Lark 導入支援 / 法人メール / 2026年版
Lark メール(法人メール)完全ガイド2026 — 無料プランでも独自ドメインで運用できる。送信上限・ストレージ・Gmail/Outlookからの移行判断とチャット/カレンダー/Docs連携までまとめて解説
Lark メールは、チャット・カレンダー・ドキュメント・業務データベースと同じ画面に法人メールを統合できる、グループウェア一体型のメールサービスです。意外に知られていませんが、lark メールは無料のStarterプランでも独自ドメインで運用でき、Gmail や Outlook / Microsoft 365 からの移行にも対応します。一方で、無料枠には「1人1日450通・外部受信者200名まで」という送信上限があり、ここを知らずに切り替えると現場が止まります。
本記事は、Lark 公式ヘルプと料金ページの一次情報だけを根拠に、lark メールの使い方・料金・独自ドメインの設定・送信上限・他社メールからの移行判断を情シス目線で整理します。「メール代をゼロにしつつ、連絡と記録を1つに束ねたい」中小企業の判断材料にしてください。
所要 12 分 / 社員10〜100名規模の中小企業の経営者・情シス向け / 2026 年 10 月 11 日公開
「自社のメールを Lark に寄せられるか」を60分で見極める無料相談
メール移行でいちばん高くつく失敗は、「送信上限や移行方式を理解しないまま切り替え、取引先への送信が止まる」ことです。無料相談(60分)では、御社の人数・ドメイン・現在のメール環境(Gmail / Microsoft 365 / さくら等)から最適な移行方式(4つの使い方)の選定と、独自ドメインの DNS 設定、送信上限に引っかからない運用設計までを整理し、メール移行チェックリストをお渡しします。
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この記事でわかること
- Lark メールの料金 — 無料のStarterプランでもメールが使え、独自ドメインで運用できること。Google Workspace / Microsoft 365 とのメール費用の違い
- lark メールの独自ドメイン設定の全体像 — 管理コンソールでのドメイン追加と DNS(MX / SPF / DMARC)の考え方、既存メールサービスとの同居ルール
- Lark メールの送信上限 — Starterは1人1日450通・外部受信者200名、Proは6,000通・2,000名という実務ボトルネックと、引っかからないための運用設計
- Gmail / Outlook / Microsoft 365 からの移行判断 — Lark 公式が用意する「4つの使い方」の違いと、自社に合う選び方
- 情シス向けの導入ステップと、チャット・カレンダー・Docs とメールが1画面でつながる統合メリット、自社EC事業で240時間→24時間を実証した一元化の考え方
目次
- 結論 — Lark メールは全プランで使え、無料でも独自ドメイン可。ただし送信上限に注意
- Lark メールとは — 「メール単体」ではなくグループウェア一体型
- 【料金】Lark メールは無料でも使える — Google Workspace / Microsoft 365 との費用比較
- 独自ドメインメールを Lark で運用する — 設定の全体像(DNS / MX / SPF / DMARC)
- 【要注意】Lark メールの送信上限 — プラン別の実務ボトルネックと回避策
- 4つの使い方と Gmail / Outlook / Microsoft 365 からの移行判断
- 情シス向け・Lark メール導入の実装ステップ
- 自社事例 — 240h→24h の一元化と「メールを孤立させない」設計
- よくある質問(FAQ)
- まとめ
結論 — Lark メールは全プランで使え、無料でも独自ドメイン可。ただし送信上限に注意
結論: lark メールは Starter / Pro / Enterprise のすべてのプランで利用でき、無料のStarterプラン(20名まで)でも独自ドメインのメールを運用できます。さらにチャット・カレンダー・Docs と同じ画面でメールを扱える点が、Gmail や Outlook 単体にはない強みです。唯一かつ最大の注意点が送信上限で、Starterは「1ユーザー1日あたり最大450通・外部受信者200名まで」。この上限を理解して運用設計すれば、メール代を実質ゼロにしつつ連絡基盤を一本化できます。
まず全体像を1枚の表でつかんでください。数値はすべて Lark 公式の料金ページとヘルプセンターで確認したものです(2026年10月時点)。
| 項目 | Starter(無料) | Pro | Enterprise |
|---|---|---|---|
| 料金(1ユーザー/月・税抜) | ¥0 | ¥1,420(年払い) | 要問い合わせ |
| ユーザー数の上限 | 20名 | 500名 | 無制限 |
| 法人メール(独自ドメイン) | 利用可 | 利用可 | 利用可 |
| 共通ストレージ(メール・チャット・Docs 等で共有) | 100 GB | 15 TB | 15 TB + 1ユーザーにつき30 GB |
| メール送信上限(1ユーザー1日) | 450通 / 外部受信者200名 | 6,000通 / 外部受信者2,000名 | Pro以上(個別) |
出典はLark 公式料金ページ、Lark ヘルプセンター「Lark でメールサービスを使用する4つの方法」、同「Lark メールの送信制限の紹介」です(いずれも2026年10月当社確認)。なお Starter プランの無料枠は、2025年3月1日の改定で50名から20名に縮小されています。以下、料金・独自ドメイン・送信上限・移行の順に、中小企業の実務目線で掘り下げます。
Lark メールとは — 「メール単体」ではなくグループウェア一体型
結論: Lark メールは、Gmail や Outlook のような独立したメールソフトではなく、Lark という1つのアプリの中にチャット・ビデオ会議・カレンダー・Docs・業務データベース(Base)と並んで組み込まれた法人メール機能です。メールで届いた依頼をワンクリックでチャットやタスク、カレンダー予定に変換できるため、「メールを見て、別ツールに転記する」往復がなくなります。
総務省の令和6年 通信利用動向調査報告書(企業編)(2026年10月当社確認)によると、クラウドサービスを利用する企業は8割を超え(全社的利用52.9%+一部利用27.5%)、その用途で「電子メール」は56.7%を占めます。多くの企業がメールをクラウドで使う時代ですが、問題はメールだけが他の連絡手段から孤立していること。チャットは A 社のツール、メールは B 社、ファイル共有は C 社——と分かれていると、1件の依頼を処理するのに複数の画面を行き来することになります。
Lark メールの価値は、この分断を1つのアプリに畳み込む点にあります。具体的には次のような連携が標準で効きます。
- メール→チャット/タスク化 — 取引先からのメールを社内チャットに共有したり、対応タスクに変換したりが同じ画面で完結
- メール→カレンダー — 予定招待メールが Lark カレンダーに同期され、会議設定の二度手間が減る
- メール→Docs — Lark Docs を本文にそのまま添えて送れる(閲覧権限も連動)
- サードパーティ製クライアント対応 — 管理者が許可すれば、ログイン専用パスワードを発行して Outlook などの IMAP/SMTP クライアントから Lark メールにログインすることも可能
つまり lark メールは「メールの置き換え」であると同時に、「バラバラの連絡手段を一本化する入口」でもあります。グループウェアとしての Lark 全体像はLark Base が中小企業の業務効率を変える3つの理由、他ツールとの比較はLark vs Microsoft Teams 比較・Lark vs kintone 徹底比較もあわせてご覧ください。
【料金】Lark メールは無料でも使える — Google Workspace / Microsoft 365 との費用比較
結論: Lark メールは無料のStarterプラン(20名まで)に含まれ、法人メールのために追加料金を払う必要がありません。これは、ビジネスメールを使うのにユーザー課金が前提となる Google Workspace(Business Starter 1ユーザー月800円)や Microsoft 365(Business Basic 1ユーザー月1,049円)と大きく異なる点です。20名の会社なら、メール基盤だけで年間19万〜25万円の差になり得ます。
主要なグループウェア/メールサービスの、法人メールに関わる料金を比較します(いずれも各社公式の2026年10月時点の公開情報。価格は税抜/税別)。
| サービス / プラン | 1ユーザー月額 | 法人メール | メール以外の主な同梱 |
|---|---|---|---|
| Lark Starter | ¥0(20名まで) | ○(独自ドメイン可) | チャット・会議・カレンダー・Docs・Base・承認・フォーム |
| Google Workspace Business Starter | ¥800 | ○ | Gmail・Meet・ドライブ(30GB/ユーザー)・Docs 等 |
| Microsoft 365 Business Basic | ¥1,049(年払い) | ○ | Teams・Exchange・OneDrive・Web版Office 等 |
| Lark Pro(21名以上/本格運用) | ¥1,420(年払い) | ○ | 上記すべて+15TBストレージ・送信上限緩和 |
出典: Lark 料金プラン、Google Workspace 料金、Microsoft 365 for business(いずれも2026年10月当社確認。Google / Microsoft は新規契約の割引が別途ある場合があります)。
読み解き方のポイントは3つです。第一に、20名以下なら Lark メールは無料。たとえば従業員15名の会社が Google Workspace Business Starter(月800円)で法人メールを使うと年間14.4万円、Microsoft 365 Business Basic(月1,049円)なら年間約18.9万円かかりますが、Lark Starter なら0円です。第二に、21名以上や本格運用では Lark Pro(月1,420円)が目安で、たとえば30名なら月額42,600円。このときメールだけでなくチャット・会議・Base・承認まで同梱される点で、メール専用サービスより守備範囲が広いと言えます。第三に、Lark の料金はメッセージ・メール・Docs 等が共通のストレージ(Starter 100GB / Pro 15TB)を分け合う方式なので、メール単体の容量上限を別途契約する考え方ではありません。
「メール代を含めて SaaS 全体のコストを見直したい」という方は、Lark vs Google Workspace 選定ガイドやMicrosoft 365 値上げで中小企業のSaaSコストはどう変わるか、統合型へ移行すべき5つの理由もあわせてご覧ください。
「今のメール代をゼロにできるか」を自社の人数で試算します
メールの移行可否は、人数・ドメイン・送信量・取引先への一斉送信の有無で変わります。無料相談(60分)では、御社の現在のメール費用と Lark 移行後の費用を試算し、無料枠(20名)で収まるか、Pro にすべきかの判断材料をお渡しします。
独自ドメインメールを Lark で運用する — 設定の全体像(DNS / MX / SPF / DMARC)
結論: lark メールで独自ドメイン(例: info@自社ドメイン.co.jp)を使うには、管理コンソールでドメインを追加し、DNS に Lark が指定するレコード(MX・SPF・DMARC など)を設定します。注意点は、同じドメインを2つのメールサービスで同時に使えないこと。つまり既存のメールサービス(さくら・Google Workspace 等)から Lark に切り替える際は、旧サービス側のドメイン設定を外す必要があります。
独自ドメインメールを Lark で立ち上げる流れは、おおむね次のステップになります(詳細な画面手順はLark ヘルプセンター「ドメイン管理」を参照。2026年10月当社確認)。
- 管理コンソールでドメインを追加 — 自社が保有するドメインを Lark 管理コンソールの法人メール設定に登録する
- ドメインの所有権を確認 — DNS に指定の TXT レコードを追加し、ドメインが自社のものであることを検証する
- メール用 DNS レコードを設定 — 受信のための MX レコード、なりすまし対策の SPF / DKIM / DMARC レコードを DNS(ドメイン取得業者や Cloudflare 等)に追加する
- メンバーに法人メールアドレスを割り当て — ユーザーごとのアドレスや、共有メールアドレス・メーリングリストを作成する
- メールアプリをナビゲーションに追加 — 設定後、Lark アプリのナビにメールアイコンを出してメンバーが使えるようにする
ここで中小企業がつまずきやすいのが DNS 設定です。MX レコードを旧サービスのまま残すと受信できず、SPF を正しく書かないと送信メールが迷惑メール判定されやすくなります。とくにDMARC の設定は、取引先に確実にメールを届け、かつ自社ドメインのなりすましを防ぐうえで重要です。この辺りはLark セキュリティ・権限管理ガイドで扱う権限設計の考え方ともつながります。また、「同じドメインを2サービスで同時利用できない」制約があるため、移行は段階的な併用期間を設けるか、切替日を決めて一斉に移すかを事前に決めておく必要があります(次章の移行方式で詳述)。
なお、無料のStarterプランでも独自ドメインのメールは設定できます。「無料だから自社ドメインは使えないのでは」と思われがちですが、Lark では Starter / Pro / Enterprise のいずれでも法人メール(独自ドメイン)を利用できます。違いは送信上限とストレージ容量、そして管理機能の範囲です。
【要注意】Lark メールの送信上限 — プラン別の実務ボトルネックと回避策
結論: Lark メールには迷惑メール・なりすまし防止のための送信上限があり、Starterプランでは「1ユーザーあたり1日最大450通、うち外部受信者は最大200名まで」。Proプランでは「1日6,000通・外部受信者2,000名」まで緩和されます。この上限は共有メールアドレスやメーリングリストにも適用され、CC・BCC・エイリアスもカウント対象。一斉送信やメルマガ的な使い方をする場合は、無料枠では詰まる可能性が高いので要注意です。
Lark 公式ヘルプ「Lark メールの送信制限の紹介」(2026年10月当社確認)によると、送信上限はプラン別・制限対象別に次のとおりです。
| 制限の対象 | Starter プラン | Pro プラン |
|---|---|---|
| メンバー/共有アドレス単位(1日) | 最大450通 外部受信者 最大200名 |
最大6,000通 外部受信者 最大2,000名 |
| 法人全体(テナント単位・1日) | 450通 × メール利用者数 外部受信者 最大500名 |
6,000通 × メール利用者数 外部受信者 上限なし |
この表の読み方で実務上押さえるべきは次の点です。
- 外部受信者は「重複除去」でカウント — 同じ取引先に1日3通送っても、外部受信者としては1名分。社内宛て(内部受信者)はこの外部上限の対象外
- CC・BCC・エイリアスもカウント — 一斉送信で BCC に多数入れると、あっという間に外部200名の枠を使い切る
- リセットは毎日0時(UTC+0) — 日本時間では午前9時にカウントがリセットされる
- テナント全体の壁 — Starterでは、個人が200名まで送れても法人全体で1日500名の外部受信者が上限。ここに達すると全員が翌日まで外部送信できない
具体例で言えば、Starterプランの会社が新商品案内を取引先300社に一斉送信しようとすると、個人上限(外部200名)でも法人上限(500名)でも引っかかる可能性があります。日常の1対1・少人数のやりとりなら450通/200名で十分ですが、メルマガや大量一斉送信は Lark メールの想定外と考え、専用の配信サービスを併用するのが現実的です。社内のやりとりが中心で外部送信が限定的な中小企業であれば、無料のStarterでも日常業務は回ります。送信量が多い部門がある場合は Pro(6,000通・外部2,000名、テナント全体では外部上限なし)を検討してください。
4つの使い方と Gmail / Outlook / Microsoft 365 からの移行判断
結論: Lark 公式は、メールサービスの使い方を4つ用意しています。①Lark公式メールを新規に有効化する、②他社メールを Lark に移行して切り替える、③移行状態を保ったまま旧サービスと併用する、④Lark 上で他社メールにログインするだけ。新規立ち上げなら①、Gmail/Exchange からデータごと引っ越すなら②、慎重に併用したいなら③、まず使い勝手だけ試すなら④、と自社の状況で選びます。
Lark ヘルプセンター「Lark でメールサービスを使用する4つの方法」(2026年10月当社確認)の内容を、中小企業の判断軸で整理すると次のようになります。
| 使い方 | 向いているケース | ポイント |
|---|---|---|
| ①Lark公式メールを新規有効化 | これまで法人メールがなかった/新しいドメインを追加する | 追加のメール購入が不要。全メール機能+他Lark機能との統合を最初から使える |
| ②他社メールを移行して切替 | Gmail / Exchange / Zoho 等から過去メールごと完全移行したい | Zoho Mail・Gmail・Exchange・Tencent/Alibaba法人メール等に対応。移行完了後はLarkメールのみに |
| ③移行状態を保ち併用 | 旧サービスを使い続けつつ段階的に Lark へ寄せたい | 両方を同期し併用できるが、一部機能に制限。長期化すると同期遅延のリスク |
| ④Larkで他社メールにログイン | 切替せず、まず Lark 上でメールの使い勝手を試したい | 管理者設定不要で各自が設定可。ただし機能制限が多く、1人1アドレスまで |
判断のコツは、「過去メールを引き継ぐ必要があるか」と「管理者が一元管理したいか」の2軸です。過去のメール資産をそのまま持っていきたいなら②の移行、まったくの新規なら①、様子を見ながら慎重に進めたいなら③の併用です。④は手軽ですが、チャットへの送信・開封確認・メールの取り消し・自動転送・仕分けルールといった一部機能が使えず、管理者がメンバーのメールを管理できないため、恒久運用には向きません(移行が完了すれば全機能が使えるようになります)。
Microsoft 365(Outlook / Exchange)からの移行は、Exchange に対応しているため②の移行方式が使えます。ただし Teams や Office との兼ね合いで「メールだけ Lark、他は M365」とするか、全面的に Lark へ寄せるかは別途判断が要ります。ここはLark vs Microsoft Teams 比較やMicrosoft 365 値上げと移行判断が参考になります。
情シス向け・Lark メール導入の実装ステップ
結論: lark メールの導入は、(1)プランと移行方式の決定 → (2)ドメイン追加とDNS設定 → (3)テスト送受信と迷惑メール判定の確認 → (4)メンバー展開と社内教育、の順で進めるのが安全です。とくに「切替前に少人数でテスト送受信し、取引先に確実に届くか・迷惑メール扱いされないかを確認する」工程を飛ばさないことが、移行事故を防ぐ最大のコツです。
情シスが押さえるべき実装ステップを具体化します。
- プラン・移行方式を決める — 人数(20名以内ならStarter無料)、過去メール引継ぎの要否(②移行 or ①新規)、送信量(一斉送信が多いならPro)を棚卸しして決定
- ドメインを追加し DNS を設定 — 所有権確認(TXT)→ MX / SPF / DKIM / DMARC を設定。旧サービスの MX は切替タイミングを決めて外す
- 少人数でテスト運用 — 情シス+数名で先行アカウントを作り、社内外へのテスト送受信、添付、迷惑メール判定、カレンダー/チャット連携を確認
- 送信上限の運用ルールを周知 — Starterなら「1人1日450通・外部200名」を超える一斉送信は配信サービスを使う、等のルールを決める
- 全社展開と教育 — メールアプリをナビに追加し、基本操作(受信・返信・仕分け・検索)と Lark ならではの連携(メール→タスク/チャット)を短時間の社内説明で共有
- セキュリティ設定 — 迷惑メール・なりすまし防止、外部送信制限、サードパーティ製クライアントのログイン可否、メールフッターなどを管理コンソールで整える
この進め方は、メール単体の移行というより「連絡基盤の再設計」です。だからこそ、メールだけを孤立して移すのではなく、チャット・カレンダー・Base・承認までを見据えて設計すると効果が最大化します。全体の進め方は中小企業DXを90日で軌道に乗せる実践ロードマップの順番に沿うと、無理なく着手できます。
DNS設定・移行方式の選定を伴走します(無料相談・60分)
「MX / SPF / DMARC をどう書けばいいか分からない」「Gmail からの移行で過去メールを失わないか不安」——このあたりは最初の一度を間違えると取引先への送受信が止まります。無料相談では、御社のドメイン取得業者と現メール環境に合わせて、移行方式の選定とDNS設定の勘所をご一緒に整理します。
自社事例 — 240h→24h の一元化と「メールを孤立させない」設計
結論: 当社(アウフヘーベンジャパン株式会社・群馬県前橋市)の自社EC事業では、受発注・在庫・外注・経理連携がメール・チャット・Excel・紙に散らばった状態から Lark への集約を進め、月240時間かかっていた定型業務を24時間(90%削減)まで圧縮しました。効果の源泉は、メールを含む連絡と記録を「1つの箱」に集め、転記と確認の往復をなくしたことです。
当社がLarkコンサルティングを始める前、自社のEC事業では「取引先とのやりとりはメール、社内連絡はチャット、記録はExcelと紙」と情報が各所に分散していました。メールで届いた発注を見て、在庫Excelを開き、社内チャットで確認し、また別の台帳に転記する——この往復に膨大な時間を使っていたのです。ここを「散らばった業務情報を1つの箱に集め、転記と確認の往復をなくす」という一点に絞って設計し直した結果が、月240時間→24時間(90%削減)でした。
メール移行で言えば、よくある失敗は「メールだけを別ツールに移して、チャットや台帳とは相変わらず分断されたまま」というものです。これではメールの引っ越しをしただけで、往復の手間は消えません。lark メールの本質的な価値は、メールが同じアプリ内のチャット・カレンダー・Base・承認とつながり、メールで届いた依頼がそのまま社内の動き(タスク・承認・記録)に流れていくことにあります。メール移行を検討するなら、「メールを孤立させず、連絡と記録の一本化の入口にする」という視点で設計するのがおすすめです。業務データの一元化の考え方はLark Base が中小企業の業務効率を変える3つの理由で詳しく解説しています。
→ 「自社のメールと連絡を Lark に一本化できるか」を無料相談(60分)で確認する
よくある質問(FAQ)
Lark メールは無料で使えますか?
はい。lark メールは無料のStarterプラン(20名まで)に含まれており、法人メールのために追加料金は必要ありません。独自ドメインのメールもStarterで利用できます。ただし送信上限(1ユーザー1日450通・外部受信者200名)と、メッセージ等と共有の100GBストレージという制約があります。21名以上の利用や送信量の多い運用では Pro プラン(1ユーザー月1,420円・税抜・年払い)が目安です(2026年10月時点の公式公開情報)。
Lark メールで独自ドメイン(自社ドメイン)は使えますか?
使えます。Starter / Pro / Enterprise のいずれのプランでも、管理コンソールで自社ドメインを追加し、DNS に MX・SPF・DMARC 等のレコードを設定することで、info@自社ドメイン のような法人メールを運用できます。注意点として、同じドメインを2つのメールサービスで同時に使うことはできないため、既存のメールサービスから切り替える場合は旧サービス側のドメイン設定を外す必要があります。
Lark メールの送信上限はどれくらいですか?
Starterプランでは1ユーザーあたり1日最大450通、うち外部受信者は最大200名までです。法人全体では1日あたり外部受信者500名が上限になります。Proプランでは1ユーザー1日6,000通・外部受信者2,000名まで緩和され、テナント全体の外部受信者数は上限なしになります。外部受信者は重複除去されてカウントされ、CC・BCC・エイリアスもカウント対象、リセットは毎日0時(UTC+0。日本時間午前9時)です。大量の一斉送信やメルマガ用途には専用の配信サービスの併用が現実的です。
Gmail や Microsoft 365(Outlook)から Lark メールに移行できますか?
できます。Lark は Gmail・Exchange・Zoho Mail・Tencent/Alibaba 法人メール等からの移行に対応しています。使い方は4通りあり、過去メールごと完全に引っ越す「移行して切替」、旧サービスと併用する「移行状態の保持」、切替せず Lark 上で他社メールにログインするだけの方式などから、自社の状況に応じて選べます。Microsoft 365 は Exchange 経由で移行でき、「メールだけ Lark に寄せる」か「全面移行する」かは Teams/Office の利用状況とあわせて判断します。
Lark メールは Outlook などのメールソフト(IMAP/SMTP)から使えますか?
管理者が許可すれば使えます。Lark メールサービスを有効にした後、メンバーがメール設定でログイン専用パスワードを生成することで、Outlook などのサードパーティ製メールクライアントから IMAP/SMTP で Lark メールにログインできます。普段使い慣れたメールソフトを残しつつ、メールの実体を Lark 側に持たせる使い方が可能です。
Lark メールと Google Workspace / Microsoft 365 のメール、どちらを選ぶべきですか?
「メール代を抑えつつ、チャットや業務データベースまで1つに束ねたい」中小企業には Lark が有力です。Google Workspace(Business Starter 月800円)や Microsoft 365(Business Basic 月1,049円)はビジネスメールにユーザー課金が前提ですが、Lark は20名まで無料でメールを含むグループウェア一式が使えます。一方、デスクトップ版 Office が業務上必須、あるいは Teams/SharePoint に深く依存している場合は Microsoft 365 が適する場面もあります。自社の必須要件を洗い出して選定してください。
自社のメール環境をどう移すのが安全か迷ったら、無料相談(60分)で現状を伺いながら、移行方式とDNS設定まで整理できます。
まとめ — Lark メールは「無料で独自ドメイン」。要は送信上限と一元化設計
本記事の要点を整理します。
- lark メールは全プランで利用可。無料のStarter(20名まで)でも独自ドメインのメールを運用でき、Google Workspace や Microsoft 365 のようなメールへのユーザー課金が不要
- 最大の注意点は送信上限。Starterは1ユーザー1日450通・外部200名、法人全体で外部500名。CC/BCC/エイリアスもカウント。大量一斉送信は配信サービスを併用
- 独自ドメインは管理コンソール+DNS(MX/SPF/DMARC)で設定。同じドメインを2サービス同時利用はできないため、切替計画が必要
- 移行は4つの使い方から選ぶ。新規は①、Gmail/Exchange からの完全移行は②、併用は③、お試しは④
- 価値の本質は、メールがチャット・カレンダー・Base・承認と1画面でつながる一元化。当社はこの原理を自社EC事業で月240時間→24時間として実証済み
メールは毎日使うからこそ、孤立したまま別ツールに移すだけでは業務は変わりません。「散らばった連絡と記録を1か所に集めれば、転記と確認の往復が消える」——この原理に沿って、メール移行を連絡基盤の一本化の入口にできるかどうかが分かれ目です。御社のメール環境を Lark に寄せられるか、まずは現状の棚卸しからご一緒に始めませんか。
無料相談(60分) — 自社の「メール移行チェックリスト」を持ち帰れます
御社の人数・ドメイン・現メール環境(Gmail / Microsoft 365 / さくら等)から、最適な移行方式の選定・DNS設定の勘所・送信上限に詰まらない運用設計を整理し、チェックリストにしてお渡しします。群馬・前橋から全国へ、オンラインで対応します。
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Lark は ByteDance Ltd. の登録商標です。当社は Lark の導入を支援する独立した第三者コンサルティング事業者であり、ByteDance 社の公式機関ではありません。本記事中の Lark・Google Workspace・Microsoft 365 の料金・機能・送信上限に関する記述は、各社公式サイト(Lark 料金ページ・ヘルプセンター、Google Workspace 料金ページ、Microsoft 365 for business)の公表情報に基づく引用です(いずれも2026年10月時点で当社確認)。料金・仕様は改定される場合があり、新規契約の割引やキャンペーンが別途適用されることがあります。実際の導入・移行の判断は、必ず各社の最新の公式情報をご確認のうえ行ってください。クラウド利用・電子メール利用の統計は、総務省「令和6年 通信利用動向調査報告書(企業編)」に基づきます。