボウズに加えてチャット・ビデオ会議・業務DBを別ツールで併用している場合、それらを Lark に統合すると総額が下がるケースが多いです。20名以下なら Lark 無料プランでの移行も可能です。
Q4. データ移行はどのくらい大変ですか?
A. クラウド版サイボウズへの移行は専用ツールがあり比較的容易です(ツール提供は2027年12月31日まで)。Lark など他社への移行は、スケジュール・掲示板・ファイル・ワークフロー定義を CSV や手作業で設計し直す必要があり、並行運用と段階移行を前提に半年程度の期間を見込むのが現実的です。
Q5. どちらを選ぶべきか、自社では判断できません。
A. まずは「サイボウズで何を・他ツールで何を使っているか」と各月額を棚卸しするのが出発点です。当社の無料相談(60分)では、この棚卸しと統合時の試算を行い、特定ツールありきでない中立の移行判断マップをお渡しします。こちらからお申し込みいただけます。
まとめ — 「期限」を「選び直し」に変える
パッケージ版サイボウズ Office のサポート終了(2027年9月30日)は、避けられない「移行の期限」です。しかしこの期限は、分断されたツールを1つに統合し、業務そのものを作り直す好機でもあります。クラウド版への横滑り(守りの移行)が最適な会社もあれば、Lark のような全部入りへの統合(攻めの移行)で運用とコストを一本化できる会社もあります。大切なのは、per-seat 単価だけでなく「今のツール総額」と「統合後の姿」で比べること。当社は群馬・前橋で自社EC の業務を Lark に統合し月240時間→24時間を実証した実装知見から、御社に合う移行先を中立にご提案します。
関連: Lark vs kintone / Lark vs Teams / Lark vs Google Workspace / DX完全ロードマップ2026
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