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Lark Docs(ドキュメント)完全ガイド2026 — 共同編集・テンプレート・Word/Googleドキュメントからの移行を画面付きで解説
「『最終版_修正_ほんとの最終.docx』が何個もできて、どれが最新か分からない」「Wordファイルをメールで送り合い、赤入れの反映漏れや上書き事故が起きる」「Googleドキュメントは便利だが、チャットや会議・データベースは別ツールでバラバラ」————この悩みに、Lark公式ヘルプの一次情報だけで答えます。Lark Docs は、複数人が同時に編集できるクラウド型のリッチテキスト・ドキュメントで、内容は自動的にクラウド保存されます。ファイルを送り合う必要も、保存を忘れて泣く心配もありません。しかもWord(.docx)ファイルを取り込んでLarkドキュメントに変換でき、チャット・会議・タスク・Lark Base(業務DB)と同じアプリの中でドキュメントが完結します。20名以下なら無料の Starter プランで丸ごと始められます。本記事は、Lark Docs でできること・作成と編集(/コマンド・ブロック挿入・テンプレート)・共有と権限・コメントと@メンション・バージョン履歴・翻訳・Word/Googleドキュメントからの移行手順・両者との違い・Base/Sheets/Wikiとの使い分けまでを、公式情報ベースで整理します。群馬・前橋で自社EC事業を Lark に集約し月240時間→24時間を実証した当社の実装知見も併記します。
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ドキュメント改革の難所は「機能があるか」ではなく、議事録・マニュアル・稟議・SOPといった“紙とWordで散らばった文書”を、自社の業務フローに合わせて一箇所に束ねられるかです。当社は群馬・前橋で自社EC事業を Lark に集約し 月 240 時間 → 24 時間(90% 削減)を実証した実体験から、御社の文書運用を棚卸しし、「Lark Docs 運用ルール(自社版)」を60分の無料相談でお渡しします。Lark ありきではなく、現状のGoogleドキュメントやWordを残したほうが良い場合はそう正直にお伝えします。
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この記事でわかること
- Lark Docs でできること — リアルタイム共同編集・自動クラウド保存・コメント/@メンションの全体像
- 作成と編集の基本 — /コマンド・ブロック挿入(画像・表・動画・コードブロック・投票など)・表紙・テンプレート
- 共有と権限(閲覧/編集/管理)・バージョン履歴・翻訳・Word/PDFエクスポートなど安心して使うための設定
- Word・Googleドキュメントからの移行手順(.docx変換・インポート対応形式・Google Drive移行)
- Word / Googleドキュメントとの違い(共同編集の前提と料金)、Lark Base/Sheets/Wikiとの使い分け
目次
- 結論 — Lark Docs でできること早見表
- なぜ「Wordの版錯綜・二重管理」が中小企業の時間を奪うのか
- Lark Docs の全体像 — 共同編集・挿入要素・翻訳まで一望
- 作成と編集の使い方 — /コマンド・ブロック挿入・表紙・テンプレート
- 共有と権限・コメント・@メンション・バージョン履歴・翻訳
- Word/Googleドキュメントからの移行 — .docx変換とインポート
- Word・Googleドキュメントとの違い — 共同編集の前提と料金
- Lark Docs と Base/Sheets/Wiki の使い分け
- 中小企業のリアルな使い方(議事録・マニュアル・SOP)
- 導入5ステップ(実装手順)
- よくある質問(FAQ)
- まとめ — ドキュメントは「送り合う」時代から「一緒に編む」時代へ
結論 — Lark Docs でできること早見表
結論を先に述べます。Lark Docs は「複数人が同時に編集できるクラウド型のリッチテキスト・ドキュメント」で、内容は自動的にクラウドに保存され、コメント・@メンション・バージョン履歴・権限管理・翻訳・Word/PDFエクスポートまでを1つのツールで完結できます(はじめての Lark ドキュメント、2026年9月25日確認)。チャット・会議・タスク・Lark Base と同じアプリの中にドキュメントがあるため、「文書のためだけに別ツールへログインする」必要がありません。まず全体像を1枚の表にまとめます。
| 領域 | Lark Docs でできること |
|---|---|
| 共同編集 | 複数人が同時に閲覧・編集。内容は自動的にクラウド保存され、ファイルを送り合う必要がない |
| コンテンツ挿入 | 画像・表・動画・ファイル・ホワイトボード(Board)・強調ブロック(Callout)・コードブロック・投票・YouTube動画などを挿入可能 |
| 共同作業 | @メンションで通知、コメント(右側に表示)、いいね。担当への注意喚起と議論がドキュメント内で完結 |
| 権限 | 共有時に閲覧可能/編集可能/管理可能を個別付与。チャットへのリンク共有でもその場で権限を指定できる |
| 履歴・翻訳 | 編集履歴(編集者・時刻)を確認・復元。本文とコメントを対象言語へ翻訳できる |
| 移行・書き出し | Word(.doc/.docx)などを取り込んでLarkドキュメントに変換。Word・PDFへのダウンロードにも対応 |
出典: Lark公式ヘルプ「Get started with Docs」(最終更新2025-11-06)、「Upload or import local files and folders」(2026年9月25日確認)。仕様・料金は改定される場合があるため最新は公式ページをご確認ください。
ポイントは「ドキュメント単体の機能はGoogleドキュメントも非常に優秀」という事実を正直に押さえた上で、「チャット・会議・タスク・業務DB(Base)まで含めて基盤ごと1本化したい会社にとっては、そのすべてと地続きなLark Docsが強い」という点にあります。とくにLark Docs の中に Lark Base の表やダッシュボードを埋め込み、議事録から直接タスクを起票する——この“文書と業務データが地続き”な感覚は、統合スイートである Lark ならではの強みです。まずは「なぜ今のやり方だと文書管理が破綻するのか」から見ていきましょう。
なぜ「Wordの版錯綜・二重管理」が中小企業の時間を奪うのか
結論として、ドキュメントが「Wordファイル」と「メール添付」に分断されている状態こそが、版の錯綜・上書き事故・属人化を生む根本原因です。中小企業でこそ、文書のクラウド化は「効率化」であると同時に「事故防止」という守りの投資になります。
典型的な失敗はこうです。マニュアルや議事録をWordで作り、メールに添付して回す。すると各自の手元でファイルが枝分かれし、「最終版_修正_v3_田中.docx」のようなファイルが乱立します。誰かの赤入れが反映されないまま別の人が編集し、上書き事故が起きる。最新版がどれか分からず、探すだけで時間が溶ける——これは規模を問わず起きますが、専任の文書管理担当を置けない中小企業ほど深刻です。クラウド型ドキュメントなら「実体は常に1つ、全員が同じ最新版を見て同時に編む」ため、この分断そのものが消えます。
日本全体で見ても、中小企業のバックオフィス業務の非効率は生産性を押し下げる要因として繰り返し指摘されています(中小企業庁「中小企業白書」)。さらに、ツールを入れただけでは成果に直結しないのも事実です。IPA「DX動向2024」によれば、DXに取り組む企業は7割超(73.7%)に増えた一方、「成果が出ている」と答えた企業は6割台(64.3%)にとどまり、9割程度に達する米国と比べて道半ばとされています。だからこそ、「今使っているチャットや会議の延長線上で、追加のログインも学習コストもなく文書を共同編集できる」という導線が効いてきます。文書作成は毎日全員が触れる業務だからこそ、既存の流れに溶け込む形でなければ定着しません。
当社の自社EC事業でも、商品マニュアル・作業手順書(SOP)・会議の議事録が Word と紙で散らばり、「最新版探し」と「転記」に多くの時間が奪われていました。これらを Lark Docs に集約し、議事録をその場で全員が同時編集し、決定事項をドキュメント内から直接タスク化した結果、確認と転記だけで溶けていた月240時間を月24時間(90%削減)まで圧縮できています。
💡 中間まとめ: 文書が散らかる原因は「整理下手」ではなく「仕組み」です。実体が複数あるから錯綜する。実体は常に1つ・全員が同じ最新版を同時に編み・履歴で巻き戻せる状態を作ることが、中小企業の文書改革の核心です。自社の文書運用の棚卸し(無料相談)はこちら →
Lark Docs の全体像 — 共同編集・挿入要素・翻訳まで一望
結論として、Lark Docs は「オンライン共同作業のために設計されたリッチテキストエディタ」であり、複数人が同時に閲覧・編集でき、内容が自動でクラウド保存されるのが土台です(Get started with Docs)。その上に、豊富な挿入要素と共同作業機能が乗っています。
公式が挙げる Lark Docs の主な特長は次のとおりです。
- リアルタイム共同編集と自動クラウド保存 — 複数人が同時に編集でき、内容は自動的にクラウドへ保存。ファイルを行き来させる手間も、保存忘れの心配もありません。
- @メンションとコメント — @[名前]でメンバーの注意を引き、ドキュメント上でコメントを投稿してその場でやり取りできます。
- 豊富な挿入要素 — 画像・表・動画・ファイル・ホワイトボード(Board)・強調ブロック(Callout)・コードブロック・投票、YouTube動画など多彩な要素を挿入でき、「伝える」だけでなく「見せる」ドキュメントが作れます。
- Markdownとショートカット — Markdown記法やショートカットで素早く書け、行頭で「/」を入力すればメニューから要素を挿入できます。
- 表紙(カバー) — タイトル上部にカバー画像を追加でき、ギャラリーの60種類以上の高品質画像から選ぶか、自分の画像をアップロードできます。
この「共同編集を前提とした設計」があることで、“ファイルを誰かに渡して待つ”という直列作業が、“全員で同時に編む”並列作業に変わります。会議中にその場で議事録を全員が仕上げる、マニュアルを担当複数人で分担執筆する——といった働き方が自然にできるのが Lark Docs の土台です。挿入した表やデータをさらに構造化したくなったら Lark Sheets や Lark Base に発展させる、という道もつながっています(Lark Sheets と Excel の徹底比較)。
作成と編集の使い方 — /コマンド・ブロック挿入・表紙・テンプレート
結論として、Lark Docs の作成は「新規作成」または「ローカル文書のインポート変換」から始め、編集は“/コマンド”と“+アイコン”を中心に、直感的にブロックを積み上げていきます(Get started with Docs)。
基本操作は次の流れです。
- 作成 — Lark Docs のホーム画面で「新規作成 > Docs」を選び、空白かテンプレートから開始します。ローカルのファイルを取り込んでLarkドキュメントに変換することもできます(移行の詳細は後述)。
- 見出しの追加 — ①行頭で「/」を入力してメニューから選ぶ、②空行左の「+」アイコンから選ぶ、③テキストにカーソルを合わせ行頭の「⋮⋮」から選ぶ、の3通りで見出しを付けられます。
- 書式設定 — 文字を選択すると出るツールバーで、太字・斜体・打ち消し線・下線・リンク・背景色を設定できます。取り消しは Ctrl + Z(Windows)/ Command + Z(macOS)。
- 要素の挿入 — 空行で「/」を入力するか「+」アイコンから、画像・表・動画・コードブロック・投票・ホワイトボードなどの要素を挿入できます。
- 表紙の挿入 — タイトルにカーソルを合わせて「カバーを追加」。ギャラリーの60種類以上の画像から選ぶか、自分の画像をアップロードして、ドキュメントの見栄えを整えられます。
テンプレートを使えば、議事録・企画書・週報などの定型ドキュメントをゼロから作らずに済みます。よく使う自社フォーマットは「マイテンプレート」として登録しておけば、担当者ごとに書式がバラつくのを防げます。ブロックを積み上げる編集スタイルは、Wordの「ページに文字を流し込む」感覚とは少し異なりますが、要素の順番を入れ替えたり、表やデータを本文に埋め込んだりが自在で、慣れると圧倒的に速く整った文書が作れます。ナレッジをドキュメントとして体系的に貯める運用は、Lark Wiki と組み合わせるとさらに効果的です(Lark Wikiで社内ナレッジを30日で資産化する)。
共有と権限・コメント・@メンション・バージョン履歴・翻訳
結論として、Lark Docs は「閲覧/編集/管理」の3段階の権限で安全に共有でき、コメント・@メンション・バージョン履歴・翻訳といった“共同作業を安心して回す”機能が標準で揃っています(Docs の権限の紹介)。
- 共有と権限 — ドキュメント右上の「共有」から招待するメンバーを入力し、閲覧可能/編集可能/管理可能のいずれかを付与します。ドキュメントのリンクをLarkチャットに送り、その場で権限を指定して共有することもできます。「協力会社には閲覧だけ、社内は編集可」といった切り分けが明確にできます。
- @メンションとコメント — @[名前]で相手に通知を送り、内容を選択して「コメント」を付けると、コメントはドキュメント右側に表示されます。文末にコメントを残すこともでき、“誰に何を確認したいか”がドキュメント内で完結します。
- ドキュメント詳細 — 「···(その他)> ドキュメント詳細」で、所有者・作成日時・文字数・閲覧者数・ページビュー・いいね数・コメント総数・閲覧履歴を確認できます。
- 編集履歴(バージョン履歴) — 「···> 編集履歴」で、いつ・誰が編集したかを新しい順に確認でき、以前の状態に復元できます。上書き事故が起きても巻き戻せる安心感があります。
- 翻訳 — 「···> 翻訳」で対象言語を選ぶと、本文とコメントを翻訳できます。海外の取引先や外国人スタッフとの共同編集で言語の壁を下げられます。
- ダウンロード(書き出し) — 「···> ダウンロード形式」で Word または PDF として書き出せます。社外提出やアーカイブが必要な場面でも、既存のファイル文化と橋渡しできます。
権限管理を組織のセキュリティポリシーと整合させる設計は、中小企業でも軽視できません。文書・チャット・Baseを横断した権限設計の考え方は Larkのセキュリティ・権限設計(ISMS対応) にまとめています。
御社の「議事録・マニュアル・稟議」をLark Docsにどう束ねるか、60分で設計します
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Word/Googleドキュメントからの移行 — .docx変換とインポート
結論として、Lark Docs は Word(.doc/.docx)などのローカルファイルを取り込んでLarkドキュメントに変換でき、Googleドキュメントも.docx等でエクスポートすればインポートできます(Upload or import local files and folders)。「今ある資産をゼロから作り直す」必要はありません。
移行の入口は主に2つです。
- アップロードして変換 — Docsホームで「アップロード」からファイルを上げ、開いて右上の「···」から「[ファイル形式]に変換」を選ぶと、Larkドキュメントに変換されます(元ファイルは削除されません)。変換に対応する形式は .doc / .docx / .xls / .xlsx / .csv / .pptx。例えば.xlsxはSheetsまたはBaseに変換できます。
- 新規Docsとしてインポート — Docsホームで「アップロード > 新規Docsとしてインポート」。マイ資料ライブラリやWikiへは .zip / .doc / .docx / .xls / .xlsx / .csv / .base / .pptx / .xmind / .mm / .opml をインポートでき、Drive内のフォルダへは加えて.md / .markdown / .txt なども取り込めます。同じ形式なら複数ファイルをまとめて選択可能です。
| 移行元 | 推奨手順 | 対応形式(主なもの) |
|---|---|---|
| Word | .docxをアップロードして変換 or 新規Docsとしてインポート | .doc / .docx |
| Excel | .xlsxを変換(SheetsまたはBaseを選択) | .xls / .xlsx / .csv |
| PowerPoint | .pptxをSlidesに変換 | .pptx |
| Googleドキュメント | .docx/.pdf等でエクスポートしてインポート、または移行アシスタントでGoogle Driveごと移行 | .docx / .csv / .txt 等 |
出典: Lark公式「Upload or import local files and folders」、「Migrate data from Google Drive to Docs」(2026年9月25日確認)。対応形式・移行方法は変更される場合があるため最新は公式をご確認ください。
実務では、まず「今後よく更新する生きた文書(マニュアル・議事録テンプレ・SOP)」から移行し、更新の止まった過去資料はDriveに保管するのが現実的です。すべてを一気に変換しようとすると、レイアウトの微調整に追われて挫折しがち。「毎日触るもの」から順に移すのが、文書移行を止めないコツです。なお、Googleドキュメント中心の環境からの乗り換え全体像は Lark vs Google Workspace 徹底比較 も参考になります。
Word・Googleドキュメントとの違い — 共同編集の前提と料金
結論として、「文書エディタ単体」ではGoogleドキュメントも共同編集に優れ、Wordもクラウド保存すれば共同編集できます。差が出るのは“何と地続きか”と“総額”です。ここは公式情報で正直に比較します。
まず前提を正確に。Microsoft Word の共同編集(リアルタイム同時編集)は、ファイルを OneDrive または SharePoint に保存し、編集権限を付けて共有した場合に利用できます(Microsoft サポート「Office ドキュメントで共同作業を行う」)。つまり「Wordは共同編集できない」わけではなく、クラウド保存が前提という点を押さえるのがフェアな理解です。Googleドキュメントはクラウド前提で共同編集・コメント・版管理を備えますが、業務利用には有料のGoogle Workspaceが必要で、法人向けの無料版(旧G Suite無償版)は2022年に終了しています。
| 項目 | Lark Docs | Microsoft Word | Googleドキュメント |
|---|---|---|---|
| 位置づけ | 統合スイートに内蔵のクラウド文書 | Microsoft 365のワープロ | Google Workspaceのクラウド文書 |
| 共同編集の前提 | 標準でクラウド・同時編集 | OneDrive/SharePoint保存+編集権限が必要 | 標準でクラウド・同時編集 |
| 料金(目安・1人月額) | 無料(Starter・20名まで)〜Pro 1,420円(税抜・年払い) | Business Standard 2,098円(税抜・年払い、デスクトップ版込) | Business Standard 1,600円 |
| チャット/会議/DBと同一基盤 | ◯(チャット・会議・タスク・Baseと統合) | ◯(Teams等 Microsoft 365内) | ◯(Meet/Chat等 Google内) |
| Word/PDF書き出し | ◯(Word・PDF) | ◯(ネイティブ) | ◯(Word・PDF等) |
出典: Lark公式料金プラン、Microsoft 365 Business(Business Standard ¥2,098・税抜・年払い、デスクトップ版Office込)、Google Workspace 料金(Business Standard ¥1,600)。いずれも2026年9月25日確認。料金は改定される場合があります。
数字を素直に読めば、ドキュメント編集そのものの完成度でGoogleドキュメントやWordが劣るわけではありません。むしろ長年の実績と互換性ではMicrosoft/Googleに一日の長があります。Lark Docs の価値は「文書エディタが単体で最強」なのではなく、「チャット・会議・タスク・業務DB(Base)・AIを1本化した基盤の“中に”ドキュメントが無料〜低コストで含まれ、そのすべてと地続きに使える」ことにあります。すでにチャットはA社・会議はB社・文書はC社…と複数のSaaSに月額を払っている会社なら、Larkへの統合でツールの本数と月額の合計を下げつつ、ドキュメントも一緒に巻き取れる。この総額と一元管理の観点で選ぶのが、Lark Docs の正しい使いどころです。他ツールとの比較は Lark vs Microsoft Teams や Lark vs Notion も併せてご覧ください。
Lark Docs と Base/Sheets/Wiki の使い分け
結論として、「文章・議事録・マニュアルを書く」ならDocs、「表計算」ならSheets、「業務データベース」ならBase、「ナレッジを体系立てて貯める本棚」ならWiki——という住み分けになります。どれも Lark 内のツールで、相互に埋め込み・連携できます。
| ツール | 得意 | 向くケース |
|---|---|---|
| Lark Docs | 文章中心のリッチテキスト文書 | 議事録・企画書・マニュアル・SOP・稟議の下書き |
| Lark Sheets | 表計算(関数・集計) | 見積・集計表・簡易台帳など“表計算のままクラウド化” |
| Lark Base | 列で構造化した業務DB+自動化 | 案件・顧客・在庫の管理、集計・分析・オートメーション |
| Lark Wiki | ドキュメントを体系化する知識空間 | 社内規程・ナレッジを階層立てて“本棚”に整理 |
実務のコツは、Docsを「入口」にすることです。会議の議事録や企画は Docs で書き、表が必要なら Sheets を、構造化して集計したくなったら Base を本文に埋め込み、完成した文書は Wiki に整理して“探せる知識”に変える。Docsの中にBaseの表やダッシュボードを埋め込めるため、「読む文書」と「動くデータ」を1つのページに同居させられます。Lark Base の全体像は Lark Base が中小企業の業務効率を変える3つの理由、Excel台帳のBase移行は Lark BaseへExcel業務を30日で移行する手順 にまとめています。
中小企業のリアルな使い方(議事録・マニュアル・SOP)
結論として、中小企業でLark Docsが最も効くのは「議事録・マニュアル・SOPを“作って終わり”にせず、更新され続ける生きた文書にする」運用です。具体例を3つ挙げます。
- 会議の議事録をその場で全員が仕上げる — 会議中に Docs を画面共有し、参加者が同時に議事録を編集。決定事項はドキュメント内から直接タスク化してタスクアプリに同期でき、「議事録は書いたが誰も動かない」を防げます(Lark ビデオ会議 完全ガイド、Lark タスク管理 完全ガイド)。
- 業務マニュアル・SOPを一箇所に集約 — 手順書を Docs で共同執筆し、テンプレートで書式を統一。更新履歴が残るので「いつ・誰が・どう変えたか」が追え、常に最新版を全員が参照できます。属人化していた“頭の中の手順”を文書資産に変えられます。
- 稟議・申請の下書きと承認をつなぐ — 稟議の背景説明は Docs で丁寧に書き、実際の承認フローは Lark の承認機能で回す。文書と手続きが地続きになります(Lark 承認ワークフロー実装ガイド)。
この使い方の本質は、「新しいツールの操作を覚える」のではなく「今のチャット・会議の延長でドキュメントが片付く」点にあります。中小企業のDXが「導入したのに使われない」で失敗する最大の原因は、現場に新しい習慣を強いることです(中小企業DXの90日ロードマップ)。Lark Docs は既存のチャット・会議運用に溶け込むため、定着のハードルが低いのが強みです。紙とWordが混在するペーパーレス化のつまずきパターンは ペーパーレス失敗5パターンとLark Docs/Baseでの回避 にまとめています。すでにGoogleドキュメント中心で運用していて乗り換えを検討する場合の観点は Notion値上げを機にLarkへ移行する判断 の考え方も応用できます。
導入5ステップ(実装手順)
結論として、Lark Docs の立ち上げは「テンプレ整備→議事録から開始→権限設計→既存文書の移行→Wikiで体系化」の5ステップで、小さく始めて広げるのが失敗しないコツです。
- 自社テンプレートを1つ作る — まず議事録テンプレートを Docs で作り「マイテンプレート」に登録。書式のバラつきをなくす土台を用意する。
- 次の会議の議事録から Docs で始める — いきなり全文書を移さず、「次の会議」から Docs で同時編集。全員が“同じ最新版を一緒に編む”体験を最初に作る。
- 共有権限のルールを決める — 「社内は編集可・協力会社は閲覧のみ」など、閲覧/編集/管理の付け方を最初に決めておく。事故を防ぐ土台になる。
- “毎日触る文書”から移行する — よく更新するマニュアル・SOP・テンプレを.docxインポートで移行。過去資料はDriveに保管し、一気にやろうとしない。
- Wikiで体系化する — 溜まってきたドキュメントを Wiki に階層立てて整理し、“探せる知識”に変える。ここまで来ると文書が資産になる。
重要なのは、最初から全社・全文書を完璧に移そうとしないことです。まず1つのテンプレ・1回の会議からシンプルに始め、回り出したら他文書・他部門へ広げる。ドキュメントは毎日全員が触れるからこそ、小さく始めて確実に定着させるのが成功の鉄則です。Lark導入の全体像は 中小企業DXの90日ロードマップ、当社の支援内容は Lark導入支援サービス と Lark Base業務システム構築 にまとめています。
よくある質問(FAQ)
Q1. Lark Docs は無料で使えますか?
A. はい。Lark Docs は Lark 公式が提供する標準機能で、無料の Starter プラン(20名まで)でも利用できます。リアルタイム共同編集・コメント・バージョン履歴・テンプレートまで追加料金なしで使えます。21名以上になると Pro プラン(1人月額1,420円・税抜・年払い)が必要ですが、Docs はそのプランに内包されます。ストレージ(Starterは共通100GB)はチャット・メール・議事録などと共有です(Lark公式料金プラン、2026年9月25日確認)。
Q2. Word(.docx)ファイルをLark Docsに取り込めますか?
A. できます。Docsホームで「アップロード」からファイルを上げ、開いて右上の「···」から「変換」を選ぶとLarkドキュメントに変換されます(元ファイルは削除されません)。変換に対応する形式は .doc / .docx / .xls / .xlsx / .csv / .pptx です。「新規Docsとしてインポート」なら .docx などをまとめて取り込むこともできます。既存のExcel台帳をLark Baseへ移す手順は Lark BaseへExcel業務を30日で移行する手順 も参考になります(Lark公式・Upload or import local files and folders)。
Q3. Googleドキュメントから移行できますか?
A. できます。Googleドキュメントは .docx や .pdf などにエクスポートしてから Lark にインポートするか、Google Drive のデータをまとめて移す移行アシスタントを利用します。まずは「今後よく更新する生きた文書」から移し、更新の止まった過去資料は Drive に保管するのが現実的です(Lark公式・Migrate data from Google Drive to Docs)。
Q4. 編集履歴の確認や以前の版への復元はできますか?
A. できます。「···(その他)> 編集履歴」で、いつ・誰が編集したかを新しい順に確認でき、以前の状態に復元できます。上書き事故が起きても巻き戻せるため、Wordファイルを送り合っていた頃の「どれが最新か分からない」「上書きされた」という事故がなくなります(Lark公式・Get started with Docs)。
Q5. Lark Docs と Lark Base、どちらで管理すべきですか?
A. 議事録・マニュアル・企画書など文章中心の文書は Lark Docs、案件・顧客・在庫などを列で構造化して集計・分析・自動化したいなら Lark Base が向きます。Docsの中にBaseの表を埋め込めるので、「読む文書」と「動くデータ」を1ページに同居させることも可能です。当社の無料相談(60分)では、御社の文書量・業務量に合わせてどう束ねるべきかを中立に診断します。こちらからお申し込みいただけます。
まとめ — ドキュメントは「送り合う」時代から「一緒に編む」時代へ
Lark Docs は、リアルタイム共同編集・自動クラウド保存・コメント/@メンション・バージョン履歴・権限(閲覧/編集/管理)・翻訳・Word/PDF書き出しを備え、Word(.docx)の取り込み変換にも対応し、20名以下なら無料で使えるクラウド文書です。ドキュメント編集単体の完成度ではGoogleドキュメントやWordにも十分な実績がありますが、チャット・会議・タスク・業務DB(Base)・AIを1本化した基盤の中にドキュメントが含まれ、そのすべてと地続きに使える点で、Larkは「SaaSの本数と月額を減らしながら文書の版錯綜・上書き事故も止めたい」中小企業に最適です。まずは自社テンプレを1つ作り、次の会議の議事録から小さく始めるのが失敗しない第一歩。当社は群馬・前橋で自社EC の業務を Lark に統合し月240時間→24時間を実証した実装知見から、御社の文書運用に合う形を中立にご提案します。
関連: Lark Wikiでナレッジ資産化 / Lark Sheets vs Excel / Lark vs Google Workspace / Lark Base 3つの理由
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