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Lark Sheets vs Excel 完全比較2026 — 共同編集・関数・料金で見直す中小企業のスプレッドシート戦略
「Excelファイルをメールで送り合ううちに、どれが最新版か分からなくなる」「同時に開くと『読み取り専用』になって、結局一人ずつしか編集できない」「共同編集したいだけなのに、Microsoft 365のライセンス費用が地味に重い」————このスプレッドシートの悩みに、Lark公式ヘルプとMicrosoft公式料金ページの一次情報だけで答えます。結論から言えば、Lark Sheets は「従来の表計算の使い勝手のまま、最大200人が同時にクラウドで共同編集できる」表計算ツールで、20名以下なら無料で使えます。一方の Excel はデスクトップ版の分析力・VBA・オフライン編集で依然として最強ですが、その真価(デスクトップ版Excel)を使うには Microsoft 365 Business Standard(1人月額2,098円・税抜)以上が必要です。本記事は、共同編集・関数・料金・連携の4軸で両者を公式情報ベースに徹底比較し、ExcelからLark Sheetsへ移行する実務手順とどちらを選ぶべきかの判断ガイドまで示します。群馬・前橋で自社EC事業を Lark に集約し月240時間→24時間を実証した当社の実装知見も併記します。
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スプレッドシート選びの難所は「機能があるか」ではなく、自社のどの業務をクラウド共同編集に載せ替えると効果が出るかの見極めです。当社は群馬・前橋で自社EC事業を Lark に集約し 月 240 時間 → 24 時間(90% 削減)を実証した実体験から、御社のExcel業務を棚卸しし、「移すべき表・残すべき表」の仕分けと移行手順(自社版)を60分の無料相談でお渡しします。Lark ありきではなく、Excelを使い続けるべき業務はそう正直にお伝えします。
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この記事でわかること
- Lark Sheets と Excel の使い分け早見表 — どちらがどの業務に向くかを一目で把握
- 共同編集・関数・料金・連携の4軸での徹底比較(すべて公式情報ベース)
- Lark Sheets の具体的な上限値(同時編集200人・セル5万文字・インポート容量など)と、正直な弱点
- 30名規模の料金シミュレーション — Lark と Excel(Microsoft 365)の実額比較
- ExcelファイルをLark Sheetsへ移行する手順と、どちらを選ぶべきかの判断ガイド
目次
- 結論 — Lark Sheets と Excel の使い分け早見表
- なぜ「Excel共同編集・ファイル受け渡し」が中小企業の時間を奪うのか
- Lark Sheets とは — クラウド共同編集の表計算(標準内蔵)
- Excel(Microsoft 365)とは — デスクトップ最強と、その料金・共同編集の前提
- 徹底比較 — 共同編集・関数・連携の3軸
- 料金シミュレーション(30名) — Lark と Excel の実額比較
- ExcelからLark Sheetsへ移す手順(インポート実務)
- どちらを選ぶ? — 中小企業のための判断ガイド
- 導入5ステップ + 当社事例
- よくある質問(FAQ)
- まとめ — 「Excelを捨てる」ではなく「共同編集を取り戻す」
結論 — Lark Sheets と Excel の使い分け早見表
結論を先に述べます。「複数人でリアルタイムに同じ表を触りたい・チャットや業務DBと地続きに使いたい」なら Lark Sheets、「重い分析・VBAマクロ・オフラインの作り込み・印刷レイアウトを極めたい」なら Excel——これが両者の本質的な住み分けです。どちらが優れているかではなく、用途が違うと捉えるのが正解です(はじめての Lark シート、2026年9月11日確認)。まず全体像を1枚の表にまとめます。
| 観点 | Lark Sheets | Excel(Microsoft 365) |
|---|---|---|
| 本質 | クラウド前提の共同編集スプレッドシート | デスクトップ前提の高機能表計算アプリ |
| 同時共同編集 | 最大200人がリアルタイム編集・自動クラウド保存 | 可(ただしOneDrive/SharePoint保存+ライセンスが前提) |
| 分析・自動化の深さ | 関数・ピボット・条件付き書式に対応(Base連携で高度化) | VBA・Power Query・大規模データで圧倒的 |
| オフライン編集 | クラウド前提(接続が基本) | デスクトップ版で完全オフライン可 |
| チャット/会議/DB連携 | ◯(同一アプリのチャット・Docs・Baseと統合) | ◯(Microsoft 365エコシステム内) |
| 料金(最小) | 無料(Starter・20名まで) | デスクトップExcelはBusiness Standard 2,098円/月〜(税抜) |
出典: Lark公式「はじめての Lark シート」、「シートに関するよくある質問」(最終更新2026-09-03)、Microsoft 365 料金(いずれも2026年9月11日確認)。料金・仕様は改定される場合があるため最新は各社公式ページをご確認ください。
ポイントは、「表計算の“計算力・作り込み”はExcelに一日の長がある」という事実を正直に押さえた上で、「複数人で同じ表を同時に触る“共同編集”の体験と、その導入コストではLark Sheetsが強い」という点にあります。とくに中小企業で毎日起きている「最新版どれ?」「ファイル送って」「開けない・上書きされた」といったムダは、そもそもファイルを受け渡す前提のExcel運用に起因します。ここをクラウド共同編集に置き換えるだけで、驚くほど時間が浮きます。まずは「なぜ今のExcel運用だと時間が溶けるのか」から見ていきましょう。
なぜ「Excel共同編集・ファイル受け渡し」が中小企業の時間を奪うのか
結論として、「Excelファイルをメール・チャット・USBで受け渡し、各自のPCで編集して戻す」という運用こそが、版ズレ・上書き事故・属人化を生む根本原因です。ツールが悪いのではなく、“ファイルを配って回収する”という前提が時間を奪っています。
典型的な失敗はこうです。ある担当者が在庫表や勤務表をExcelで作り、メールに添付して共有する。受け取った側が自分のPCで編集し、「〇〇_最新_v3_修正版.xlsx」といった名前で送り返す。気づけば同じ表が5個も6個も存在し、どれが正なのか誰にも分からなくなります。共有フォルダに置いても、同時に開けば「読み取り専用」になり、結局一人ずつしか触れない。締切直前に集計が必要なとき、この「順番待ち」と「版の突き合わせ」が致命的なボトルネックになります。
日本全体で見ても、中小企業のバックオフィス業務の非効率は生産性を押し下げる要因として繰り返し指摘されています(中小企業庁「中小企業白書」)。さらに、ツールを入れただけでは成果に直結しないのも事実です。IPA「DX動向2024」によれば、DXに取り組む企業は7割超(73.7%)に増えた一方、「成果が出ている」と答えた企業は6割台(64.3%)にとどまり、9割程度に達する米国と比べて道半ばとされています。表計算の共同編集化は、この「成果が出ないDX」を避ける、もっとも身近で効果の見えやすい一歩です。毎日全員が触るExcelだからこそ、ここを変えるインパクトは大きいのです(中小企業DXの失敗を防ぐ5ステップ)。
当社の自社EC事業でも、受注・在庫・スタッフ連絡と並んで「表の受け渡しと版の突き合わせ」が工数を圧迫していました。これらを Lark に集約し、在庫・シフト・売上集計をクラウドの共同編集シートに載せ替え、チャットと地続きにした結果、確認と転記だけで溶けていた月240時間を月24時間(90%削減)まで圧縮できています(自社EC事業の240時間→24時間の実例)。
💡 中間まとめ: Excel運用の時間ロスの正体は「計算機能の不足」ではなく「ファイルを受け渡す前提」です。“同じ表を全員が同時に触れる”状態を作れば、版ズレ・順番待ち・突き合わせの多くは消えます。まず自社の「受け渡しているExcel」を洗い出すことから始めましょう。自社のExcel業務の棚卸し(無料相談)はこちら →
Lark Sheets とは — クラウド共同編集の表計算(標準内蔵)
結論として、Lark Sheets は「従来の表計算のデザインをそのまま踏襲しつつ、編集をリアルタイムでクラウド保存する」共同編集スプレッドシートで、Lark に標準内蔵されています(はじめての Lark シート)。使い勝手はExcelに近く、学習コストは高くありません。
公式ヘルプで確認できる主な機能と上限は次のとおりです(シートに関するよくある質問、最終更新2026-09-03)。
- リアルタイム共同編集(最大200人) — 複数人が同時に同じシートを編集でき、変更はリアルタイムでクラウドに自動保存されます。「読み取り専用」で待たされることがありません。
- 編集履歴・セル単位の復元 — シート全体の編集履歴からいつでも過去バージョンに復元でき、セルを右クリックすればセル単位の編集履歴も確認できます。「誰かが上書きした」事故から立ち直れます。
- 関数・数式 — SUM・IF・VLOOKUP・SUMIFなどの一般的な関数に加え、IMPORTRANGEで他シートのデータを参照でき、参照元の更新は自動で同期されます。
- ピボットテーブル・グラフ・条件付き書式・フィルタ — 集計・可視化・データの絞り込みといった日常的な分析はひととおり可能です。
- @メンション・コメント — セルにコメントを付け、@で担当者を呼べば即座にLark通知が飛びます。表の中で会話が完結します。
- 上限値の目安 — 1つのシートに追加できるワークシートは最大400枚(シート300+Base100)、1セルの文字数上限は50,000文字、フィルタービューは150個まで。日常業務で上限に当たることはまずありません。
そして Lark Sheets 最大の価値は、チャット・Docs・Base・メールと“同じアプリの中”で地続きに使える点です。チャットで送られたシートのリンクは、そのグループに後から参加した人にも自動で権限が付与され、議事録(Docs)の中に表を埋め込むこともできます。逆に言えば、「表計算単体の機能の深さ」ではExcelに譲る部分もあります。公式ヘルプ上、Lark Sheetsは改ページの挿入・余白/ヘッダー/フッターの設定・全ワークシートの一括印刷には対応していません。凝った印刷レイアウトや帳票の作り込みはExcelの得意分野だと正直に押さえておきましょう。Base とシートの使い分けは Lark Base が中小企業の業務効率を変える3つの理由 も参考になります。
Excel(Microsoft 365)とは — デスクトップ最強と、その料金・共同編集の前提
結論として、Excel は「デスクトップアプリとしての分析力・自動化・オフライン編集」で依然として最強の表計算ツールですが、その真価(デスクトップ版Excel)と共同編集を使うには相応のライセンスとクラウド保存が前提になる点を理解しておく必要があります。
Excelの強みは明確です。VBAによるマクロ、Power Queryでの外部データ整形、100万行超の大規模データ処理、ピボットテーブルの成熟度、そして完全オフラインでの作り込み——これらは長年の蓄積があり、Lark Sheetsを含むクラウド系スプレッドシートが簡単に追いつける領域ではありません。財務モデリングや高度な分析、既存の巨大なマクロ資産がある業務では、Excelを使い続けるのが合理的です。
一方で、共同編集とコストには前提があります。Microsoft公式の料金体系(2026年9月11日時点)を見ると、Business Basic(1人月額1,049円・税抜・年払い)はWeb版・モバイル版のExcelのみで、いわゆる“いつものデスクトップExcel”は含まれません。デスクトップ版Excelを使うには、最低でもBusiness Standard(1人月額2,098円・税抜・年払い/月間契約なら2,518円)が必要です(Microsoft 365 Business Standard、2026年9月11日確認)。しかも複数人でのリアルタイム共同編集は、ファイルをOneDrive/SharePointに保存していることが前提です。つまり「ローカルに置いたExcelファイルを配って回収する」従来運用のままでは、Excelの共同編集機能は活きません。なお、Microsoftは2026年に一般法人向けプランの価格を改定しており(Business Basicは899円→1,049円、Business Standardは1,874円→2,098円に上昇)、コスト面の再点検は多くの企業で必要になっています(Microsoft 365 値上げ2026とLark移行の考え方)。
徹底比較 — 共同編集・関数・連携の3軸
結論として、共同編集の手軽さ・連携の広さではLark Sheets、関数と分析の深さではExcel——という結果になります。料金は次章で詳しく扱うとして、ここでは機能面を3軸で比較します。
| 比較軸 | Lark Sheets | Excel(Microsoft 365) |
|---|---|---|
| ① リアルタイム共同編集 | ◎ 最大200人が同時編集・自動保存。リンク共有だけで開始 | ◯ 可。ただしクラウド保存(OneDrive等)とライセンスが前提 |
| ② 版管理・復元 | ◎ 全体・セル単位の編集履歴から復元。版が1つに統一される | ◯ バージョン履歴あり(クラウド保存時)。ローカル運用だと版が乱立 |
| ③ 関数・数式 | ◯ SUM/IF/VLOOKUP/IMPORTRANGE等の一般関数・ピボット・条件付き書式 | ◎ 関数の網羅性・ピボットの成熟度が高い |
| ④ 高度な自動化 | △ シート単体は標準機能中心(Base連携で高度化) | ◎ VBAマクロ・Power Query |
| ⑤ 大規模データ・オフライン | △ クラウド前提 | ◎ 大規模データ・完全オフラインに強い |
| ⑥ 印刷レイアウト | △ 改ページ・ヘッダー/フッター等は非対応 | ◎ 帳票・印刷の作り込みに強い |
| ⑦ チャット/DB連携 | ◎ 同一アプリのチャット・Docs・Base・メールと統合 | ◯ Microsoft 365エコシステム内で連携 |
出典: Lark公式「はじめての Lark シート」・「シートに関するよくある質問」(2026-09-03更新)、Microsoft 365 料金・機能(2026年9月11日確認)。評価記号は本記事による相対比較の目安です。
この表を素直に読むと、「表そのものの作り込み・分析・自動化」はExcel、「複数人で同時に触る・版を1つに保つ・チャットや業務DBと地続きに使う」はLark Sheetsという強みの棲み分けが見えてきます。とくに中小企業で日常的に起きる「在庫表を全員で更新」「シフト表を各店から入力」「売上を各担当が随時記入」といった“みんなで同じ表を育てる”業務ほどLark Sheetsの共同編集が効きます。逆に、経理の精緻な財務モデルや、既存の重いマクロ資産がある業務はExcelを残すのが賢明です。Lark全体と他ツールの比較は Lark vs Google Workspace や Lark vs kintone も併せてご覧ください。
御社のExcelの「どれをLark Sheetsに移し、どれを残すか」を60分で仕分けします
「在庫表・シフト表・売上集計は共同編集向き」「財務モデルとマクロ資産はExcel継続」——実際のファイルを見ながら、無料相談で移行対象の仕分けと移し方をその場でご提案します。全部を無理にLarkへ移すことは勧めません。
料金シミュレーション(30名) — Lark と Excel の実額比較
結論として、「共同編集ができる表計算」を30名に用意する場合、Lark Pro なら年約51万円で表計算“以外”も全部込み、デスクトップExcelを使うMicrosoft 365 Business Standardなら年約76万円——という試算になります。しかもLarkは20名以下なら無料で始められます。
| プラン | 料金(1人/月・税抜) | 30名の年額(目安) | スプレッドシート |
|---|---|---|---|
| Lark Starter(無料) | 0円(20名まで) | 0円 ※20名以内なら | Lark Sheets 利用可 |
| Lark Pro | 1,420円(年払い) | 約51万円(1,420×30×12) | 内包(チャット・会議・Base・AIも全部込み) |
| M365 Business Basic | 1,049円(年払い) | 約38万円 | Web/モバイル版Excelのみ(デスクトップ版なし) |
| M365 Business Standard | 2,098円(年払い) | 約76万円(2,098×30×12) | デスクトップ版Excel+Teams+1TB |
出典: Lark公式料金プラン(Starter 0円・20名/Pro 1,420円・税抜・年払い)、Microsoft 365 料金(Business Basic 1,049円/Business Standard 2,098円・いずれも税抜・年払い)。すべて2026年9月11日確認。年額は概算(税抜)で、実際は課金単位や為替・改定で変動します。
数字の読み解き方が重要です。単純に「表計算だけ」を比べるなら、Web版Excelで足りる会社はM365 Business Basic(1,049円)で十分で、Larkが無条件に安いわけではありません。しかし多くの中小企業は、表計算に加えてチャット・ビデオ会議・メール・ファイル共有・(場合によっては)業務DBを必要とし、それぞれに別々のSaaS費用を払っています。Lark Pro の1,420円には、共同編集の表計算だけでなく、チャット・最大500名のビデオ会議・メール・共同編集ドキュメント・Lark Base・AIまで含まれます。一方でデスクトップExcel目当てにBusiness Standard(2,098円)を全員に配ると、30名で年約76万円。「すでに複数のSaaSに払っている」会社ほど、Larkへの統合で総額を下げつつ共同編集の表計算も手に入る——この総額比較が判断の軸になります。料金の全体像は Lark 料金プラン完全ガイド2026 にまとめています。
ExcelからLark Sheetsへ移す手順(インポート実務)
結論として、既存のExcelファイルは、Lark Docsのホーム画面から「アップロード>インポート」でLark Sheets(または Lark Base)に変換して取り込めます。ゼロから作り直す必要はありません(はじめての Lark シート)。
- インポートする — Lark Docs のホーム画面右上の「アップロード > インポート」から.xlsx/.csvを選択。表形式ファイルは「シート」か「Base」のどちらに変換するか選べます(高度なデータ処理はシート、表示と自動化はBase)。
- 容量の目安を押さえる — .xls/.xlsxは、デスクトップ版アプリからは最大20MB、Web版からは最大800MB(画像を除くと20MB)までインポート可能。それ以外の形式は最大20MBです。大きすぎるファイルはシートを分割してから移すのがコツです。
- 共有・権限を設定する — シート右上の「共有」から共同編集者を招待するか、チャットにリンクを送って権限を付与。グループに送れば後から参加した人にも自動で権限が付きます。
- “受け渡し”をやめる — 移行後は「ファイルを送る」習慣を止め、常に同じシートのリンクを開く運用に統一。これで版の乱立が止まります。
- Baseへの発展を検討する — 「一覧で集計・分析したい」「入力フォームや自動化を組みたい」段階になったら、シートからBaseへ育てます。ExcelからBaseへの移行は Lark BaseへExcel業務を30日で移行する手順 が詳しいです。
移行のコツは、「全部を一度に移さない」ことです。まず“みんなで受け渡している版が乱立しがちな表”(在庫表・シフト表・売上集計など)を1〜2枚だけ移し、共同編集の快適さを体感してから広げるのが失敗しない進め方です。逆に、精緻なマクロや複雑な帳票印刷を含むExcelは無理に移さず、当面はExcelのまま運用して構いません。
どちらを選ぶ? — 中小企業のための判断ガイド
結論として、次のいずれかに当てはまるならLark Sheets、そうでなければExcel継続(または併用)が目安です。両者は排他ではなく、共同編集はLark Sheets・作り込みはExcel、と併用するのが現実解です。
Lark Sheets(への移行)が向くケース:
- 複数人が同じ表を同時に更新する業務がある(在庫・シフト・売上・進捗など)
- 「最新版どれ?」「ファイル送って」の受け渡しストレスを今まさに感じている
- チャットや会議・ドキュメントもまとめて1つのアプリに集約したい
- 20名以下で、まず無料で共同編集を試したい
- すでに複数のSaaSに払っており、総額を下げたい
Excel継続が向くケース:
- VBAマクロ・Power Queryなど既存の資産・高度な自動化がある
- 財務モデリングなど関数・分析の深さが業務の核心
- 完全オフラインでの作業や、凝った印刷帳票が必須
- 100万行級の大規模データを日常的に扱う
多くの中小企業にとって現実的なのは、「日常の共同編集業務はLark Sheetsに移し、専門的な作り込みはExcelを残す」併用です。すべてをどちらか一方に寄せる必要はありません。自社にとっての最適な線引きは、実際の業務とファイルを見ながら決めるのが確実です。Lark導入の全体像は Lark DX 完全ロードマップ2026、他ツールとの総合比較は Lark vs Microsoft Teams も参考にしてください。
導入5ステップ + 当社事例
結論として、Lark Sheetsの立ち上げは「無料で始める→受け渡し表を1枚移す→共同編集を体感→運用ルール化→Baseへ発展」の5ステップで、小さく始めて広げるのが失敗しないコツです。
- 無料のStarterで始める — 20名以下ならまず無料で。Lark Sheetsを1枚作り、共同編集の感触をつかむ。
- “受け渡している表”を1枚だけ移す — 在庫表やシフト表など、版が乱立しがちな表を1枚インポートし、関係者を招待。
- 共同編集を体感し、受け渡しをやめる — 「ファイルを送る」を禁止し、全員が同じリンクを開く運用に。版ズレが消える体験を共有する。
- 運用ルールを決める — 誰が編集・誰が閲覧か、権限の付け方を決める。コメントと@メンションで表の中に会話を集約。
- Baseへ発展させる — 集計・フォーム入力・自動化が必要になったら、シートからLark Baseへ。段階的に業務DB化する。
ここで重要なのは、最初から全社・全ファイルを移そうとしないことです。当社の自社EC事業でも、いきなり全部を移したわけではありません。まず「受け渡しでムダが出ていた在庫・売上まわりの表」からクラウド共同編集に載せ替え、チャットと地続きにした結果、確認・転記・突き合わせで溶けていた月240時間を月24時間(90%削減)まで圧縮できました。表計算の共同編集化は、成果が目に見えやすい最初の一歩です。当社の支援内容は Lark導入支援サービスにまとめています。
よくある質問(FAQ)
Q1. Lark Sheets は無料で使えますか?
A. はい。Lark Sheets は Lark に標準内蔵された機能で、無料の Starter プラン(20名まで)でも利用できます。リアルタイム共同編集・関数・ピボット・条件付き書式まで追加料金なしで使えます。21名以上になると Pro プラン(1人月額1,420円・税抜・年払い)が必要ですが、Lark Sheetsはそのプランに内包され、表計算のための追加費用は発生しません(Lark公式料金プラン、2026年9月11日確認)。
Q2. 既存のExcelファイルはLark Sheetsに移せますか?
A. 移せます。Lark Docsのホーム画面から「アップロード>インポート」で.xlsx/.csvを取り込み、「シート」または「Base」に変換できます。.xls/.xlsxはデスクトップ版アプリから最大20MB、Web版から最大800MB(画像を除くと20MB)までインポート可能です(Lark公式・はじめての Lark シート、2026年9月11日確認)。
Q3. 何人まで同時に共同編集できますか?
A. Lark Sheets は最大200人が同時に共同編集でき、変更はリアルタイムでクラウドに自動保存されます。1セルの文字数上限は50,000文字、1つのシートに追加できるワークシートは最大400枚です(Lark公式・シートに関するよくある質問、2026-09-03更新)。
Q4. デスクトップ版Excelを使うにはいくらかかりますか?
A. Microsoft 365 の場合、Business Basic(1人月額1,049円・税抜・年払い)はWeb版・モバイル版のExcelのみで、いつものデスクトップ版Excelは含まれません。デスクトップ版Excelを使うには、最低でもBusiness Standard(1人月額2,098円・税抜・年払い)が必要です(Microsoft 365 料金、2026年9月11日確認)。
Q5. Lark Sheets と Lark Base はどう違いますか?
A. Lark Sheets は「高度なデータ処理に適した表計算」、Lark Base は「データの表示と自動化に適した業務DB」です。自由な計算やアドホックな集計はシート、案件・顧客・在庫などを構造化してフォーム入力や自動化を組むならBaseが向きます。まずシートで軽く始め、必要になったらBaseへ発展させるのが自然です。無料相談で御社の業務に合った使い分けを中立に診断します。こちらからお申し込みいただけます。
まとめ — 「Excelを捨てる」ではなく「共同編集を取り戻す」
Lark Sheets は、従来の表計算の使い勝手のまま最大200人がリアルタイムで共同編集でき、20名以下なら無料で使えるクラウド表計算です。関数・分析・オフライン・印刷帳票の作り込みではExcelに一日の長がありますが、「複数人で同じ表を同時に触る・版を1つに保つ・チャットや業務DBと地続きに使う」体験と、その導入コストではLark Sheetsが有利です。要はExcelを捨てるのではなく、受け渡しでムダが出ていた業務の“共同編集”を取り戻すという発想。まずは在庫表やシフト表を1枚、無料のStarterでLark Sheetsに移すのが失敗しない第一歩です。当社は群馬・前橋で自社ECの業務を Lark に統合し月240時間→24時間を実証した実装知見から、御社のExcel業務のうち「移すべき表・残すべき表」を中立に仕分けし、移行手順までご提案します。
関連: Lark Base 3つの理由 / Excel業務を30日で移行 / Lark vs Google Workspace / 料金プラン完全ガイド2026
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